どうも(*^^)v
今回もカタログのアップになります…にしても久々にこの年代やりますねぇ…
ってコトで…
2代目コンテッサ1300セダン初期型です♪
もう博物館級の1台ですよね…実際に博物館位でしか見たコトが無いです…(苦笑)
セーラー服と機関銃(薬師丸ひろ子版)で目高組のクルマとして登場しますね…
スゲェポンコツなコンテッサが…(苦笑)
あの映画に出てきたコンテッサはナゼか自分の目には衝撃的でした…(爆)
逆にソレ位しか思い出の無いクルマとも言えます。
あ…アリイの1/32オーナーズクラブのコンテッサの箱絵いいですね…結婚式のヤツの♪
…
ムリに話題広げようとしてるとか言わない(爆)
そんな2代目コンテッサは1964年9月にデビューしています♪
最大の魅力はミケロッティがデザインした、「トリネーゼスタイル」と呼ばれた今見ても流麗なデザイン♪
デザイン面で各々の賞を受賞しています!
ちなみにコンテッサとはブログのタイトル通りで「伯爵夫人」という意味です(*^^)v♪
今回のカタログは1964年8月のもので、デビュー当初のまさに初期型の本カタログ!
ってコトでそれなりに珍しいんじゃないかなぁ?と勝手に思い込んでます…(苦笑)
で…当初はセダンのみの登場。
クーペの登場は1965年まで待つコトとなります…(^_^;)
ってコトで今見ても非常に美しいデザインです♪
車体もインパクトがあるものの、シングルナンバーが凄く印象的(笑)
ちなみにグレードはデラックス…現存するコンテッサはほぼコレです。
んで持ってこのコンテッサはリアエンジン。
なんでリア周りがほぼグリルという、フツーに見ると前後が逆になったような印象さえ持ちます(笑)
それにしてもメッキパーツの使用範囲が広いコト広いコト…(笑)
現在は衝突安全性の関係もありますが、大半のこの手のパーツはプラスチックにメッキ加工を施したモノ…又はメタル調塗装のモノが大半になっています…(^_^;)
コンテッサの場合は本物の金属部品にメッキを施しているので、金属ならではの重みや冷たい感じが伝わってきそうな気がします(*^^)v
一方コチラがスタンダード。
コレが今じゃ超激レアです…(汗)
どうやら現存しているものは1台のみ…らしく、その現車も過去のオーナーの手により丸目4灯化。
つまりパッと見でデラックスになってるようですね。
オリジナルの個体になんてコトを…なんて嘆きそうなもんですが、当時の時代背景を考慮すると、自動車がステータスの時代…
予算の都合でスタンダードを購入したけど、やっぱり気持ちはデラックス仕様にしたい…。
じゃないと、お金が無くて仕方なく購入したように見られちゃうから4灯化しちゃおう…明るいし。
なんてコトがあったのかもしれませんよね(*^^)v
確かにオリジナルとは違うけど、そういう時代背景を考慮すると、ソレも自然の摂理だと思う訳です(笑)
しかしながら丸目2灯のスタンダードが現存してたら…見てみたいという気持ちもウソでは無い訳で…(苦笑)
ココから一気にイラスト化(笑)
インパネは今見ると非常にシンプルですよね…(^_^;)
デラックスと言えど、装備はラジオに時計とシンプルなもの。
インパネ上部にソフトパッドが貼ってるだけでも高級装備と言えます♪
当時はコレが高級感を演出すると共に安全装備の証でもありました(*^^)v
んでもってシートはこの当時としては当たり前のようにベンチシートが鎮座しております。
当時はこの手のセダンと言えばベンチシートが主流だった時代です。
しかしながらオプションのスポーティ仕様ですと、セパレートシートになる上に、当時としてはスポーツモデルの証となっていたフロアシフトが装備されるんですよ♪
スポーティセダンになるとミッションも3速から4速になります(*^^)v
そんな2代目コンテッサ初期型に搭載されるエンジンは1機種のみ。
GR100型…直列4気筒1300ccOHV、55馬力、9.7kg-m。
今でこそ軽自動車でも達成出来そうなスペックですが、当時は十分なスペックだった訳です。
前述の通りRRレイアウトでしてデザイン等も考慮された上、後方の上部で吸気、下部で排気という特殊な機構を採用し、当時としては非常に凝った内容なのではないかと思います。
ちなみにエンジンはやや傾斜されて搭載されたそうで、これにより重心がやや低くなるというメリットも生まれてるようです♪
ちなみにコレらに組み合わされるミッションは3速のコラム、又は4速フロアマニュアル。
当時は4速でも十分に高級でした(*^^)v
そして足回りは4輪独立懸架を惜しみ無く採用。
フロントがダブルウィッシュボーンで、リアがスイングアクスルと言う方式を採っています♪
更にボディはこれまた当時の乗用車ではまだまだ先進的だと思うモノコック方式を採用。
今でこそ当たり前ですが、路面状況が粗悪だった当時はより頑強なフレームボディを採用した車種も沢山ありました(*^^)v
ってコトで通常の他のカタログではトピックとなりそうな装備をアップするものの、コンテッサでは特に目立った機構も無く…
一番印象に残ったのは…
ボディカラーの種類が多い♪♪
スタンダード、デラックス、そしてデラックスのオプショナルカラーを合わせると当時としては多い13色ものラインナップがあります!!
意外なのはツートンカラーがオプションでは無くて、メタリックがオプションっていう…(^_^;)
ココは敢えてのマーブルグレーとセージグリーンのボディカラーに赤内装なんていう仕様がイイです…そんなコンテッサ見たコト無いし(笑)
ソレでもって4速マニュアルでセパレートシートのスポーティ仕様がイイですねぇ♪
まぁ…この人生のウチにコンテッサを購入するコトは絶対無いと思います…(苦笑)
オマケ
1966年の東京モーターショーには1300クーペSというツインカムエンジン搭載の試作車が展示されています!!
最もこの試作車は数台製作された上、一部はエンジンが市場に流れた模様。
今回ブログアップするに辺り事前に調べたんですが、どうやら通常のエンジンと違い傾斜して搭載されていない為、重心が高く、整備性も悪い為、通常のエンジンより決してツインカムだからと言って速い訳ではないようです…(^_^;)
しかしながら、歴史的価値は非常に高いエンジンだと言えます!
んで、同時期ですが通常のエンジンにソレックスを組んだクーペSなんてのも展示されたようで。
しかしながらこのコンテッサ…1964年にデビューするも、1966年には日野がトヨタと提携。
その結果、1967年に生産中止…そして日野にとっての乗用車撤退という(マニアにとっては)悲劇的な結末を迎えます…(泣)
よってこんなに美しい1台は僅か3年で生産終了…惜しい1台な訳です。
今となっては半世紀前の話題になりますが、こんなクルマもあったというコトを頭の隅に覚えておくだけでも自分はイイと思います。
それだけでもこの流麗なデザインを生みだしたミケロッティ、開発に苦戦し数々の創意工夫の上生みだした日野の技術者、汗水垂らして最高且つ安定した品質を生みだす為に必死になり組み立てた工場の作業員、お客様に沢山の思い出を提供する為にディーラーで販売した営業マン…コンテッサを生みだした人々全てを称賛出来るかと思います。