バイクを注文する為にフィッティングを受けました。
購入したショップでは必ずフィッティングを実施してからの注文になり、フィッティング代金は無料です(フィッティングのみだと3万円必要)
購入後には変更出来ない、もしくは変更すると高額な追加費用がかかる部分は選択に失敗が許されません。最近は専用品のステムとハンドルが多くそれらは大体高額です。
最初は問診から始まります。
乗っていて違和感や痛みなどの悩みを伝えます。私は持病?の両膝半月板切除、左膝前十字靱帯損傷のため余り踏み脚を使えない事と、ロングライドでの尻と肩の痛みを話しました。
これでフィッティングの方向性を決めていきます。
次に、今乗っているバイク(ジャイアントTCR)の固定ローラーでのペダリングを動画撮影します。
客観的に自分のペダリングを見たのは初めてでしたが、まぁ不細工です。
・肩がすくんでいて明らかにステムが短い。
・サドルが低く膝が上がり過ぎている。
・骨盤が後傾して猫背になっている。
・脚の回転も少し踵が上がり気味。
ここから診察台?で柔軟性のチェック。股下、肩幅、尾てい骨幅の測定を行い、その値をフィッティング用マシンに落とし込みます。
サドルは20mm上がり、クランクは2.5mm延長、ハンドルは20mm広がり、ステムは30mm延長されました。
これを回してみて違和感が無かったので、ジャイアントTCRにこの設定を反映させます。
サドルを上げ、ステムとハンドルはショップのテスト用を仮組み。元のステムとハンドルはケーブルはそのままでだらんと垂らしたままです。流石にクランクは変更出来ないのでそのままで。
これで再度ペダリングの動画撮影をします。
骨盤から背中が自然なカーブになり、肩の緊張感が無くなり腕も無理なく伸びています。
縮こまった窮屈な姿勢からスケールの大きい自然な姿勢に変わりました。
ただ、この姿勢を保つ為の筋肉が今まで使われず発達していないので疲れてくると元の姿勢に戻ってしまいます。
暫くは意識して姿勢を保つトレーニングが必要です。
結果、フレームサイズは60で調整幅に余裕を持たせるか、58でステムとシートポストを目一杯伸ばして乗るかの二択になりました。
58にするとほぼ調整幅が無いので悩みましたが、小さい事によるハンドリング性向上と軽量化を優先して58に決めました。
納車までの1ヶ月程が待ち遠しいです。
フレームサイズ 58
シートポスト 160mm、セットバック25mm
ステム長 130mm Hiタイプ
ハンドル幅 440mm
クランク長 175mm
サドル幅 Sサイズ
後日の話しです。
ジャイアントTCRもステムを130mmに伸ばしてみました。
自然とフィッティング後の姿勢になり、臀筋とハムストリングスを使いやすくなりました。
試しに坂でFTPを計測してみたらなんと20Wも向上していました。
ここ1年以上横這いだったFTPがフィッティングでポジションを改善するだけで8.5%上がりました。
しかし落ち着いて考えてみると眉唾な数値なのでパワーメーターの不調も疑われます。校正後にまた計測します。
いずれにしても色々と気付きの有るフィッティングは一度受けてみる事をおすすめします。
Posted at 2019/01/07 23:04:59 | |
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