2016年09月15日
おふくろが逝きました。
延命措置や蘇生措置をかたくなに拒否した背景には、ある意味覚悟の上だったようです。そのキップのよさは、流石はWW2を経験者です。自ら望んだフィソロフィーは流石はおふくろです。
まるで眠るかのようでした。最後を看とった、おさーんと義理の姉さんの声を聞きながら、二度と目を覚ますことはありませんでしたが、こちらの呼びかけに心臓に反応し、心電図のグラフが、ピクッとしたのが、最後の挨拶だったのでしょう。
おふくろとはいろいろ衝突があり、悩んだ事もありました。だから、今回の手術に関しては、何もおさーんに連絡しなかったのは、ある意味、おふくろらしい配慮だったのかもしれません。ですが、親不孝ばかりしていた、おさーんとしては悔いが残ります。それに互いに不器用な性格なので。
人事不省にはいり、担当看護士さんが担当ドクターを呼ぶ間は、必死に声をかけましたがダメでした。ドクターが心電図と心臓と呼吸とマグライトで目の瞳孔を確認し、深々と頭を下げ「○○時○○分、ご臨終です」と告げた事で天国に行った、旅立ったと認識しました。
担当ドクターと看護士さんに「ありがとうございました」と告げ、家族、親戚、職場に連絡し、後は最期の処置と担当ドクターが死亡診断書を待って葬儀社に連絡しました。生前、お気に入りだった服装に着替えて、葬儀社が来たことを確認し、おふくろを霊安室に運び確認してストレッチャーに移動させ家まで送りました。
苦しまずスッと逝ってしまったおふくろ。やっと先に天国に逝ったオヤジと仲良く過ごしているでしょう。夜空を見ると星は出ていなかったですが、星の一つになったと思い、ドクターと看護士さん達に見送られながら病院を後にしました。
誰が悪い訳でもない、ただ、おふくろの意思は貫いたので満足して逝ったと思います。
「さよなら」とは言わない、また、逢えるからね。お疲れ様でした。
Posted at 2016/09/15 12:49:41 | |
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