冴えないADの独り言。----
どこにでもいるフツーのADが
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人生をポジティブに活きるための
「広告+車+湘南」独自ロジック。
第2言「独学プロダクトデザイン論」前篇
ボクは、カーデザイナーを目指していた時期がある。(2007,1,23のブログ/冴えないADの独り言。第1言「独創デザインの起源」参照)当然、広告業界に入る前の話しである。
その時、感じ考えた、この「独学プロダクトデザイン論」が、ボクのロジックができる、ずーと前にボクの頭の中にあった。いわゆる発想の奥底にあるものかな。ここから話さないとね。
プロダクトデザイン全般を調べて、すぐにわかったのが、ボクが目指していたカーデザイナーは、当時の日本には、いなかったこと。強いていうならば、日本では、カーエンジニアか。
日本のカーデザイナーは、装飾デザイナーだった!
これが、人生最大の「まいった」だった。(その後、まいったは、いっぱいある。)
エンジニアリング的知識、技術の全くないデザイナーたちは、いわゆるカッコイイ絵を書くのがうまい。そのカッコイイ絵が、開発過程で、エンジニアたちにどんどん変更されていく。それに対して、これまた全く文句の言えないデザイナーたち。
これが、デザインか!と思わず、叫んでしまった。まして、工業デザイン、プロダクトデザイナーですよ!辞書にも書いてあります。
design:建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。
だってさ。「実用面を考慮し・・・」、実用面の知識が全くない人が、できるわけがない。
どうして日本は、こんな風になったのか?
これは、どうやら、日本の急速な技術の進歩に当時のデザイナーたちが全くついていけなかったようだ。情けない。ホント。
ジョルジェット・ジウジアーロを知っていますか?って知らない人いませんよね。そうです、アルファのデザインとかで超有名人ですね。BMWでは、M1ですね。別にファンではないですが、やはり、すごいものは、すごいです。
nikon F3は、彼のデザインですが、ホント機能的で使いやすいらしい。っていうか欲しいんですが。(今、中古で捜してます)
だって20年も販売されてたんですよ!今の工業製品では考えられません。
というように、彼もエンジニアと比べれば、そんなに技術的知識があったのではないと思いますが(日本人のデザイナーよりはある)その技術を理解し、技術力より強いデザイン力を持っていると思う。
デザインで全てを説得してしまう。たぶん、この人は、「機能美」を完全に理解し、また、実際にカタチにできる自分のことを知っているんでしょうね。この人は、ホントすごい。
このデザイン力を今でもボクは、欲しい。身につけたい。がんばろう。
ボクのロジックの中枢には、いつでも「デザインで全てを解決する!」という強い考えがある。この考えが、実は、今のボクの立場では、マイナスに作用することが多い。(なぜかは、後日書きます。)デザイナー上がりだからしょうがないと思うが。
やっぱりデザインって、すごい。って思う。(しん)
Posted at 2007/01/30 23:03:54 | |
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