昨年末に検査依頼していた遺伝子検査の結果が出ました。
最近、結果の判定に間違えのない遺伝子検査に頼りっぱなしです(笑)
と言っても、今回の検査は疾患の検査ではなく、毛色遺伝子の検査です。
病気の遺伝子検査については最後にちょっとだけ触れます
( ̄∇ ̄*)ゞ
さて毛色遺伝子の検査!興味ある人はいるのかな?
な~んと!毛色遺伝子の検査はこれだけ沢山のことがわかります♪
アグーチ遺伝子: 全品種
アルビノ遺伝子: シャム猫、ビルマ猫
アンバー遺伝子: ノルウェージャンフォレストキャット
ブラウン・チョコレート・シナモン遺伝子: 全品種
ダイリュート遺伝子: 全品種
グローブ(白班遺伝子):バーマン、ラグドール、メインクーン、シャム、サイベリアン 、スフィンクス
カラーポイント制限遺伝子: 全品種
ロングヘアー・ショートヘアー :全品種
アルビノとかグローブ、ロングヘアー・ショートヘアーなんかは、結構興味ありです。
事前に遺伝子検査をして毛色遺伝子を確認しておけば、
ほぼ間違えなく自分の理想的なにゃんこを誕生させる事が可能です。
遺伝子検査でこれだけの情報を得ることが出来れば、
経験に頼らなくても簡単にスタンダードを守る事が出来てしまいます♪
すごい時代ですね(=^ェ^=)
ところで何で私が毛色遺伝子検査を依頼したかと言うと、
白いロシアンブルー・ブルーポイントに関係しています♪
以前のブログで書いた通り、私は白いロシアンブルーの誕生させるために一生懸命勉強しました(笑)
で、今現在我が家には6匹のロシアンブルーがいます。
その内、白いロシアンブルー・ブルーポイントが3匹。
ブルーポイントの遺伝子を持ったロシアンブルーが2匹。
上記5匹は親兄弟や血統などから、ポイント遺伝子があることはわかっていました♪
が、しかし・・・あと1匹のポイント遺伝子がわからなかったんです( 一一)
ロシアンブルー・ブルーポイントについてはみんカラでもそうですが、
みんカラユーザー以外の方からの注目度も高く、何件かメッセージいただいています。
そこで、ポイント遺伝子の検査をしたわけです(=^・^=)
検査機関は海外なので、クリスマスやニューイヤーが重なり1か月以上もかかりました・・・
で、届いたメールに添付してあったデータが↓これ!
やっべぞ(+o+)
子供の時にちゃんと勉強しておけばよかった・・・
それでも事前にブルーポイントの勉強をしていたので辛うじてわかることが。。。
C/C FULL COLOR
私が望んでいたのは
C/Csなので・・・
遺伝子検査の結果。この子にポイントカラーの遺伝子はありませんでした(-.-)
前向きに検査結果を受け入れると、正真正銘のロシアンブルーです(笑)
当たり前といえば当たり前なのですが・・・ポイントの遺伝子を持っていないと言うことは。
この子の赤ちゃんは、全てブルーの子が生まれてくることが決定です・・・
まぁ。しょうがない。
長い目で、カワイ子ちゃんの誕生に期待して行くとします。
さて!最後に疾患の遺伝子検査について簡単に。
例えばアビシニアン・ソマリの遺伝性疾患!
進行性網膜萎縮症 (PRA: Progressive Retinal Atrophy)
ビルビン酸キナーゼ欠乏症(Pyruvate Kinase Deficiency)
は、遺伝子検査で事前に情報を得ることができます。
具合が悪くなる前に遺伝性疾患の遺伝子があるか否かを検査しておけば、
早期治療にとても有効です。
そのほかの猫種でも代表的な遺伝子疾患の遺伝子検査ができますよ!
低カルシウム血症ポリミオパチー (Familial Episodic Hypokalaemic Polymyopathy):ビルマ猫
GM2ガングリオシドーシス (Gangliosidosis GM2):ビルマ猫
グリコーゲン貯蔵病 (Glycogen Storage Disease):ノルウェージャンフォレストキャット
肥大型心筋症(HCM: Hyperthrophic Cardiomyopathy):ラグドール、メインクーン
ムコ多糖症(Mucopolysaccaridosis):ラグドール、シャム猫と関連品種
ニーマンピック病(Neimann Pick Disase):シャム猫、ビルマ猫
多発性嚢胞腎 (Polycystic Kidney Disease) : ペルシャ猫と関連品種
進行性網膜萎縮症 (PRA: Progressive Retinal Atrophy) : オリエンタルショートヘア、シャム、コーニッシュレックス、ベンガル、オシキャットの関連品種
ビルビン酸キナーゼ欠乏症(Pyruvate Kinase Deficiency): ベンガル、短毛・長毛の雑種猫、メインクーン、ノルウェージャンフォレスト、サイベリアン、シンガプーラ
脊髄性筋萎縮症 (Spinal Muscular Atrophy);メインクーン
具合が悪くなってからいろいろな検査をしても早期治療にはつながりません。
定期的な健康診断も大切ですが、事前に遺伝子レベルで検査をしておけば、
発症した時にわが子の遺伝性疾患の情報を獣医さんに伝えられるので、早期治療を開始できます。
下痢で悩んでいる方いませんか?コクシジウム・ジアルジア・トリコモナスなど・・・
何度も何度も陰性になるまで検査していませんか?
遺伝子検査なら一回の検査で原因を特定できます。
結膜炎・涙目・鼻水で悩んでる人いませんか?ヘルペス・カリシ・クラミジア等!
血液検査等を何度もしていませんか?
遺伝子検査なら一回の検査で原因を特定できます。
まだまだ、遺伝子検査なら特定できる病気が沢山あります。
血液検査・抗体検査・抗原検査等、訳が分からなく色々な検査をしていませんか?
遺伝子検査で原因を特定すれば、対処治療ではない治療を
愛猫の為に出来るのではないでしょうか?
愛猫を助けられるのは、お父さんとお母さんだけです!獣医さんではありません。
わが子の状態を一番知っているのは、お父さんとお母さんです。
わが子の事をよく理解したうえで、かかりつけの獣医さんに相談して、
納得のいく治療方法を提案していただければ、以外にあっさり症状が回復しますよ!
獣医さんは総合職です。
アビシニアンの事をよく知っていますか?ラグドールの事をよく知っていますか?
幅広い知識を持って我が子達の治療に専念していただいているのは間違えないと思いますが、
我が子の事だけは、お父さんとお母さんのほうが知っていますよね!?
困った時には、950がこんなこと言っていたなっ!って、思い出してね(=^・・^=)