最近テレビ、新聞、雑誌等で「アニサキス」が取り上げられています。
でね、タイトルだけでは誤解を招く。
「アニサキス症、5年前に比べて20倍以上」 なんてタイトルも。
「今後、流通システムの発達により増える可能性も」
ちょっと待ってくださいよ。
流通システムなんて前から発達してますよ。(東京都中央卸売市場は紛糾してますが)
アニサキス症は40年も前からありますよ。(おいらが知ったのが40年前)
2013年にアニサキス症を診断した医師は、保健所に届出義務が生じた。
これが増えている原因です。
年間1000件以上、または2000件以上、 推定だが7000件以上という専門家もいます。
解凍まぐろをお刺身で食べてもアニサキス症は大丈夫。
養殖ブリを食べても大丈夫。
そこをね、誤解している方がいらっしゃる。
「アニサキスが流行っているからお刺身食べるのやめようよ」
と、真顔で言っているお客様。
場所は某スーパーの刺身コーナー。
そこに並んでいるお刺身はすべて解凍品と養殖品の材料で作ったお刺身ですからwww.
アニサキス症にはなりませ~~ん。と大声で言いたかった(笑
どうしてこんな誤解が生まれちゃうのでしょうか。
危ないのは「生魚」を刺身にしたもの。サバ・アジ・イワシ・いか、等 100種類以上。
某スーパーでは生イカや、サンマなどは48時間以上マイナス20°以下で冷凍してから刺身にしています。(4年前から) アニサキス=食中毒 という法改正を受けて。
魚の内臓にいるアニサキスが水揚げされ死んだ魚の内臓から筋肉(身)に移動して、それを食すと発症します。 加熱すれば大丈夫。身に潜んでいても取り除けば大丈夫。
そんなに怖がらなくても大丈夫。
するめいかにいる場合は身に傷ができますから目視で見つけられる。
サンマ・アジも身が薄い(腹部分)ので見つけ易い。
危ないのはサバ。身が厚いので奥に入っていると見つけにくい。
〆さばでのアニサキス症が多いのはこのため。
(真空パックに入った〆サバは冷凍流通ですから安全です)→こんな会話をするようになるんだろうなぁ。
また、日本海で獲れた魚はアニサキスにならないと云う専門家がいます。
これはアニサキスの種類が太平洋とは違い、身の方に移らないという。
福岡や長崎の方では、サバを生で食べる習慣があるがアニサキスにはならないらしい。
なにはともあれ、正しい知識を持って有意義な食生活を送りたいものでございます。
昨日、生かつおのお刺身をいただきました。
本日、人間ドッグで胃カメラ検査を行いました。
アニサキスがいるのを楽しみにしておりましたが、・・・おりませんでした。 残念! ジャンジャン。
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Posted at
2017/05/19 13:25:16