マツダ デミオ(2016年モデル) インプレ

これは初期型から変化なし。
発進で飛び出すことはありません。
そして必要十分な加速力。
ディーゼルのような強力なトルク感はないですが、低回転でも十分なトルクがあります。
6ATは高回転まで引っ張るような制御で、街乗りでパワー不足を感じることはありません。

初期型から特に進化した部分です。
GVCの効果は絶大。
ロールは小さくなり、接地感も抜群。
アクセルを入れたままステアリングを切り込んでもノーズがすーっと入っていくので、一瞬FRかと錯覚するほどです。
唯一気になったのがステアリングフィール。
何やら人工的な手応えで、回した時に妙なフリクションを感じます。
初期型のほうが滑らかに回ります。
あと、センターに戻ろうとする力が極端に弱い。
GVCの副作用なのか……これだけは初期型のほうが好みです。

高速域ではヒョコヒョコした動きが顔を出します。落ち着いてクルージング出来ません。
これは初期型でもあった癖で、未だ改善されていないようです。
原因はやはり足回りの剛性不足かと思われます。(初期型ではメンバーカラーを入れると改善します)

静粛性は初期型から確実に向上しています。