アルトF6Aツインカム載せ替え④

アルトからエンジンを下ろします。
このエンジンから色々と移植するものがあります。

今回のドナー車両は4WDなのでフライホイールの厚さが全然違います。そのことを知らずにミッションをつけたらクラッチカバーがミッションに干渉してクランクが回りませんでした。FF用に交換します。

エンジン〜メンバーのブラケット。これもFFのはミッションに固定する部分があったので一応交換しておきました。

この部分のブラケットですね。オルタネーター、それにつながるエンジンハーネスもH系のを使います。スターター信号線とオイルプレッシャースイッチの端子がどちらにも接続できてしまい、逆につけたためエンジンが始動しないというトラブルが起きたので要注意です。

エンジンを載せてみました。本当にポン付けです。燃料ライン、エンジンハーネス、イグニッションコイルをつけてオイルを入れエンジンがかかるかどうかかけてみました。
スターターが動かないトラブルがありましたが、無事エンジンが始動しました。
油脂類を入れて暖気、漏れが無いか確認します。

エンジンが始動して油脂類の漏れがないことを確認したら後は戻していくだけです。
ヒーターホースから水漏れがありましたが、ホースバンドを締め付けたらおさまりました。

圧縮、燃圧を測定してみました。圧縮はかなり良好です！２番シリンダーが他のに比べて低いですが気筒間誤差は1kg/cm2ですので大丈夫そうです。燃圧も2.2kg/cm2で正常です。燃料ポンプ、レギュレータは平気そうですが、HT07を組み込みブーストアップもする予定なのでエスクードのレギュレータに交換予定です。
→交換しました。全体的に燃料が濃くなったのでトルクが出ました。濃すぎるところは燃調コントローラーで減量しました。
圧縮圧力測定はスロットル前のホースを外す、プラグを外す、クラッチを切りスロットル全開で5秒クランキングで測定しました。

見た目は変わりませんが中身は大きく変化しました！8000rpmまで吹け上がるエンジン、トルクフルで乗りやすいですしパワーも申し分ないです。燃費も特に意識しなくても15km/L付近です。
少し予算オーバーしましたが費用対効果が高かったです。