2011年02月07日
映像はベルギー空軍、F-16デモンストレーションチームです。パイロットはかなり気合いが入っていますね。
皆さんも航空祭などでF-2、F-16、F-18などが機動飛行したとき、主翼前縁先端付近からボルテックスが発生し水蒸気となって肉眼でも確認出来るかと思います。
これは実は過流なんですが、昔から航空機は過流を作らないように機体をデザインしてきましたが、そこを逆にとってワザと過流を発生させ空力改善することなどは前縁ストレーキの御陰なんです。
各国やメーカーによっては呼称が違いますが効果は一緒です。この前縁ストレーキを積極的に採用したのがSR-71です。今では戦闘攻撃機、練習機などはまず取り付けられていると思われます。
国内ではF-1/T-2やT-4なども前縁フィレット、F-14、F-15、F-16、F-18などは前縁ストレーキ、F-5では前縁延長(LEX)、ロッキードではチェインと呼ばれています。ただ、効果は同じ目的で付けています。
この前縁ストレーキの効果は鋭い前縁ストレーキの揚力でトリム抵抗が減少する。主翼の揚力を増大させ補助翼(ラダー、スタビレーター)などの効きが増す。それに主翼上と胴体の上の空気流がこのボルテックスの干渉により低速でも安定した気流が確保出来ると良いことずくめです。
しかし・・・レガシーホーネット、F-18AやF-18Bなどはストレーキから発生するボルテックスがあまりのも強力すぎたため、垂直尾翼強度不足が深刻化し、対策としてはストレーキ上にフェンスを設けボルテックスを抑え、垂直尾翼根元にはL字型補強具を付けて運用した経緯が有ります。
また、ストレーキ構造には副産物も産まれF-18では中に乗降用のラダーが有ることや、中には燃料タンクが入っている戦闘機やストレーキ構造そのものがフェンスの役割をして機関砲を発射しても硝煙ガスが空気取り入れ口に入らないなど、意外に実用性は高いデバイスとなりました。
ステルス戦闘機になってもこの前縁ストレーキが有ると言うことは、その効果はバカには出来ないと判断したからだと思います。
また、ロシアのSU-27などはポストストール効果を積極的に採用し、仰角120度になってもコントロール出来るのは、この前縁ストレーキ効果の御陰でしょう。
Posted at 2011/02/07 22:22:21 | |
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ミリタリー | 趣味
2011年02月07日
昨日、取り付けたばかりのレイズ・ホイールですが、どうやらフロントがオーバーフェンダーしているようです。
付けたABと今日Dラーで文鎮付き紐で確認しましたらホイール・スポーク部分が干渉しているとのこと。
このままでは車検は通らないと思います。ああ~、購入してすぐホイールを替えなくてはならないのか。
今回のホイール選びははABとレイズさんと十分協議したのですが結果・・・駄目だったようです・・・
ABではメーカーとこの事象を協議して回答しますとの返事でした。う~ん、どうなるのか・・・
一度、履いたホイールは返品出来ないし。このまま泣き寝入りになるのか。
しかし、エンドレス・ビッグキャリパーを付けて居る人は何処のメーカーのホイールを装着しているのか、不思議でなりません。
良い情報が有りましたら宜しくお願いします<(_ _)>
Posted at 2011/02/07 18:58:57 | |
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