4月になり、DS3は初めての車検を受けます。入院中は代車を借りたいところですが、シトロエン世田谷サービスポイントは社有車が少ないため、代車争いはかなり熾烈です。そこで約3ヶ月も前から予約して、ようやく代車を借りることができました。
あてがわれたのはプジョー2008。走行距離約4,000kmのピカピカで車内は新車の香りがムンムン。エンジンは1.2リッターの3気筒、ギアボックスは最新の5ETGです。新機能満載です。思ったより小さく、とてもスタイリッシュ。
借りてきた翌日の日曜、奇しくもドライブの約束があったため、さっそく代車で出かけてみました。目的地は箱根園の水族館。あいにくの天気ですが、一般道、高速道路、山道といろんな道を走るので楽しみです。
運転席に座ると目線はDS3よりずっと高く、さらにフロントガラスも大きいので前方視界も広く、何となく気分が浮き立ってきます。車内がDS3よりずっと明るいのも良いですね。椅子の座り心地も上々です。メーターは特徴的なハンドルの上から見るタイプですが、わたしのドラポジでは残念ながら真ん中のインジケーターが全てハンドルで隠れてしまいました。でもパネルのデザインはおしゃれで素敵です。
走り出してやはり気になったのは、5ETGです。いろいろなメディアで書かれている通り、アクセルをていねいに加減してあげないと少々ギクシャクします。アクセルを操作するわたしと、クラッチ操作とギアチェンジをするギアボックスの二人羽織で運転しているような感じでしょうか。
マニュアルモードを使えば割とスムーズに走ることができますが、せっかく自動でギアチェンジしてくれるのに手で変えるのはちょっと虚しいような。また、慣れないうちは、特に駐車の際などにゆっくりと這うように走らせるのは難しいですね。バックで段差を乗り越えつつ停めるような駐車場だと、かなり緊張します。
街乗りはコツをつかむまで困惑気味でしたが、エンジンは信じられないくらい力強く、出足こそ慎重に操作しなければならないので遅れを取りますが、3速以降は他のクルマを楽に引き離しながら加速することも可能です。高速道路でも静かで振動は少なく、ハンドルの据わりもなかなかです。いい気分です。
高速道路を降りて、山坂道に入ります。同乗者と「田邊さん、僕はこういうのもアリだと思うんですよね」「そうね〜」とかカーグラフィックTVごっこをしながら箱根新道を抜け、七曲を登って箱根園に向かいます。ハンドルはクロカン車のようにユルユルではなく、適度な手応えがありつつ正確で、雨の中も自信を持って快適に走れます。小さな急カーブではさすがにちょっと傾きますが、ジムニーで横転寸前コーナリングを経験済みなので個人的には大丈夫。
七曲の急坂をバスに後ろについてゆっくり登るような場面では、オートマチックだと苦しそうに急なシフトダウンをしながら登って行きます。こういう時こそマニュアルモードの出番ですね。
路面が荒れていたり、離合できないほど狭い場所もありますが、ちょっと目線が高いだけでずいぶん余裕が出て、どんどん進みたくなります。なるほどこれがクロスオーバーの楽しみか。
箱根園では水族館を堪能し、帰りは濃霧に怯えつつも大した渋滞にも遭わず無事に走れました。こういうドライブには、やっぱりクロスオーバーが最高ですね。正直言ってあまり興味のなかった2008ですが、家にたどり着く頃にはすっかり大好きになってしまいました。
できれば自由に使えるマニュアルギアボックスで、七曲の急坂も楽に登れる馬力のでかいディーゼルエンジンなら最高…とか考えていたら、そういうクルマは最近マツダから出たじゃないか!あれはきっと売れますよ。乗ってもいないのに太鼓判です。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2015/04/06 22:13:21