冴えないADの独り言。----
どこにでもいるフツーのADが
日々考え、今も進化を続ける単独理屈。
人生をポジティブに活きるための
「広告+車+湘南」独自ロジック。
第5言「独特経験-屈辱-」前篇
最後のプロダクトデザインだと決心し、卒業制作では、2度とデザインすることはないだろうと思う、カーデザインのチームに入った。最初から人とは、違う野望があったが。その野望とは・・・、
みんなが、どうせ、カッコイイ装飾の車の絵を描いて、モックアップを造るだろう。ただのカタチ違い。ボクの勝負は、そこではなかった。
今(当時も)、車は、人の足として使用されていることが多い。AT車が95%以上を占めているのも理由の一つ。当時は、まだ、「男は、マニュアル!」みたいなのもあり、AT限定免許なんぞ、無い時代だったが。
その時代にボクは、思った。このままだと車は、人の足になる。イコール官能的な車が、必要無くなる。困る。ってね。
だったら・・・、車に替わる人の足を造ればって思った。大きくいうと、電車、バスに並ぶくらいの移動手段。全ては、当時の大好きな車たちを残すため。
まず、市場調査だ。ここで、ボクは、みんなで、「交通全般から調べよう!」って先に言った。なぜなら、バス、駅を含めた交通の一般導線を知りたかった。人の足って、通勤通学の家から駅。ちょっとお買い物とか。そして渋滞。ここが、大事な当時の車を人の足化してしまう理由と考えた。調べはじめる。
バスルートの問題、駅周辺の問題、等々、こんなに資料や書籍が出ているものだなと感心してしまうくらいあった。その内容は、バスルートだけを高架にしたりすることとか書いてあった。これって今の「ゆりかもめ」ですね~すごいな~。それと、駅周辺のロータリーとか、駐車場の問題。と書くと切りが無いし、あんまり覚えて無いので、この辺で。まぁ要するに、自家用車の増加と、渋滞が問題なんですよね。
よし!ここまでは、作戦通りに進んだ。この問題解決には、新たな人の足が必要だ!っていう筋書き。ボクの野望。当然、みんなで同じ調査をしたので、同じようなものを考えはじめている人は、出てきたが、それは、非常にいいことです。って思う。
無人タクシーをデザインしたり、ショベルカー等の工事車両とか、当時、近未来系の車の代表として流行っていた小型コミューターとか。ここまでも読み通り。
最終的には、みんなカッコイイタクシーとか、未来的な工事車両とか、何も根拠のない小さいだけの車。みんなカタチは、カッコイイし、絵になるし、モデルも栄える。
ボクのは、一見すると小型コミューターだが、当時の官能的車を残すための人の足。コンセプトが違う。みんなとは。ということで、タイトルは、「人の足」だ。
ここからが、ボクの時間。まず、小スペースであることと、電気で動くこと。簡単に言うと、車の延長上に無い新しいカテゴリーのもの。そして、駅や施設の整備と実際のカタチ(結果的にかっこよければいいが)。
そして、だんだんカタチになっていく。詳細は・・・、
・2輪で走る(舵取りバランス取り用補助車輪付き)
・半立ち状態で運転(軽く腰掛けるくらい)
・半自動運転、ハンドルは無く、タッチパネル方式(簡潔化した操作)
もちろん、スピードは、かなり遅い。30km/h出るか出ないか。道路には、専用道路を設置、駅には、コンセント付き駐車場。今思うとそんなにすごいことじゃ無い。わかりやすく言うと、今の「セグウェイ」に屋根が付いた感じの様なもの。たいしたことないな。でも15年近く前に考えていたんだから許してくださいね。
ん?書いていて思った。昔からバカなんだと。考えすぎか?まぁ、所詮、学生レベルでしたが。当時から考えることが好き。
ということで、今日は、この辺で、後篇は、後日。(しん)
Posted at 2007/02/19 23:22:32 | |
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