後半スタートですが・・・
ここで 今回のレースのレギュレーションを簡単に紹介します。
出場チームにつき、8台、8人まで登録でき、1台を複数人で走るもOK、8台をそれぞれリレーしてもOKです。
燃料量に制限は無く、7時間で多く周回したチームが勝利です。
複数台登録チームのバトンタッチにはルールが有り、車両チェンジ時に5分の強制停車時間が設けられています。これは 1台で給油しながら走るチームとのハンデを緩和するための措置です。
また 車両により以下6クラスに分けられております。
① R1 スリックタイヤ装着のレース用車両
② R2 Sタイヤ及びラジアルタイヤ装着のレース用車両
③ NS1 Sタイヤ装着のナンバー付き車両(過給器付きは1.5倍)
④ NS2 Sタイヤ装着のナンバー付き車両(2500CC以下)
⑤ NR1 ラジアルタイヤ装着のナンバー付き車両(過給器付きは1.5倍)
⑥ NR2 ラジアルタイヤ装着のナンバー付き車両(2500CC以下)
と こんな感じで、我々のチームは⑤NR1クラスにエントリーしていて、99年式のインプレッサWRC STIと94年式のM3B(ともに13万キロ超でエンジンはノーマル)レッサー君は2000CCだけど過給器付きなので3000CC相当になる。
さて 後半に突入です。
TERUさん走行中に、キッチンYUKIのカレーも出来て、ドライバー、メカニック交代で食事です。
なんとなく余裕が出来て、オフィシャルに1時間ごとのリザルトをもらいに行って、分析などしていると、電光掲示板に突如32号車が2位と浮上してきて、2ラップ差、しかも車はポルシェ996のGT3RSで2分7~8秒あたりの周回をしています。
一同「ええっ」と緊張走ります。
たしかに ポルシェは上位車ですが、ナンバー付きでラジアルタイヤだと同クラスになりますので・・・^^;
いままで32号車はクラス別の電光掲示板に無かったので安心していたのですが、何かのミスで突如現れたと・・・
事務局長が、オフィシャルに問い合わせに走るとともに監督も32号車のPITに走り、車を確認しに行きます。
ただのお遊びですが、この辺は真剣に遊ぶという観念から当然の行為で、メンバーみんなが楽しんでいるのを実感します。
そうこうしているうちに 無事お役を達成したTERUさんからnovviさんにバトンタッチされ、レースも佳境に入り、総合のトップ争いをしているチームはポルシェ同士のガチンコで、レベルの高いタイムで競ってます。
5分の強制待機中・・・オフィシャルの方が時計持って計ってます。
我がチームのnovviさんはいつものレースだと、タイムより燃費を稼ぐ役目なのですが、今日はちょっと勝手が違い、燃料に制限が無い分スピードが重要になってきます。
足回りセッティングを変更して満足に乗っていないnovviさんも最初は慎重に行きタイムはでませんでしたが、中盤以降徐々にスピードに乗ってきます。
おそらく彼のM3でのMyベストラップを出したはずで、ここでも日頃の練習の成果がきっちりでたようです。
さて、以前2位表示の32号車とは当然ながら差はどんどん縮んで行きますが、32号車はSタイヤを使用しているとのことで、Sタイヤ装着だとクラスが違いますので、オフィシャルの判断に任せます。
ここで キャプテンと監督相談の結果 頑張っていたnovviさんとバトンタッチ時間を変更することになり、自分の出番が早くなることがケテーイしました。
レッサー君のブレーキチェックをしていた監督が思案の結果 昨日練習で使った残り半分弱のものの方がGOODと言うことで、急遽パッド交換します。
この作業が早いこと早いこと・・流石元レーシングメカニックです。
で、レッサー君がペースをあげて走れるのは1時間が限度ですが、1時間5分を残したところでバトンタッチです。
問題の32号車との差は1ラップ半くらいに縮んでいます。
32号車がこのまま同クラスに入ると、差を考えても2分10秒を切るタイムで周回する必要がありますが、ブレーパッドも燃料もそこまで余裕はありません。
が、いよいよアンカードライバ-(自分)の出番になりました。
ここまで来てクラッシュやエンジンブローまたは燃料切れなどによるロスは致命傷だし、かといって安全運転したらポルシェに追いつかれるしで・・・
結構重いものしょってのスタートでしたが、走り出したら全て忘れていつも通りに戻れました。
12~3ラップくらい消化したところで、キャプテンより電話が・・
S「32号車はNS-1のクラスになった」
G「はい」
S「だから2位との差は6ラップあるからペース落とせ」
G「了解」
この会話で肩の荷は完全に下り、ペースを2分13~15秒代に落として周回します。
コントロールラインの時計が6時間50分を過ぎた頃、もう一度電話が・・
S「もう大丈夫」
G「はい」
S「チェッカー受けたらパッシングしながら走行しろ」
G「了解」
と言うことで、無事チェッカーフラッグを受け、最終ラップは直線でパッシングをしながら駆け抜け、メンバーが待つピットロードに帰り着きました。
みんな笑顔です。
一番しょぼいクラスですが、一等賞は嬉しいですね!
小学一年生が50m走で一等賞になったときと同じです(笑)
自分は重いからNGでしたが、キャプテンを胴上げしました。
表彰台はなかったですが、NR-1 WINNERの盾と副賞をもらいました。
全52チームのうち総合で14位でした。
車も人間も未熟でしょぼいチームでしたが、大健闘だったと思います。
キャプテンの先導力、監督の指導そしてメカニックとして駆けつけてくれたK君・コバちゃん、最初の準備段階からご苦労の事務局長、キッチンYUKIのYUKIちゃん&サポートの女性陣に、寒い中応援に来てくれたなおねこさんのお陰で取り得たたまものですね!
みんなありがとうございました。
次回は 夏の陣・・・?
まだ他にある・・・?
また 頑張ります・・・
で、最終ラップにパッシングして走行した件ですが・・
自分より前にいた車両が同じようにパッシングして走行したため、みんなそちらに目がいってしまい、違うと気がついた時には自分は通過していたらしい・・・(涙