FIAフォーミュラEチャンピオンシップ。第5戦がアメリカ・マイアミで開催され、e.ダムス ルノーのニコラス・プロストが優勝。2位には地元アメリカのスコット・スピード(アンドレッティ・フォーミュラE)、3位にはダニエル・アプト(アウディ スポーツ ABT)が入った。
第4戦から約2か月のブランクがあり、迎えた第5戦。各マシン市街地特有のバンピーな路面に苦しめられる中、予選で速さを見せたのはジャン-エリック・ベルニュ(アンドレッティ・フォーミュラE)。第3戦から参戦したベルニュは、ここマイアミで唯一の1分5秒台を叩き出し、自身2度目ポールポジションを獲得した。
迎えた決勝、フォーミュラE独特のパワーアップシステム「ファン・ブースト」は、ベルニュ、ブルーノ・セナ(マヒンドラ・レーシング)、サルバドール・デュラン(アムリン・アグリ)の3名が獲得した。
スタート後はポールのベルニュを先頭に、大きな混乱もなく各車順調に周回を重ねる。後方では、日本でも馴染みのあるヴィタントニオ・リウッツィ(トゥルーリ)とロイック・デュバル(ドラゴン・レーシング)が激しいバトルを繰り広げる。2人はここマイアミから参戦を果たし、今回が初レースとなる。
レースが動いたのは19周目。2位を走るサム・バード(ヴァージン・レーシング)がベルニュをオーバーテイク。トップに立つ。その後、各マシンが続々とピットイン。フォーミュラEは電池が1レース保たないため、多くのドライバーがここでマシンをスイッチする中、バードはそのままレースを続行。しかし、残量不足のためかバードはスローダウンを余儀なくされトップの座を明け渡す。
各車ピットストップを終えトップ集団に踊り出たのはダニエル・アプト、2位プロスト、3位ルーカス・ディグラッシ(アウディ スポーツABT)。
残り2周、2位プロストが1位のダニエル・アプトを捉えトップに立つ。アプトは、3位まで順位を上げてきたスコット・スピードにも交わされ3位まで順位を落とす。
迎えたチェッカー。プロストがスコット・スピードの猛追を振り切りトップでゴール。レジェンドである父アラン・プロストの前で嬉しい初優勝を飾った。ニコラス・プロストは優勝で25ポイントを獲得。ランキングでもトップに躍り出た。
■フォーミュラEマイアミ 決勝リザルト
POS / NO / DRIVER / TEAM / LAPS / TIME / GAP
01 8 ニコラス・プロスト e.dams-Renault 39 46:12.349
02 28 スコット・スピード Andretti 39 46:12.782 +0.433s
03 66 ダニエル・アプト Audi Sport ABT 39 46:17.867 +5.518s
04 7 ジェローム・ダンブロシオ Dragon Racing 39 46:18.290 +5.941s
05 99 ネルソン・ピケJr. (FL) China Racing 39 46:18.775 +6.426s
06 55 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ Amlin Aguri 39 46:21.103 +8.754s
07 6 ロイック・デュバル Dragon Racing 39 46:21.847 +9.498s
08 2 サム・バード Virgin Racing 39 46:32.166 +19.817s
09 11 ルーカス・ディ・グラッシ Audi Sport ABT 39 46:32.980 +20.631s
10 77 サルバドール・デュラン Amlin Aguri 39 46:36.936 +24.587s
11 3 ハイメ・アルグエルスアリ Virgin Racing 39 46:56.232 +43.883s
12 23 ニック・ハイドフェルド Venturi 39 47:00.227 +47.878s
13 9 セバスチャン・ブエミ e.dams-Renault 39 47:16.936 +1:04.587s
14 5 カルン・チャンドック Mahindra Racing 39 47:35.888 +1:23.539s
15 10 ヤルノ・テゥルーリ Trulli 38 46:34.907 +1 lap
16 18 ビタントニオ・リウィッツィ Trulli 38 46:43.800 +1 lap
17 88 シャルル・ピック China Racing 38 46:59.851 +1 lap
18 27 ジャン・エリック・ベルニュ (P) Andretti 37 43:59.249 +2 laps
19 30 ステファン・サラザン Venturi 31 38:19.360 +8 laps
20 21 ブルーノ・セナ Mahindra Racing 25 30:16.047 +14 laps
(P) = Started race on pole/(FL) = Fastest lap of the race
*=Penalty of the race
クラッシュもなく、セーフティーカーも出ないクリーンなレースだった。今回、スポット参戦のドライバーも何人かいました。デュバルとかリ・ウィッツィにスコット・スピード(大活躍)とかね
スタートからピットストップの乗り換えまでは、ポールポジションのベルニュをバードが追いかける接近戦で、コーナーが狭いのもあって横に並ぶまではいいけど・・・なかなかオーバーテイク出来ずにいて歯痒い感じで、バードが19周目にやっとベルニュを追い抜いたのはすごい良かった。
抜かれたベルニュは、ピットストップしに行ったけど、バードは自分の車のエネルギー残量に気が付かなったのか、残り3%なのにもう1周行っちゃったの勿体なかったよ。オーバーテイクせずにベルニュと一緒にピットインするべきだったよな~本当勿体ない。
その後は、アウディのアプトをプロストが追いかけてる間に今回スポット参戦の元F1ドライバーのスコット・スピードがF1時代では、考えられないような追い上げを見せてあっと言う間に3位につけて、プロストにプレッシャーかけつつ迫っていくの格好良かったな~、残り2周でペースダウンした1位のアプトをプロストとスピードが同時に抜いてからも凄い!!
プロストがエネルギー残量が8%で対するスピードは、13%で明らかにスピードがプロストを抜けそうで、これでスピードが抜いたらすごいことだって期待して見てたけど、やっぱり抜きにくさがあるのか逃げ切られてしまってちょっと残念だった。でも、ニックの時のようには、ならなくて良かった。
アメリカでアンドレッティ・レーシングのアメリカ人ドライバーが表彰台に立つのは、現地の人は盛り上がっただろうな。あの追い上げは、見事過ぎるし、スピード。初参戦でこんなことやってくれるんだからね。
マイアミGPは、面白かったです(^-^)b次は4月4日にロングビーチですね。またアメリカです。コースレイアウトは、インディーと同じなのかな?
Posted at 2015/03/21 20:11:41 | |
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