樹３２１５のブログ一覧

駅のローターリーで待ち合わせしていると、
遠く彼方から私を迎えにあの車がやってくる音が聞こえてくる。
音のうるささでスポーツカーだと分かる。
その音が聞こえてくるとなぜか安堵した気持ちに包まれる。
誰かを振り向かせながらあの車に乗って彼は私を迎えにやってきた。

減速時のブレーキングでキキィーとブレーキ音が鳴る。

「遅れてごめん」

その一言に苦笑いしながら、
助手席にささっと乗りこみ、ドアの閉まる音と共に車は駅のロータリーを発進し、
ありがとうのクラクションを鳴らし、他の車との合流を済ませ本線に入ってゆく。
やがてローターリーにはその車の存在は消えてゆく。


車内にはやがてGoo Goo Dolls のIrisが流れ始め走りも緩やかになる。
仮面をかぶったように運転は穏やかだった。


窓を少し開けると風が逆らうように肌に痛く当たる。
この時期の生ぬるい風がなぜか心地よかった。
空気の温度がどうのではなく、車に乗っていなければ感じられない
この風の強さを感じたいだけだった。

「エアコン入れるね」

窓を閉めて、空間は一層密室される。
テンポの良い車の音だけがリズムにのっているかのように
ずっと聞こえ続ける。
先でも後でも無く車のサウンドに酔いしれ
車内は心地よい温度に変わってゆき、言葉が遅れる。
スポーツカーに乗っているとゆう誇らしい気持ちと、
受け入れられない現実との狭間で自分が本当には何がしたいのか
心が引き裂かれるような気持ちにもなる。


人の色々な想いも断ることもなく、
この車はすべてを受け入れてくれる。


スムーズなシフトチェンジ、
ガクンと衝撃が来ない運転はマニュアル車だとゆうことを忘れさせる。
やがて周りのスピードに合わせながら高速の入り口に入る。
料金所を超えて、スピードはさらにあがり、
グングン加速する。


曲はNickelbackのHow You Remind Meに変わる。


どこまでもどこまでも
目的も知らない道は今日も人を走らせ待っている。



今日の今の現実を忘れてどこまでも進もう。
誰も知らない誰もいないそんな世界に行こう。
出発は思い立った日でいい。


涙も忘れて気の向くままに時間も忘れて今を生きればいい。





朝
起きると鳥のさえずりが聞こえる。
目覚まし時計がそばになくても、朝を迎えていることを薄っすら知る。
そして目が覚める。




猫が朝のごはん欲しさに寝室をうろつく。
ぐるぐる言いながら起こしにくる。



朝5時半




仕事に疲れ果て記憶も曖昧に寝ていた。
そうか夢か

しばらくあの車乗れてないね

すぐ壊れる。壊れてすぐ修理できないからガソリンも腐りと
どこが悪いのか原因を突き止める時間もなくて
失われた魂のようにさび付いたボンネットを見るたびに
心苦しくなる。

乗れない車なんて意味があるのかって、
乗ってナンボじゃないのかって思うこともあるけれど、
車は黙って主人をゆっくりそこに待ち続けて居る。
どんな格好でもいい。
どんな時間が流れても、ずっと待ち続けている。


車が動かなくなる日はないとでも言うかのように
そこにずっと待ち続けて居る。





変革のない現実にもどかしさを感じているのは自分だけかもしれない。
どうにもならない時は本当にどうにもならないし、
ジタバタしても仕方ない。


「持っているだけでも意味がある」
って言っていた。





今日を誰のために、何のために迎えるのか。
今日は自分のために、
幸せになるために。




朝6時


今日は休み
これから朝の散歩に行こう。


そしてBon JoviのHave A Nice Dayを聞き今日の元気を取り戻す。

Duran DuranのOrdinary Worldを聴いて癒される今日の終わり。
なんだか仕事とも旦那ともうまくいかなかった。
疲れすぎて眠れずまたPCと向き合っている。

足早に朝も帰りも駅を通過点に
目的地に向かって急ぐ。
景色を楽しむ余裕もなく、楽しいと感じられない会社に向かい
あわただしく1日が終わる。

会社を辞める人のほとんどの理由は、
人間関係とかコミュニケーションを取ってゆけないかららしい。


最近の自分のブログを振り返ると、
本当に会社がイヤダイヤダと書き綴って全然面白くないブログだと、
なんでこんな情けないブログが書けるんだろうって思った。


みなそれぞれの人生を抱え、今日を一生懸命生きている。
間違いも失敗も、人間だからあって当然。
道に迷うこともあるだろう。


星のように遠いゴールに、何を願おうか、と遥か彼方の思い・・。



Duran Duran・・・
聞いていたのは高校とかの時だったかなぁ。


高校3年の時に席の前後で仲良くなった男の子がいた。
ササ君と言って、映画が好きで、とても仲良くなった。
彼はリバーフェニックスが好きだった。
私も「スクリーン」とか毎月買い、ハリウッドの男優、女優事情に詳しかった。

当時はキアヌリーヴスやマットデイモンが好きだった。
音楽ならバックストリートボーイズとか好きだった。
エアロスミスやボンジョヴィとかよく聞いた。
それなりの流行りを聞いていたのかな。
TOTOとかジャミロクワイとかいっぱい聞いた。
ボンジョヴィは車の中でしょちゅう聴いて、今も良く聴く。


近日上映予定の映画とかササ君とは休み時間になるたびに良く話した。
映画に使用されたサウンドトラックとか、
最初のイントラ聞いただけで答えられるくらい
通なくらいだった。話が盛り上がって波長が合ったのだろう。

恋人なんじゃないかと噂もされたけれど、
そうゆう関係ではなかった。

私とだけは本当に映画の話をしたり、音楽の話をしたりしてくれた。
卒業間近、
「進路はどうするの」と聞かれ、私は海外留学したいから、
専門学校に行くと答えた。
彼は一浪して神奈川の方の大学に受かって大学生になった噂を聞いた。

メアドも交換せず、また会うかもわからず、
高校卒業後全く連絡はなくなった。

親が北海道に移住して一人暮らしになるんだと話していた。

今はもう誰かと結婚して企業に勤めているのだろうか。

このDuran Duranを聞くたびに彼を思い出す。
Duran Duranいいよ～と言って勧めてくれた。


風邪気味のときは私に咳がかからないように
いつも口に手を当て気を使ってくれていた。

思い出したくもない過去もあるけれど、
今、どうしてるんだろうと思うこともある。

音楽と共に過去の記憶がうっすらと蘇る瞬間、
心が少しチクリとするような切ない気持ちにもなる。


海外の大学に本当に行っていたら、
車のある人生はきっとなかったかもしれない。
どこかで歯車が狂って、
「なんでやねん」と関西弁の男と生涯を共にしようとしている今。



人生でもしもう一度戻れるのならば、
高校最後の数か月に戻りたいかもって思う。


でも後悔と生きるより今を楽しく生きたい。
ここにある人生も音楽の中で過ごした友達も
自分の中で価値がある道の一つだと思う。


やらないより、やって後悔。
それがこれからの自分だ。

クイーンを聴いていたら、旦那はナイトレンジャーを聞き始めた。
ギタリストがいいとかで、英語ができない旦那の口からスラスラ～と外人の名前が次々出てきて驚いた。



……まったく知らん。



眠れない夜に
旦那からヤングなオートな話を聞いた。
当時の流行りもんな話し。


旦那の友達になべちゃんて人がいた。
「バルタン星人」をハイマウントストップランプ付近につけて、ハサミ部分がチョキチョキ光る、アレを付けていた。

バルタン星人の光るヤツは二種類あって、ハサミが動かないタイプはブレーキランプみたいにピッカーンて光る
もう一種類はハサミがオレンジ色になりチョキチョキ動いて爪が光る。
今考えれば、著作権はええんかいなって話しもあり……なんでもアリな時代だった。

あと、ラブ灯も流行ってた。ハートの中にラブと書いてあってそのラブがピンクに光るらしい。
リアスピーカーの辺りに置いてラブの部分をLOVELOVEと光らせとくのだ。


あとチンチラ。チンチラて小動物じゃなくてね、ダッシュボードにひくアレ。
ムートンタイプもあるらしいけれど触り心地が違うらしい。ムートンはちょっと猫のザッツい毛の感触になるらしい。


トラック野郎が流行っていた時代はチューリップ灰皿や水中花もめちゃ流行っていた。


極めつけはヤンキーホーン。旦那はラッパを２つにして２連のホーンを付けていた。
友達のなべちゃんは、もっと凄くて、なぜかホーンは、くるっと一周巻き貝のようなものをつけてホルンみたいになったヤンキーホーンをつけていた。
それをわざとトンネルの中で鳴らすみたいな。
ファァァ～ンてゆう音を通り越して、モォォォ～てゆう音になっていたらしい。
モォォォ～

「バスみたいやな」て旦那は言った。それが当時の流行りだったから面白かったらエエねんてゆうノリ。

バイクに乗った連中はいつもゴッドファーザーのような曲をホーンで鳴らしながら、パンダはんが追いかけて来て、
「またんかいこらぁぁ！！」
と追いかけられても、パラリラパラリラ～て、全く動じず、鬼ごっこ的なことを日常茶飯事繰り返していた。

ヤングオート的流行りはその時代特有の面白さがあった。
昔の事ではあるけれど、今の時代にはない流行りと楽しみ方があって、そうゆう話しを聞くと時代の違いを感じてしまうが、オモロかったんだろうなと話しが深堀りされて、
旦那の生きた知らない日を知ることが嬉しかったりもした。

なべちゃんの話しは面白くて、あっという間に夜が更けた。

車の話はいつ何を聞いても楽しい。旦那の方が車との関わりあいが三度の飯のようなものだから、

あんま知らない自分はまるで物知り先生にでも教わってるような感覚。

自分の人生が最初から車に向かっていたら、また違う生き方もあったのかもしれない。
けれど、旦那の過去の車関係の勤めてきた会社の話しなどを聞くと、決して好きなことができていたわけでもなかった。


昔話だからと笑いながら聞いたり話したりできるだけマシなのかなと思った。



夜もだいぶ更けたところで就寝。
世間では夏休み途中ではありますが、仕事が私を待っている。
明日からまた頑張ろうて思った。

暑い・・


暑い・・


外に出かけるのも疲れる。
もわっとする空気
達成感の無い仕事をする毎日

夏とは言え大半は事務所内で過ごすので、暑くはないけれど、クーラーの効きすぎた室内と外の気温差は、思った以上にグッタリ。

先日癒しを求めて観葉植物を買って台所に飾ったけれど、気づいたら新芽を全部猫に食われた。

もう・・癒される空間もない。




昔の話を旦那とよくする。

ガンメタのスカイラインは随分「お偉いさん」のお世話になった。その話しはいつ何回聞いても面白かった。

お偉いさんって、動物で言うと、パンダさんとか言われるあの方々ね。


ガンメタは、触媒フルストレート＋ウェストゲート仕様で、ロールゲージもバリバリに入れて、サイレンサーレスにして公道を平気で走る、
旦那の憎しみが描かれたような、腐った性格丸見えなとんでもない仕様の車だった。


ある日、
友人達の集いに向かうため走行し、いつものようにマフラーからは、中華鍋を荒く振り回した際に出る炎をブァワハーと出しながら向かっていた。


気づいたらお散歩中のパンダはんが反対車線からものすごい猛スピードで追いかけてきてピピピーと停車させられました。


「すみませんね、お急ぎのところ申し訳ありません。あのですね、マフラーの後ろにサイレンサーがないんですよ。どうしましたか？」
て聞かれた旦那。

「え？そうなん？それはおかしいでしょ。ちゃんとついてますでしょ。」

「いいえ、ついてませんよ。」

「えー。それ盗難されてますやん。」
と、わざと車から降りてマフラー部分を確認しにいく旦那。

「あーやっぱり盗難されてますわ～」
と言い、そこから一筋縄では切符を切らせない独特のトークが話が始まり……。

捕まえた相手が悪く、永遠とそこから１時間以上対話状態。
たかが整備不良で切符切るのにこんな思いするとは思わなかったでしょうねパンダはんも……。


当時の旦那は次元のうるさいボーダーマフラーをつけて、それはシフトをチェンジすると、会話が聞こえなくなるくらいウルサイマフラーだったとか言ってました。
結局ご近所からも怖いにーちゃんも来て注意され変更することになり終了。

そりゃ普通に走っても音だけでも目立ちます。

そんな荒々しい思い出があったガンメタも、車検切れ後倉庫に眠っていましたが、こちらに持ってくることは叶いませんでした。


現在思い入れがある赤いスカイラインも車検取得後、現在エンジン不調で盆栽中。
今現在もシルビアで通勤などなどされてます。

修理することは出来ても時間がないとゆう現実に、苛立つことも。
うまくはいかないからおもろいやんと口癖にする旦那は今日誕生日。
なんもいらんわと言うけれど、なんかしてあげたいなと思うがカネもない。


もう少し色々なことに余裕ができたらオフ会などに参加する機会を作ってあげたいなと思いました。

何をしても上手くいかない時は上手くいかない。
いい大人が人の悪口ばかり言っている。

今日も怒られムッとしたり悔しくて涙ぐんだり・・。
会社で反抗的になれば阻害されるような扱い。
愚痴ばっかで仕事は後手後手。
ここ何カ月も定時で上がれた試しはない。

今週はツイてない。

久しぶりにごはんが喉を通らなかった。

なんか夜も眠れない。

旦那との会話も何を楽しく喋って言いのか分からない。

自分にとってやりがえのある仕事とはなんだろと思う。

あれもこれもそれもこれも
やらされることばかりで、進んで楽しくやってもいない。
いつからそんな気持ちで仕事をするようになったのかと思う。


自分の夢や希望はどこにあるのだろう。

こんな風に働き続けて
松井一代みたいにわけ分からんことを言い始めて
人生終わりたくはない。

前向きに前向きに取り組もうとしても、
何もかもがつぶされる。

誰のせいと言うのであれば仕事の相方の
スローペース。後ろ向きでのんびりした仕事の姿勢。
そんなの老後の生活に送ってくれよと思う。


ちびの体調も悪く
そばにいる時間が短くて、
上の子の宿題も見てあげられなくて
一緒に会話できる時間が30分くらいしかなくて
本当にやりきれない。


自分は何を目指しているのか
朝がツライ日は続く・・


明日も明後日も頑張ります。