HIDフォグ　バッテリー直結ハーネス加工

フォグランプのHID化をした際に、電源をバッテリーから直接取り出す、いわゆる「バッ直」を行ったので紹介します。

ＸＶの元々付いているフォグランプはPSX24Wと言う規格のバルブでポジションランプ程度の明るさしかなく、車両に装備されているハーネスを電源とした場合十分な電圧が供給出来ないと思われます。

HIDは必要な電圧供給が行われないと、十分な明るさが得られなかったり、不点灯になったりと安定した点灯が出来ないと言うことなので、バッ直が必要になるようです。

当初、HID化する際に何も予備知識が無かったので、色々と調べてみたのですが、情報が少なくてバッ直が必要かどうか分かりませんでした。
そのため購入したHIDキットにはバッ直用のハーネスが付属していなかったため元々の電源に直接接続したところ、左側は不点灯、右側は明るさが少し暗めと言う状態になりました。
初めは不点灯が配線ミスかと思いましたが、電源供給の問題でした。

HIDのバッ直にはいくつかのメーカーから専用キットが市販されています。
fclのFHID-HB4RELAYと言う電源安定用リレーハーネスを使いました。
これはフォグランプのオン、オフ用コネクターがHB4型になっているタイプです。

ハーネスキットの内容は、
①リレー
②右用バラスト用コネクター
③左用バラスト用コネクター
④信号入力用（車両側フォグ電源）コネクター
⑤バッテリーのプラス接続用端子
⑥アース用端子

そのままでは、使いづらいので加工を加えました。

接続イメージ図です。
一番上と下の図バッ直前の状態です。
交換済みのプロジェクターフォグにHIDキットを組み込んで、電源は一旦車両側ハーネスに直接接続してあります。
その状態にバッ直ハーネスを接続します。

購入したハーネスキットは各アース端子が右用と左用でそれぞれ別の端子となっていましたが、これらの端子は切断してハーネスの延長を行うと共に、２本を１本にまとめてバッテリーのマイナス端子へ接続出来るように加工しました。

加工後の状態です。
①〜⑤は前図の接続イメージの中の①〜⑤です。

①と②のバラスト用アースは１本にまとめて⑤になっています。
④のバッテリープラス端子接続用ハーネスも延長しました。

バラスト接続用のコネクターは防水コネクターが使われていますが、他の部品は防水処置がされて無く端子がむき出しでした。
一番上はリレー、中央はフューズボックス、下は信号入力用コネクターです。

防水してなくても大丈夫？
普通は大丈夫じゃ無いと思うので、ホルツのブラックシーラー等でシールしました。
フューズボックスはエーモンのLED取付けラバーでキャップの継ぎ目を巻きつけて防水。

アース線を２本から１本にまとめる加工は写真の様に行いました。
先ずは３本をはんだ付け。
その上にエーモンの収縮チューブを被せて防水しますが、
私の場合、太さの異なるチューブを３段階に使い分けて被せます。
これだけでは２又になっている部分から水が侵入するので、ブラックシーラーを塗布して、最後に一番太いチューブを被せて覆ってしまいます。

バッテリーのプラス端子とマイナス端子に接続して完了です。