接待の一軒目
相手を待つ間に雨の窓外を見る。
待たされてイライラするのも仕事を続けていればこそで、仕事をやめればストレスから解放されるが同時に人生の張り合いも失われるであろう。
向かいの喫茶店も客が引き多くの人は家路を急ぐのに、これから夜の接待・・・・
3時間後、接待も無事終わり接待に協力してくれた方々をねぎらうために件の焼き肉屋に先に入る。
静かな室内に微かに流れるBGMに小時孤独を愉しむ。
やがて嬌声とともに女性達が入室。
仕事から解放された女性達の食欲は旺盛で・・・・
予約しておいた“上モモ”
午前2時過ぎ、小宴も終わり三人に見送られてタクシーに乗り込んだ私に運転手が、
「ずいぶん大人数でしたね」
「なんであの子達がいたかわかりますか?」
「・・・・・接待の後で女性達をねぎらったんでしょ。大変ですねえ」
老運転手の推測は「中らずと雖も遠からず」で、彼の運転手としての経験から言ったことか、過去の経歴から出たものなのか知る由もないが、深夜に老運転手の過去が一瞬垣間見えたようだった。
Posted at 2011/09/28 22:19:20 | |
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