発電量が低くてもフリクションが低いオルタネータを作ってみます③

日も変わって作業再開、朝のうちはまだ寒いですが、昨日失敗したサビ落としに再チャレンジします。
今日は、昨日と同じクレを使いますが、昨日とは違うラストリムーバをチョイスしました。これは液体なので、ジェル状よりも気温の低いときにはサビに浸透してくれるかも･･･？　筆を使ってサビ部に塗布、しばらく放置して再塗布を繰り返します。

30分ほど作業を繰り返しました。結果が写真の状態。綺麗になったな～、というほどではありませんが、最初の状態よりは良いかな？　これ以上を求めると時間ばかり掛かるわりに、性能への影響は少ない感じなのでここで終了とします。これ以上サビが進行しないように、防錆処理をして完了です。

で、組立に入ろうとしましたが、写真緑色の外周コイルを内蔵するケースとプーリー側のケースの嵌合が渋いです･･･。接合部分を見てみると、サビが進行していました･･･。紙やすりで擦ってみましたが上手くサビが落ちないので、結局鉄製のヤスリを使って接合部分を綺麗にしていきます。中古部品、こんな作業に時間がかかりますね･･･。しかし、ここの嵌合が硬いとケースを締め付けるネジの位置合わせがしずらく、軽く手で回る程度までサビを落としていきます。

続いて、ブラシと接する軸部の銅の接点を綺麗にしようと思います。ここは、直接ブラシと接してフリクションが発生する箇所。なので、写真の銅部分を耐水ペーパで磨くこととします。

磨き完了しました！
写真のように綺麗になりましたが、2個ある接点のうち右側の接点は、写真では解り辛いのですが微妙な溝が１周入っていました。これは気にせずそのままとしておきます。

続いて、ここにもルブロイドを塗布します。摩耗する部分なので塗る意味ないかもしれませんが、初期に皮膜を作っておくことで、それが循環して効果を維持してくれないかと少々期待しております･･･。難しいでしょうか。

そして、ベアリングと同じようにヒートガンで温めて皮膜づくりをします。銅部分なので温めすぎは良くなさそうな気もして、ちょっと距離を保って100度ちょっとを目指して感覚で作業します。ここも、オイルが乾いた感じがしたら再塗布、温めを何回か行いました。

そして、ブラシ側もルブロイド処理を行います。今回、ブラシはまだ残っていたので交換しません。それと、ブラシは少し減ったほうがバネの押さえ力が小さくなるので、低フリクションを目指す場合は新品よりは減ったもののほうが良さそうかなと･･･？
本当はこの接点も磨いておきたいところですが、ブラシの固定がし辛いのと作業性が悪いこともあり、ルブロイドを塗布してヒートガンで温めて作業は終了とします。
ここまで進めば、あとは組立て完了ですね！