どうも(*^^)v
さて…今回もバタバタでカタログのアップと行きます…。
ってコトで…
GZG50センチュリー前期です♪
ハイ…このブログではよく出て来る車種ですね…よく出て来るってのも異様ではありますが(爆)
ちなみに写真の通り、卒業アルバムの如く、カバーに入ってます。
実は、センチュリーのカタログも以前にリクエストを頂いたものの、黒エンブレム後期を既にアップしていたのと、当時はまだ前期や白エンブレムのカタログを持っていなかったので、物理的にアップが出来ない状況でした…(^_^;)
で、その後入手しまして現在は、この前期と後期白エンブレムと後期黒エンブレムの3冊が手元にあるので、この度アップする運びとなりました(^_-)-☆
さて…今回のGZG50センチュリーは丁度20年前の1997年にデビューしています…なんと20年選手…(汗)
先代モデルより30年ぶりのフルモデルチェンジとあって、到るところが革新され、当時のトヨタのフラッグシップというコトもあり、その完成度の高さは現行車と比べても遜色無いどころか、世界的に見ても相変わらず第一線級でして、唯我独尊の1台と言えます♪
実際にレクサスLSやベンツSクラス等の1千万円オーバーのサルーンに乗ってもセンチュリーを横にすると…(汗)
ちょっとスバ抜けてます…手間とコストの掛け方が赤になってもおかしくない位…(汗)
今回のカタログは2002年4月のものですが、以前に後期もアップしているので、今回は前期ならではの特徴に主にスポットを当ててアップしていきます…全部アップしてたら凄い写真枚数になる…(汗)
さて…一見外観では何らこの20年変化が無かったかのように思えますが、実は前期がヘッドライトがまだマルチリフレクターになってなくて、オマケにレンズもガラス製です♪
リア周りも、違いはレンズ類のみ…位ですかね…LEDテールではなくバルブ式です。
インパネは特段変化がありません…敷いて言えばナビの音声認識ボタンが無い位ですかね。
ピッと鳴ったらお話くださいっていうヤツ。
ただ…前期にはデュアルEMVパッケージ装着車と、標準車というナビ無し仕様があります。
このカットしか無くて分かりにくいですが、ナビ無し車は通常ならナビのモニターが位置するトコに大きなアナログ時計が入っています。
後期になるとデュアルEMVパッケージ装着車のみの1グレードになりますし、敢えて標準車を購入するトコも少なく、結構珍しいと言えば珍しいかなって感じですかね…(^_^;)
室内も何ら特段変化はありません。
シートは前後期共通でウールシートが標準♪
で…ココは前期も後期も共通ですがオプションで本革の設定があります。
シートの構造は通常のクルマのシートと考えますと凄まじく手間が掛かってますね…(汗)
横糸を伸縮性に富んだ素材にしたり、表層パッドにポリエステル綿を追加したり、シートクッションのフレームとスプリングにスタビライザーを追加したり…(汗)
構造がかなり凝っているのもありまして、他の高級車でもありがちな…
布シートより革シートの方が表皮が張っていてフィッティングが悪い…なんてコトも無く、どの仕様でもしっかりと座れてしかも快適…(汗)
こんなクルマ…当たり前のようで中々ありません♪
そんなセンチュリーに搭載されるエンジンは1機種のみ。
1GZ-FE…V型12気筒5000ccハイメカツインカム、280馬力、49.0kg-m。
国産では現在まで後にも先にも唯一のV型12気筒…1JZのブロックをベースに12気筒化しています。
とにかくフィールは滑らかでして、低回転から綺麗にトルクが出て、違和感無く吹け上がります!
ゆっくり走ろうと思えば粛々と、一気に踏めば恐ろしい程に速い…こんなに重いのに…(笑)
とにかく速度管理がしやすく、こんなに運転のしやすいクルマ…本気で中々ありそうでないんです。
また、フェイルセーフ対策も万全…片バンク死んでも走れるなんて中々無いんですよ(笑)
全ての制御が2つ…エンジンが2機あるようなもんですから…(汗)
コレに組み合わされるミッションが4速のフロア又はコラムのオートマ。
4速のオートマは前期のみでして、後期は6速になるんです…が…
実は6速になったトコでそんなに変わりません…出足が気持ち速くなる位。
燃費もそんな変わりません。(実際に試した結果変わらなかった)
街乗りでリッター6.5キロも走ります。
で…実は耐久性があるのは4速の方。
6速の方はどうやらクラウンのミッションがベースらしくて、コレがたま~に壊れます。
実際に減速時にシフトダウンが上手くいかずにギクシャクするトラブルも経験しましたし…(ナゼか翌日治ってから一切再発しなかった…多分ECUのトラブル)
で…足回りは4輪ダブルウィッシュボーンのエアサス。
エアサスは腰は無くて、フワフワして路面からのインフォメーションが無く…なんてのも日本の速度域ではセンチュリーは全く問題なく、設計をしっかりしたエアサスだとココまでなるんだというのが分かります(*^^)v
さて…装備諸々としましては…
エンブレムの金型は職人の手彫り…(汗)
初代センチュリーからの工匠が彫っています(笑)
また、木目がホントに凄い…(汗)
パネルの継ぎ目でもしっかりと木目が合っています…コレ…中々無いんですよ。
とくにセンターコンソールリッドの木目の合わせなんて凄いですよ!
しかもインパネなんて左右対称の模様でして、「つぎはぎ」の技術が存分に使われています♪
それと…多分前期だけ…だったと思うんですが、リアのコンソールタワーにFM多重文字放送ユニットが組まれています♪
で…コレも時代の移り変わりでこうなるのですが、前期のみで自動車電話があります♪
ちなみに写真の機種はIDO…自分が借りた個体はNTTでした(*^^)v
リアモニターの下にはオプションでビデオデッキが選べますが、コレも前期のみ。
後期はDVDプレーヤーになります。
ココは前後期共通ですが、デジパネの下部はデジタルタコメーターになっています♪
で…実はマルチインフォメーションディスプレイも兼ねてまして、異常時に表示されます。
燃料が少なくなると、「ガソリン少」って出てきて回転数が分からなくなるのは少々残念…(^_^;)
ボディカラーは全部で5色になるんですが…
この醍醐という、ウェルシーグリーンマイカは前期にしかありませんので結構珍しいです♪
後期になると代わりに精華(レディエントシルバーメタリック)がラインナップされ、この精華も結構珍しいですよ(*^^)v
ちなみにウェルキャブなんてものもあります(*^^)v
ウェルキャブと言えどセンチュリー…勿論後席に装備されます♪
こんな感じで回転式のタイプなんですが、電動では無くて実は手動。
但し解除レバーが本木になってます(爆)
こんなトコが本木になるなんて凄い…(汗)
しかもハーフレースのカバーまでオプションで選択出来て抜かりがありません(笑)
そんな日本の技術の集大成と言っても過言ではないセンチュリー…
なんととうとう生産中止になりました…(泣)
しかも今年の2月…トヨタのHPからいきなり消えたので驚きましたよ…(汗)
勿論、各雑誌で新型の噂は流れてますが、来年以降に出るとか書いてますね。
噂じゃLS600hのV8が搭載されるって書いてますが、正直なんか残念な感じです…コレだけ聞いたら。
多分、従来ユーザーが乗っても違和感の無いような仕上げにはしてくるんでしょうが…(^_^;)
現在でもボディ剛性は十分でしたが、個人的にはこの辺りの進化が凄いので、かなり変わるんじゃないかなぁ…と。
スポット溶接からレーザースクリュー入れたり、シーム溶接使って面接着してきたり…とかしてきたらさらに凄いコトになりそう…ソコは楽しみですね(*^^)v
後は見た目…ですよ見た目。
初代から2代目って殆どパッと見で変わらなかったので、3代目も正直ほぼ変化無しを期待しています。
いいんですよ…永遠のマンネリ化ってのも時には大事ですよ…えぇ(笑)