タイミングベルト交換③

クランクプーリーボルトを外していきます。

ここは固いのでレグラス(REGULUS) ラストブリザード を吹き付けて、プラハンマーで叩いてから作業を始めました。

意外に緩めるのはそこまで力は必要ありませんでした。取り付けるときはこの時の3倍くらいは必要だったと思います。

クランクプーリーは圧入されていないので手で外すことが出来ます。

外れた時点で一度SST、マーキングがずれていないことを確認します。

次にテンショナープーリーを取り外していきます。まず取付ボルトを緩めます。6 mmの六角レンチを使用してテンションを取っていきます。最後にボルトを外してテンショナープーリーを取り外します。

これでタイミングベルトが外せます。

タイミングベルト自体は目視ではそれほど痛みはありませんでした。

メカさんの話ではベルトのテンションも強いのでアイドラープーリーに負担がかかって先に寿命になるのではないかとのことでした。

アイドラープーリーは国産車のように17 mmのボルトでしまっています。ボルトを緩めて取り外していきます。

新品は形状が少し変わっていました。コストダウンではなく、改良だと良いのですが。

ウォーターポンプは5本のボルトで固定されています。軽く緩めてから、下に廃液受けを用意してからハンマーで叩くとLLCが漏れてきます。リザーブタンクの蓋を外すと早く抜けます。

エンジンはアルミ製なので金属製のスクレーパーを使用しないようにします。プラ製のスクレーパーでガスケットを剥離した後、オイルストーンで仕上げました。

LLCを水できれいに流してから組み付けていきます。きれいに流しておかないと、交換後に水漏れがないか確認できなくなります。

今回はインテーク側のディフェーザープーリーも交換しました。

カムプーリーの固定ツールを嵌めてから取り外していきます。まずはT50のトルクスでめくら蓋を取り外します。

このときに内部のオイルがだっと出てくるのでウェスわあてがいながら行うのが良いと思います。僕はクランク側まで垂れてしまいました。

中の固定ボルトを外して、固定ツールも外すとプーリーを取り外せます。

今回はカムシャフトエンドシールも交換しました。

シールはドライバーでこじって外します。

新しいシールはプラ製のパイプと一緒になっています。プラパイプに沿って嵌め込んでいきます。

１ヶ所にだけ力が入ると斜めになるので注意します。ここがうまく入らないとタイミングベルトにオイルがかかり、コマ飛びの原因になるので注意します。心配な場合はそのままにしておきましょう。

再びカムシャフトプーリーのロックツールを用いてカムシャフトディファーサープーリーを固定していきます。

このときSST側には緩む方向に力がかかるので、緩んでないか確認しながら、必要があれば増し締めしながらこていしていきます。

ボルトは90 Nmで締め付けます。最後に蓋を締め込んでおしまいです（17 Nm）。

その④に続く