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semir@E46のブログ一覧

2017年09月02日 イイね!

操縦安定性

Twitterを見ていると、W205とアテンザのエルクテストでの比較動画を挙げて、メルセデスは本当に日本車より優れていると言えるのだろうかとの投稿がありました。

https://m.youtube.com/watch?v=06y2ZRPglsI
気になったので動画を再生してみると…






リアをグリップさせながらドライバーの思い通りに曲がるアテンザに対し

同じ事(時速72km/hでコーナーに突入)をして


リアをスライドさせてしまうW205





FRらしい挙動といえばそれまでですが、本来メルセデス・ベンツはドライバーがミスしても機械の方で抑えてしまおうと色々制御している車なはず。それだけに、こういう性格でいいのかなぁ?と思いましたね。

因みにこのツイートに対して、アテンザはFFなのに対してw205はFR。FRの特性を理解した上で操縦していないからw205が可哀想とのリプがありましたが、メルセデスのような実用車の場合は特別な腕を持たない普通のドライバーが緊急時に操作して如何に安全に走れるかが大事なわけですからね…
そんな訳で、FRだから仕方がないとは言えないと思うのです。

それをより一層思わせるのが同じくFRのBMWがエルクテストをした際の動画です。
ドライバーの腕を信じて、アクセル操作次第では姿勢を変えられるとされているBMWですが
https://m.youtube.com/watch?v=i9HvFJDmsBk
w205よりもよっぽど安定しているという…














若干条件は異なりますが、時速80kmで進入しても


キチッとリアが路面を掴んで綺麗に曲がり、見事にクリアしています。

同じサイトでCクラスクーペの動画も載っていたので見てみましたが、やはりW205はケツが流れてますね…
https://m.youtube.com/watch?v=XYqmHTex9rw
近頃のメルセデスはリアをスライドさせ易い特性を持たせることで、FRらしいスポーティーさというものを表現しようとしているという事なのでしょうか?

















専門家でもないので分かりませんが。

かつてのメルセデスはこういう車ではありませんでした。
こちらは1986年頃のW126とE32、X40の比較動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=lYd7HjoL46A
5分15秒からのダブルレーンチェンジからのフルブレーキングのテストでは当時だとESPやトラクションコントロールが普及していなかったにも関わらず、W126は安定した姿勢でキッチリと止まっています。












その一方で、BMW E32


やジャガーXJ(X40)は


リアがスライドして、E32に関してはスピン

してしまっています。
この様に、嘗てのメルセデスは他メーカーの車と比較してリアがブレイクし難く、素人でもいざという時に操縦し易い車に仕上がっていたのです。
間違いなくこうした特性の方が、実用車として見た際は正しいと思います。
特にCクラスはちょっといい車に乗りたいと考えるおじいさんや、ベンツに乗って見たいと思うマダム層が乗ったりすることもある車のため尚更です。
確かにW205のようなケツを流せる車は楽しいかもしれませんが、それ相応の腕が必要になりますからね。

それなのに何故、メルセデスはW205にこの様なシャシーセッテイングをしてしまったのでしょう?
Posted at 2017/09/02 01:55:02 | コメント(7) | トラックバック(1) | 日記
2017年08月24日 イイね!

メルセデスの暗黒時代

この記事は、カスな車について書いています。

メルセデス・ベンツといえば、世界の自動車のベンチマークとされてきたメーカーでしたが、90年代末から2000年代初頭にかけてはコストダウンによる品質低下で識者からは大いに批判されたものでした。
その中でも、W168がカスモデルとの事ですが、個人的にはW203もなかなかだと思います。
新車当時よりW202比でのコストダウン(内装の質感、足回りなど)で大いに批判されたW203でしたが…
では何処がダメなのか?

それは耐久性の低下ですね。
経年劣化で部品交換が必要となるのは仕方がないとしても、普通では考えられない様な部分が壊れたりしますので…
ではいくつか例を上げていこうかと思います。

①ATFに冷却水が混ざる
これは、前期〜中期型にかけてでかなりの確率で起こるそうです。
ラジエーターがATFクーラーを兼任しているのですが、ラジエーターの構造上の欠陥よりラジエーターの水がATFに混ざり、最終的にはATを破壊してしまうのです。
距離は関係なくバレオ社のラジエーターが付いている個体に多く見られ、走行5万キロでもミッションブローすることがあるのだとか。
http://inazumi1723.blog.fc2.com/blog-entry-70.html
この事案はどうやらW210やW211でも見られるようです。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1284083372?__ysp=VzIwMyBBVEYg5Ya35Y205rC0
いくらボディの出来が良く経年劣化が少ないとしても、トランスミッションが5万キロで壊れてしまうようではどうしようもありませんね。
そんな車、維持費が高すぎてとてもじゃないですが長く乗れません。
メルセデスの売りであった高品質は何処へやら。
”BMWは車の様なものを作っているが、我々の製品とは出来が違う”だとか、”BMWはメルセデスベンツ比でコストダウンと妥協の産物”などと広告を出したりもしていた様ですが、W203の同世代E46のGM製ATはATF無交換で22万キロ、ZFでATF交換しながら27万キロ走りきった個体が確認されています。
さて、5万キロで壊れてしまうATを搭載したメルセデス W203とATノーメンテで22万キロ持ってしまうのE46、どちらが高品質と言えるのでしょうかね…

②ドアハンドルが取れる。
この時代のメルセデスはコストダウンがひどく、その一例がドアハンドルです。
その樹脂感丸出しの質感は同世代のライバルE46やB6型 A4にとても及ばないものです。
そして、そんなドアハンドルが経年劣化と共に折れてしまうのです
E36系のBMWもプラスチックが弱いことで有名ですが、ドアハンドルが取れるなんていう車は聞いたこともありません。
W203ではドアハンドルが取れるのはかなりの定番トラブルの様で、応急処置として針金で固定したりすることもあるそうです。
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1056805/1080154/89896111
知人が乗っていたW203は他にもオルタネーターやセンサー類が壊れたりもしましたが、その辺りは古い外車なので仕方がないです。
でも、今回挙げた2点は低品質、或いは設計不良による耐久性の低下としかいえません。
ドアハンドルが取れてしまうのはまだ可愛げがありますが、2000年代の外車なのに5万キロ程度でもATが壊れるって、ちょっと考えられませんよね。
メルセデスが高品質であり長い間乗れるという伝説は過去のものになってしまった様に思います。

続いては、日本仕様車の作り込みについて

w203型のCクラスの内装を見ていましたがシフトゲートを見るとゲンナリしました
メルセデスは右ハンドル仕様でも、左ハンドルと同じシフトゲートを使っているため、走行中ギアがどこに入っているのかわかりづらいのです。

かたやE46はきちんとハンドルの向きに合わせてシフトゲートを作り変えています。

細かいところですが、こういうところが多少ながらもユーザー満足度への影響を与えると思うのですけどね…

W203は新車当時、福野礼一郎が”メルセデスも堕ちたな”とか、”スポーツクーペとE46 tiの比較ではtiが秀作、スポーツクーペはゴミ”と書いたり、マガジンx誌でまるで日本車と書かれたりした訳ですが、調べれば調べるほどお粗末な実態が露わになりますね…
Posted at 2017/08/24 15:35:50 | コメント(4) | トラックバック(1)
2017年08月21日 イイね!

自動車小説(B5 A4 1.8T 後編)

ダチに運転を任せてイタリア街を抜け、寄り道をしつつ千葉に向かう。



ありがちな公道を模したテストコースではダチはギアを落とし、アクセルをベタ踏み。
ぬえわkmに達する。
しかし、車は全くぶれない。
それどころか、その辺りでピントが一番あってくる印象だ。
この安定感はE46ですら味わえないものだ。

するとダチは言った。
『semirにBMW乗せてもらうまでは外車なんて値段が高いだけだと馬鹿にしてたけど、そんな事は無かったんだね。やっぱり凄いよ、ドイツ車は。何この硬いボディ。何この13万キロ走ってお疲れ気味のショックでもビシッと走る直進安定性。こんなの、R32や親のプレミオじゃ絶対に体験出来ないよ。外車の素晴らしさって、やっぱり乗らないとわからないね。いや〜、本当に凄いよ。だって17年前の設計の車でしょこれ。』
『いや、1994年登場だから23年以上前の設計だね。OOのR32は1993年型でしょ?あの車の売られていた当時に、アウディはこんな車を作っていたわけよ』
とオレは言う。

『R32ですら、ボディ剛性は高い方と言われていたのに、それでもアウディとはこんなに差をつけられていたのか…
まるでR32が豆腐で、A4は金庫。それくらいの差があるなぁ…
今まで、外車バカにしててゴメンなさいw』
とダチ。

ドイツ車ならではの走行安定性の高さを身を以て知ってもらえたのはとても良かった。

続いて、ワイディングへ

カーブでアンダーが出たらアクセルを踏むと曲がるという普段FRに乗っている身からすれば不思議なハンドリングである。

クワトロのトラクションの良さのおかげもあり、小雨の降る中安心して山道を乗り越えられた。アウディを借りて正解だった。

走りを満喫すると、鴨川のまるよでランチだ。
クワトロ乗ってトロを食べに行くと言うクソつまらない駄洒落が浮かび苦笑しつつ、美味しく頂いた。

さて食べ終えると今度はオレの運転で山を越える。
この頃になると、オレもMTの感触を取り戻して普通に運転できる様なっていた。そこでエンジンを回し気味に走ってみた。
だがしかし、BMWのエンジンほどには上が気持ちよく吹けない様に感じられた。
エンジンの性能ならヒケを取らないけど、気持ちよさならやはりBMWである。
そこは、BMWの十八番だけにそう簡単には譲れない所なのだろう。
一方でシフトフィールはE46のMTよりもスコスコ入って気持ちが良い。Z4 MクーペのMTと似ているかもしれない。
山を下り、そのままチバフォルニアへ行く。

その頃には雨もやみ、そこそこ綺麗な景色を楽しめた。

そんな中で、AUDI S3に乗ったカップルがやって来て海岸沿いに座って景色を眺めている。
『オレも彼女作らないとなぁ…』とダチ。
『ホントそれなぁ、オレも居ないからなぁ…』
『ウソだろ?semir、お前普通にモテそうじゃん。女の子とも普通に話せているし。女の子との話し方も分からないから、色々教えて貰おうと思っていたのに。』
『話せているからと言って、女の子慣れしていると言うわけでもないよ。話す事はできても、中々デートのお誘いとかは出来なくてさ…』
『でも、話せているだけ羨ましいよ。男子校だったから女の子との接し方が全く分からないんだよ。』
『女の子と話すからといって変に考えなくて良いんだよ。日常会話で大丈夫。まぁ、オレらみたいなマニアックな車の話をしても向こうに通じるわけないから、やれうまい飯を食べにいったなの、どこどこへ旅行へ行ったなのそう言う話をするの。それで興味を持ってくれて、そこに行ってみたいと言われたらオレらは車があるのだから、ドライブに誘ってみるとね。』

『なるほど!良い話聞けたww』
『それとデートの時って、話題が無くなってしまうこともあるけど、それが必ずしも悪いことでもないから無理に話そうとしないのもコツかもね。』
と雑談。
オレとて、そんな何回もデートした事があるわけでもないのにこんなこと言っちゃって大丈夫か?と不安になった。
多少でも参考になると良いのだが。


そんな話をしつつ写真を撮影。
やがて、オレらはブレーキダストに我慢が出来なくなった。

水を汲んで来て、劇落ちくんで汚れ落としをする事に。

その後、再度撮影。
写真映えが遥かに良くなった。
『ホイールだけでも磨くと印象が大きく変わるね』とダチ。
『オシャレは足元からと言うでしょ。あれと同じ。』とオレは答える。


アクアラインに乗る前に、アクアライン下の道で撮影。

すると、アクアラインの車の流れがどうも悪い。
程々に切り上げる。

オレは洗車でクタクタになったので後部座席へ。
リアシートは若干狭めだ。
E36のリアシートも褒められたものでは無いので文句は言えない。因みに、シートバックは適度に立っているのだが、身長174cmの私ですら天井に頭が当たってしまうのが問題点だ。
案の定、アクアラインは事故渋滞だ。
雑談しながら、渋滞を抜ける。
首都高にのると流れが良くなる。
リアの乗り心地が検証できる。
その際に思ったのはフロントと比べてリアは剛性が若干落ちるのかなぁと言う事。
新車では無いのでなんとも言えないのもまた事実だが。
そのまま大黒へ。

ダチにとっては初の大黒で、かなり喜んでいた。
『いや〜、おおくろパーキングエリアはよくTwitterで見るけど、こんなに広いのかぁ。』
と言うので、
『だいこくな!』
と私は突っ込んでおいた。


辺りの車を見たところでダチは渋滞の疲れが出て来た様だ。
オレにハンドルを預けた。

オレは辰巳に向かって走らせる
A4は気持ち良く走ってくれる。
ダンパーの劣化はあるものの、やはり最終型のサスペンションセッティングは見事だと思う。これで新品ダンパーが入っていればと想像するだけで期待ができる。


借り物なので、限界まで攻めたりはしなかったが、新車当時によく言われていステアリングフィールの薄さもあまり気にならなかった。
たしかにE36やE46と比べれば路面状況やタイヤのグリップの限界などが掴みづらいかもしれない。
しかし、アウディはBMWと違いラリーを駆け抜ける車だった。
そんな車がラリー中にBMWのようにステアリングフィールを伝えてくるとなるとドライバーは疲れてしまうだろう。
それもあって、必要な情報を与える程度のフィールに留めているのだろうかと言うのがオレの考察だ。

それにしても、コーナーでアンダーが出たらアクセルを踏んで軌道修正するというのは中々慣れない。
しかし、一度モノにしてしまえばBMWよりも遥かに速くコーナーを駆け抜けられるようになる事だろう。
そんなことをしてたら、
『semir、かなり攻めるなぁ…』とダチが言う。

運転が楽しく、ついついペースが上がっていたのだ。

自然に曲がる事を重視したBMWと、速く曲がる事を重視するAUDI。
こうした違いはあれど、どちらも運転が楽しいことには変わりがない。
BMWからAUDIに乗り換える人がいるのも納得だ。

こんな事を考えながら首都高を降りると給油。


320kmほどを走破して、給油量は31.58ℓ。
アクアラインの大渋滞にはまった上に、首都高や山道でガンガン踏んでいた、おまけに20年前のターボ付き4WD車であることを考えればリッター10km越えは優秀だ。


こうして1日B5型A4と付き合って思ったのは、20年まえの車でありながら今乗っても全く魅力が色褪せてないと言うこと。
特にこの時代のアウディはピエヒが音頭をとって打倒BMW、打倒メルセデス・ベンツと目標が定まっていた。
それだけにB5型A4は走りが楽しく、それでいてBMWには望めないような質感を備えたインテリアを備え、また各部の作り込みの良さからライバルがモデルチェンジ(E36→E46 W202→W203)しても、第一線で戦える商品力を有するものとして仕上がっていた。
それだけに魅力が落ちていないのも納得だ。
B5最終型A4 1.8T quattro 5MTは決して目立つ事のない車かもしれない。だが、オレにとってこの車はアウディの歴史の上で忘れてはならない名車の一つだ。

Posted at 2017/08/21 21:43:08 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車小説
2017年08月21日 イイね!

自動車小説 (B5 A4 1.8T 前編)

ある日、ダチからLINEが来た。
車を借りて千葉方面へドライブに行きたいな〜とのことだ。
そこでまずは車種の選定だ。
とは言ってもビンボー学生にはカネが無い。
都内で借りれて、尚且つ運転の楽しいMT車、予算は1万円以下というのが今回の条件となった。
ダチから24時間で4800円のNAロードスターの写真が送られて来た。

しかし、借りる予定の日は雨だ。
ロードスターは屋根を開けることを前提に設計された車。
それだけに天気予報が雨の日にわざわざ借りてもマツダのエンジニアが目指したものが見えてこないと思われた。
せっかく調べてくれたダチには申し訳無いが、オレは別の車を探す。
すると出て来た、それが24時間2980円のAUDI A4(B5)1.8T 5M/Tだ。

雨だからこそ、クワトロの安定性の高さを体感できるし、なにより安い。
おまけに、私の最初の愛車になるかもしれなかった車だ。非常に気になる。
ダチに連絡すると、
『外車のMTは面白そうだな。安いし今回はA4で決まりだね。』
こうしてA4を借りることが決まった。

当日の朝7時半。
前日のバイトの疲れもあって、オレは寝坊した。
8時10分にダチと駅で待ち合わせ、一緒に歩いて8時半にオーナーさんの元で車を引き取る予定だったのだが、ダチには先に行っててもらう事にした。
幸い天気は晴れている。
オレはチャリを飛ばした。
飛ばすこと35分。
指定時間の5分前にオーナーさんの家に着いた。
『すまない…』とダチに言う。
しかしダチも到着したばかりのようだ。
全く気にしてない。
それどころか、
『昨日はバイトお疲れ様。』ときた。
ダチは大学の先輩のジャガー

の管理の悪さに苦言を言ったりすることもあるが、基本的には優しい奴だ。
無事間に合いほっとしていると、オーナーさんが家から出て来た。
免許証確認、傷の確認などのやり取りをする。
結構素っ気なく手続きは終わってしまった。

乗り込む前にタイヤを見る。
タイヤは2013年14週のダンロップルマンLM704。
若干古いが、溝はバリ山だ。
ただ、前日も雨だったし、洗車をする時間が無かったのだろう。ホイールにブレーキダストが固着しているのが気になった。

先ずオレは助手席に乗り込む。
3月のBMWオフミ以来、5ヶ月ぶりのMT車なのもあって、狭い路地を走るのが不安だったからだ。
その点、ダチは愛車がR32 GTS-t 5M/T。

MTの運転なら慣れている。
しかも彼は下町出身だ。狭い道にも慣れている。彼に運転を任せた。
乗り出してまずダチが一言
『クラッチ重っ!R32はこれより遥かに軽いぞ…』(R32のクラッチは抜け気味なのも関係しているかも)
『エンジン、下のトルクが太くて頼もしいね。運転しやすい。』
『あれ、踏んでも思ったほど伸びないなぁ…
下はあんなに力強いのに…』
との事だった。
だからオレは
『このA4のターボは低圧ターボと呼ばれるもの。これは高回転域のパワーではなく低速域での扱い易さを重視してるのな。因みにこの車、21.4kg・m(210N・m)を1750~4600rpmにかけてキープするんだ。でも、その反面最高出力は150ps/5700rpm。あまり上まで回らないのな。』と教えた。
『上で頭打ちなターボって初めてで慣れないなぁ。』
とダチは答えた。
そんな事を話しつつ外苑へ。

写真を撮りながらダチは言った。
『AUDIって、辰巳で見た某氏のS5カブリオレの印象が強いのもあってか

ダンディな男性によく似合う、ちょいワルな車というイメージだったけど、この車はなんだか可愛らしいなぁ。グリルが小さいから?』

『その通りだね、そしてなぜこうもアウディのデザインが変わったのかは話したら長くなる。あとでゆっくり話そう』
と言いつつ、写真を撮る。

そして、私が運転を代わり走り出す。
『確かにアウディはここ20年でイメージがガラリと変わったね。昔はB5のようなキャラクターラインを極力入れずにシンプルな面構成とクリーンな造形が売りのデザインだった。確かに上品なスタイルなのだけど、それ故にオシャレな女性が乗る車とも言われていて、男が乗る様な車だとは思われてなかったのな。また、ブランドイメージはVW以上BMW以下といった感じでどこかパッとしないところがあるメーカーだった。そんな中で、90年代にVWグループ社長のピエヒがアウディのブランドイメージを上げようと動き出したんだよね。最終的にはBMWやベンツに並ぶ高利益体質の車にしようと。そこで、1994年のA8でアルミ製スペースフレームボディを採用したりだとか、1996年に出たC5型A6はその内装のチリ合わせの細かさと美しいデザインで世間を騒がせ、ついには自動車のクオリティ革命児とまで言わしめたり。こうして高級車のイメージを植え付けることに成功するんだよ。このB5型A4もそんな時代の車だね。更にその後RS4だったりRS6アバントというハイスペックの怪物ワゴンを開発してスポーティーな車というイメージも手に入れた。こうしてアウディは中身を大きく進化させた。でも、エクステリアデザインは相変わらずシンプルなもので正直押出しが弱かった。そこでワルター・デ・シルヴァというこれまでアルファロメオにいたデザイナーをヘッドハンディングしたのな。こうしてキャラクターラインが入ったりして、面構成が少しずつ複雑になると。アウディのデザインに少しずつ変化がもたらされて行くこととなるのだけど、その時にシルヴァの元で働いたのが和田智。彼がシングルフレームという今のアウディを象徴する大きいグリルのデザイン案を考案したのな。そして、それが市販されると元々うなぎ登りに上がっていたアウディのブランドイメージがさらに上がったの。押出しの強いデザインになって、BMWやベンツと並べても何ら劣らないものになったからね。つまり、今のアウディの大きいグリルというのは、昔のアウディとは大きく変わったんだぞという事を示す一つの象徴の様なものなの。』
とやれ10分近く語っていた。
ダチはそこそこ興味を持って聞いてくれていたから良かったものの、車のことになると話が止まらなくなるのは自分でも呆れるくらいだ。

それにしてもやはり5カ月振りのMTは厳しい。
案の定エンストしてしまったし、クラッチの繋がるタイミングも中々掴めなかった。
正直知識ばかりあってテクニックがないという1番恥ずかしいパターンである。

イタリア街へ着く。
前回、ダチと来た時は警備員がいて撮影できなかったので今日はリベンジだ。



あそこは舗装がレンガだから車がガタガタ揺すられるのだがそのおかげで振動のいなし方などがよく分かる。


ダチは言った。
『R32とはボディ剛性がまるで別物だなぁ。金庫の中にいるみたいだ。32でここを走った時はボディが捻れているのが伝わってきたのにこの車はへっちゃらだね。』
そんな中でオレは
『B5型の2000年モデルはボディに補強が入っているから特にボディが硬いとは聞いていたが13万キロ近く走っていてもE46以上に硬いとは… 』と軽くショックを受けていた。

それくらい、B5型A4のボディの出来は良い。
13万キロを走り抜いているにも関わらず、軋み音すらしないのだから。(E46は4万キロの個体でもあちこちから軋み音が…)

また、ここまで走ってきて感じていたのだが、サスペンションのセッティングがE46クーペのスポーツサスと似てて無駄な動きを抑えている。
私の好みにドンピシャな設定だ。


また内装もジックリ見てみる。
まずダッシュボードの革シボの再現が見事。意外にもダッシュボードの下半分は硬質樹脂であり触るとガッカリしてしまうのだが(当然上半分はソフトパッド)、各部のチリ合わせの緻密さには驚かされる。指の爪ですら入らないのではないかと思わされるくらいチリを詰めているのだ。


B5のインテリアと比べたらハッキリ言って、歴代Cクラスで最低とまで言われたW203のインテリアなんかはお話にならず、歴代3シリーズでは暫定1位(?)なE46のインテリアですら霞んでしまう。


ボディがとにかくしっかりしていて、乗り心地も変に日本に媚びたフニャけたセッティングにしていない。さらには往年のドイツ車らしい硬質で緻密な雰囲気も感じられる内装をも備えている。
新車当時のカーマガジン誌でW203 CクラスとB5型A4、E46の比較テストを行った際にモデル末期にも関わらずB5が善戦し、E46に厳しい評価が突きつけられていたのも納得だ。(もっとも評者の森慶太がB5 A4について『10年後もあれはスゴかった…とウットリ反響しているはずだ。それくらい素晴らしい』と本文中には書きながらも4点しかつけず、


逆に細かい不満点がいくつかあると書いていながらもW203に何故か5点満点をつけ、総合優勝させてしまっていたのは今でも謎だが。W203がローンチされた当初だから評価を甘くしたのか?というのも、その数年後、森慶太はW203は作りのツメが甘いと酷評しているのだから…)

そんな事を考えながらA4を見つめていたら、ダチは撮りたい構図での写真が撮り終わったようだ。

車を千葉に向けて走り出すのだった。
(〜続く〜)
Posted at 2017/08/21 18:19:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車小説
2017年08月14日 イイね!

A4 B5 1.8T

Audi A4 B5 1.8T(5MT)を今度借りて乗る事に。



このB5 A4 1.8Tって、実はアウディで洗車のバイトをしていた頃に、走行距離10万キロで修復歴不明(多分修復歴は無しだと思うけど…と言われた)、車検切れの下取り車(確か1997年式だったかな)を1000円で要らないかと聞かれて買おうか迷った車なんです。
結局親に反対された上に、考えている間に営業マンが趣味車に買ってしまって自分の手元に来ることはなかったのだけど、こうして1日だけでも乗れるというのは嬉しいなぁ。
クワトロでMT、さらにはターボだから本当に楽しみです。



特に2000年製造車はボディに補強が入っているのもあって、初期型と打って変わって新車当時の評価も高かったですし。

という訳で、後日インプレ?を掲載したいと思います。
お楽しみに。


Posted at 2017/08/14 19:56:30 | コメント(1) | トラックバック(0)

プロフィール

「@Step-tronic さん
SMGなので、クラッチ死亡とかですかね?」
何シテル?   09/22 00:42
ドイツ車とalarm fur cobra11が大好きな大学生です。 E46を持っていましたが、ドライブに行きすぎた結果親に売られ、今はたまに親のE46に乗る事...
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15年前の特集"ベスト996を探せ"その結果は? 
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2017/09/25 23:51:52
本当に「電動アシスト付ベビーカー」は車道? 経産省が突然、発表した理由 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/14 01:20:09
いなしの技からの転換・・・とな⁇ 
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2017/09/13 18:26:17

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