ちあきH3のブログ一覧

119へコール
「火事ですか？救急ですか？」
「救急です」
「状況は？」
「心肺停止状態です４８歳女性です」
「場所はどちらですか？」
「小樽市○町○丁目○○の○○です名前は○○です」
「その住所に……」相手が言い切る前に
「地図だと山岸か山崎です」
「はい、救急車向かってますお待ちください」
「通報者のあなたはどんな関係ですか？旦那さんですか？」
「内縁の夫です」
「薬とかは服用されてましたか？」
「○と○と○を服用してます」←ここ詳しく説明
「ではすぐに着きますので救急車を誘導してください」
いったん切れる
すぐに着信

「到着まで人工呼吸とかしててください」
「はい」
「やり方わかりますか？」
「はい講習受けてます」
電話切る

玄関開けて解放し
寝室のドアを開けておく

心マと人工呼吸する
枕を首の下に入れて気道確保する
息を吹き入れても全部戻ってくる
心マしても反応なし

救急車の音が近くなる

隊員の声が聞こえる
「二階です上がってきてください」

そこからは救急隊員とチェンジ

しばらくして救急隊員に聞く

「これは亡くなってる状態ですか？」

「ええ、亡くなってます」

ああ、救急車乗せてくれないなとか思っているおれ

「病院へ搬送します」

お、連れてってくれるんだ
あ、死亡確認しなきゃならんもんな

タンカに乗せ救急車の載せるまでに
電話とかカバンとか服とか準備する

「では病院に向かいます乗ってください」

乗ろうとすると
「助手席へ乗ってください」

なんで？なんで？

助手席に乗ってすぐに娘に電話する
「オカン心肺停止状態だ、病院行く」
「心肺停止ってなに？」
「お前、介護職やってただろう」
「え？」
「死んだ、みたいだ」
「わかった、おやじに連絡する」おやじとは元旦那のこと

次に自分の会社へ
「彼女死んだ、心肺停止、自宅で死んだから事情聴取とかあって
明日の夜勤出れるかわからない、でか出れないわ」

そして彼女の職場へ電話
「○○の内縁の夫でちあきH３と申します」
「○○が心肺停止で病院搬送中です」
「明日の勤務出れないのでよろしくお願いします」
「詳しいことわかりましたらまた連絡します」

病院到着
看護婦さんがびったり寄り添ってくれる
俺の趣味知ってるなこいつｗ

待合に通されるが警察官一人待機してる
「○○派出所の者ですが詳しくおねがいします」

説明する

しばらくして医師に呼ばれる

一通り説明受けて

発見時で既に亡くなってた
発見時は死亡直後であるとおもわれる
たとえ心肺停止前に発見しても助からなかっただろう
症状が現れたところで搬送されても手の施しようがなかっただろう

とのこと

また待合に出る

「小樽警察署の者です」
三人に増えた

また説明する

しばらくして
「現場検証に行かなければなりません」

現場検証に行く途中、急な坂道交差点で対角線スタック
しっかりしろ警察ｗ

2時間ほど現場検証
話は何回も繰り返すし
写真は何枚も撮られるし
発見時の彼女の体制して写真撮られるし

終わって再度病院へ

また小樽警察署３人に説明



通報から説明、周囲への状況説明電話とか
介護やってるから慣れてた

これ完璧にやってると疑われるから！

だから助手席だったのかなって思うｗ

しかも発見時の彼女は下半身丸出し
普段から寝ながらパンツ脱ぐ人
アソコの毛も無い状態ｗ
すっげーはずかしかった

エブリイ
ルークス
１２５Γ
スーナー５０ｓｓ

増えた

エブリイフロントガラス割れた
今年の車検で手放す……

えー今は周りに看護士さんがいっぱいおりまして。
食い込んだパン線とかブラ線とか透けた柄とか楽しんでいます　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
腎臓結石か尿路結石みたいです　　　　　　　　　　
尿管と腎臓ががっつり腫れてました

最終便出荷時にはもう既に商品は6時間遅れ
オードブルにいたっては3000個ほど製作不可だった
課長や後輩を送り出して最後に俺は出発した。
作れなかったものを除けば14時までに配達は終えるはずだった。
高速の入口に「この先事故注意」の表示が出ていた


トンネルを抜けた先が事故現場だった
そこには2ｔトラックが横転していた
後輩の運転する2号車だった

すぐさま荷台を確認したが
商品はすべてダメだった

さっさとその場を離れて配達任務を遂行した
予定通り14時には終了したが
無線が入った

「課長の方が終わらない、途中で分配してくれ」

まぁ仕方がない………

結局課長の残り分をもらって配達した
最終は5時すぎだった
その店は7時で終わるのに……

しかもそのスーパーのバイヤーがそこにいた
シコタマ怒られたが5日も寝てない俺には
何のストレスにもならない(笑)


なんとか仕事を終えて自宅に帰ったのは9時だった
嫁と二人暮しのはずの家にはなぜがお姉ちゃんが3人いた
「今日も帰ってこないと思って友達呼んじゃった」

まぁいいかかわいいしミニスカだし

会社からもらったオードブル（未配分）をネタに
パーティが始まったが
缶ビール350mlを1本呑んだとこで
気が付いたら朝だった


次の年からは徐々に改善されていたが
相変わらず冬の出荷はグダグダだった

そして本題、2000年11月

また遅れている
1便は定時で出した、工場は2便出荷分の製作をしているだろう
クリーンルームと打ち合わせしながら出荷準備をしていた。
何回言っても2便と3便のものを一緒に作ろうとしている
効率ってこともあるんだろうがそれは以前の会議で
出荷優先にすると決めたのに
出荷5分前「ハムサラダ30個」が出来てこない
「まだ出来ませんか？」
「今から作ります」

間に合いませんがナ


オレはハムサラダをおいて出発した

あれは2000年のことだ

嫁「体によくないから仕事やめたら」

そりゃそうだ毎日13時間勤務で休みなし
年末は10日間家に帰れないし睡眠時間も取れない。

まぁそもそも北海道なんで労働基準なんて無いようなもんだった
夜勤仕事で23時～7時で6000円（時給で言えば750円）
7時から13時までの残業こなして+1500円だった

まぁ仕事無いよりはマシだからその点は我慢した
後に残業は2500円になったし
出荷システムを変えて5時から6時の間に終われるようにした。

ただ毎年どうにもならなかったのが
冬の出荷時間の繰り上げだった
たかだか40ｋｍの区間なんだがぎりぎりだった
センターでの降ろしに10分かかる
高速入口まで10分、降りてから10分
正味、高速を36ｋｍ乗るのだがそれを20分ちょい
まぁ平均100km/hなんだけど
これを夏も冬も同じペース
冬の圧雪路も積雪路も36kmを20分

商品の生産スケジュールに問題があった

入社当初は1便2便3便4便とあったのだが
おれが工夫して2便と3便をいっしょに出荷できるようにした
その努力が認められて半年で部門長になった
しかも社長→部長→部門長という課長飛ばしの待遇だった

工場の生産にも口出しできるポジションになった
が、後輩の教育が面倒だ
二人の後輩を出荷主任に育て上げ
会社に悪態ついて格下げしてもらった(笑)
昇進は六ヶ月でいけたのに平に戻るのに2年かかった(笑)

役職はなくなったが命令系統はそのままだった(汗)



毎年冬になると胃が痛んでいた
年末の出荷がグタグタになるからだ

毎年年末出荷には何かが起きる

2ｔ冷凍3台、軽トラ1台でまわしていたのだが
1999年の年末出荷で大事件がおきた。

クリスマスのオードブルとサラダセットに始まり
年末の年取りようの惣菜やオードブル、煮物セット御節セット
の出荷がムリムリ入り込んでくる。
コレを不眠不休でやりこなさなきゃならない
出荷部門の仲間が5人いたが
クリスマス当日の出荷で一人が事故をおこした
渋滞を避け横道にそれたがガードをくぐれずに箱を大破
本人は鼻骨を折った
一台一人を失った俺ら部門は負担があがった。

クリスマス翌日、主任が軽トラで横転した
居眠り運転だった
本人は軽症だったが軽トラは走行不能

そして12月31日、この日さえがんばれば終わる
そう思ってみんなを励ましていた

最終便出荷前にみんなに眠気覚ましの薬を渡しておいた
もうそんなもん効かないくらいに疲れてはいたが……


つづく……