2014年F1第14戦シンガポールGPの決勝レースは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが2戦連続となる今シーズン7勝目、通算29勝目を挙げた。残念なことにケータハムの小林可夢偉は、スタートできず、0周リタイアに終わった。
今回で7回目を迎えたF1シンガポールGPは、今年もマリーナ・ベイの公道を舞台に幻想的なナイトレー スとして開催。土曜日の予選では、選手権2位につけるメルセデスのハミルトンが1000分の7秒差でチー ムメイトを下してポールポジションを獲得。3、4番手にレッドブル勢が続き、フェラーリのフェルナンド・アロンソとウィリアムズのフェリペ・マッサがグリッド3列目に並んだ。
決勝レースは、スタート前のフォーメーションラップでポイン トリーダーのニコ・ロズベルグがソフトウェアのトラブルでグリッドを離れることができず、ピットスタートに。さらに、ケータハムの小林可夢偉もマシンのトラブルでスタートグリッドまでたどり着くこ とができず、波乱の幕開けとなった。
そのなか、スタートを決めたハミルトンが序盤からリードを奪い、2番手に浮上したセバスチャン・ベッテルがハミルトンに食らいつく展開。3番手にアロンソが浮上し、4番手以下にダニエル・ リカルド、キミ・ライコネン、マッサと続いた。 トップのハミルトンは、最初の10周こそベッテルと ファステストラップを分け合う互角のレースを強いられたが、最初のピットストップを終えるとベッテルとの差を7秒前後まで拡大し、その後は後続との差を維持しながら周回、中盤に向けて徐々にレース をコントロール下に置いていった。
22周目にマッサが2回目のピットに向かうと、その他の上位勢もそこから2回目のピットストップに動く。ここではハミルトンが引き続きトップを守る一方で、2番手ベッテルとの差を縮めていた3番手アロンソがアンダーカットを成功させ、2台のポジションが逆転。4番手にリカルドというオーダーに変わった。
しかし、レースが折り返しを迎えた30周目にセルジオ・ペレスがエイドリアン・スーティルとの接触でフロントウイングを脱落。このパーツがコース上に散乱しセーフティカーが出動する。この時、上位勢では、アロンソがピットに向かいタイヤをソフトタイヤに変更、ポジションをふたつ落として4番手でコースに復帰する。すると、アロンソの前に立つレッドブル2台もすでに2回目のピットでタイヤ交換義務を終えていたため、先頭のハミルトンだけが最後1回のタイヤ交換を残すこととなった。
38周目にレースが再開すると、スーパーソフトを履くハミルトンは、1周につき2.5秒も速いペースで2 番手ベッテル以下を引き離し、ピットストップ1回分のリードタイム27秒を稼ごうとハードにプッシュ、42周目には、早くも10秒のギャップを開くことに成功する。だが、その差が約25秒になったところでハミルトンのタイヤがタレはじめ、チームは52周目にハミルトンをピットに呼び寄せる決断を下し た。
ハミルトンはここでベッテルに僅差で先行を許してしまう。だが、新たなタイヤを手にしたハミルトンは逆に2ストップ戦略でタイヤが厳しくなったベッテルをすぐに逆転。54周目にトップへ再浮上す ると、2時間レースの適用で1周少ない60周をトップで駆け抜け、今シーズン7勝目を獲得。選手権争いでロズベルグを抜いて首位に立った。
2位は、終盤にリカルドとアロンソの追い上げを振り切ったベッテルが入り、今シーズンのベストリザルトを獲得。3位リカルドとももに表彰台に登った。
一方、トラブルでピットスタートとなったロズベルグは、1回目のピットストップでステアリングのボタンが機能せず、ギヤをニュートラルからエンゲー ジさせることができず、レース続行を断念。痛恨のリタイアを喫し、選手権争いでも3ポイント差で首位の座を明け渡すこととなった。
Singaporean Grand Prix 決勝結果リザルト
1位 No.44 L ハミルトン (Mercedes) 2h00'04.795
2位 No.1 S ベッテル (Red Bull Racing) +0'13.534
3位 No.3 D リカルド (Red Bull Racing) +0'14.273
4位 No.14 F アロンソ (Ferrari) +0'15.389
5位 No.19 F マッサ (Williams) +0'42.161
6位 No.25 J エリック・ベルニュ (Toro Rosso ) +0'56.801
7位 No.11 S ペレス (Force India) +0'59.038
8位 No.7 K ライコネン (Ferrari) +1'00.641
9位 No.27 N ヒュルケンベルク (Force India) +1'01.661
10位 No.20 K マグヌッセン (McLaren) +1'02.230
11位 No.77 V ボッタス (Williams) +1'05.065
12位 No.13 P マルドナド (Lotus) +1'06.915
13位 No.8 R グロージャン (Lotus) +1'08.029
14位 No.26 D クビアト (Toro Rosso ) +1'12.008
15位 No.9 M エリクソン (Caterham) +1'34.188
16位 No.17 J ビアンキ (Marussia) +1'34.543
17位 No.4 M チルトン (Marussia) -1Lap
-位 No.22 J バトン (McLaren) (リタイア/-8Lap)
-位 No.99 A スーティル (Sauber) (リタイア/-20Laps)
-位 No.21 E グティエレス (Sauber) (リタイア/-43Laps)
-位 No.6 N ロズベルグ (Mercedes) (リタイア/-47Laps)
-位 No.10 小林可夢偉 (Caterham) (リタイア/-60Laps)
感想(自分目線)
まさかのメルセデスのロズベルグのステアリングのトラブルからのリタイアで期待通りの鈴鹿戦が面白くなる展開になってきましたよ!!ニコハミですよ。ニコハミ(なに言ってんだろう・・・)
それはそれでいいんですが、シンガポール戦は、ロズベルグがピットスタートでケツからスタートだったし、序盤でリード築いちゃうから詰まらないレースだったな。
それでも2.3位争いは駆け引きがあって、アロンソが第二スティントのピットストップを早めにしてベッテルのアンダーカットに成功して前に出たのは、いいけど・・・30周目にセーフティーカーが出動してレッドブルが2台ともタイヤを変えてしまい、アロンソもピットしなきゃならなくなってしまい、リカルドの後ろの4番手に・・・
フェラーリ・アロンソは、せっかくのアンダーカットが無意味になり、セーフティーカーが裏目にでる形の展開があった。セーフティーカーのタイミング悪いんだよぅ~ホントなんか・・・フェラーリさん乙です(笑)
アロンソは、いい仕事してた、問題は「ライコネン・・・土曜の勢いどこ行った・・・Orz」苦しいなコレは・・・なんで抜きにいかないんだろうな、トラブルで失速してたボッタスも抜かなかったし。それが不思議なんだよね。ああ、もう速いライコネンは、見れないのかな・・・
今回の予想は、ロズベルグがリタイアしたし、リカルドは、ベッテルに負けて3位だし・・・ハミルトンの1位しか当たらなかったわ。
次の鈴鹿ってちょっと台風が心配ですよね。(天気予報とかしっかり見てないが・・・ダメじゃん)
きっとハミルトンとロズベルグが熾烈なレースをショぼくなったエンジン音で繰り広げてくれるっしょ。
日本GP楽しみだ!!来年は、鈴鹿行きたい!(今年じゃないのかよ!)
では(^o^)/
Posted at 2014/09/25 00:42:18 | |
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