「心理学は科学です」

下僕の専攻（？）は心理学です。
これといって目的もなく「なんとなく面白そう」で入りました。

高校時代に得意だったのは

・世界史
・生物

センター試験で９割取れてもさほど恩恵がありません。

国立狙いなら国語、英語、数学が万遍なくできていなければマズいところです。

私立で第一志望だった心理学科のある某大学は試験科目が

・国語
・英語
・理科、社会、数学のどれかひとつ

の３科目制だったので、世界史で受けちゃいました。

結果、合格。

入学手続きを終えて、新入生を集めたオリエンテーションで
学科主任の先生が放った強烈な一言がタイトルのそれです。

調べたい現象が出てきたら実験計画書をつくって、
実際に実験して、分析して、結果がどうだったのかまとめるんですって。

やることはどう見ても理系。

あの、数学はぜんぜん理解不能とまでは言わんが
入試の武器にも使えないレベルだったんですけど…(´・ω・`)

統計学やアンケートの作り方は
取り組んでみればそれなりに面白かったです。

次に必要な能力が英語！
心理学の文献は基本的に英語です。
これは歴史の話でもあるんだけど、心理学の発祥はドイツ。
第二次世界大戦があり、学者がアメリカへ移住（亡命）して
そのままアメリカで発展していきました。

なので、最新の知識は英語で得ていくしかない。


最初から受験科目が　国・数・英　なら
オリエンテーションで悲鳴を聞くこともなかったんだろうね。

（試験科目はいまも同じなので、毎年悲劇が起きていると思われる）

文系脳だった下僕も４年間で慣らされてしまい、
数字の裏付けがないと納得しない、まず疑ってかかる
面倒臭い性格になってしまいましたとさ。
学生時代の友達はクセのある子ばかりです。
「食えない学問」に志願してくるくらいだからね（笑）

数学も「試験で点を取る」ことに縛られなければ、面白いのかもしれません。