Hiroko / 広島高潤 KZ HEAT Cut  

FD初号機に乗ってた頃に良く使っていた添加剤（油膜強化剤）ですが、広島で創業した小さなオイルメーカーである広島高潤さんが販売する「合成ひまし油」の「HEAT Cut(ヒートカット）」

「ひまし油」は英語で「カストオイル」で、カストロールオイルの語源にもなっています。

昔のバイク乗りやレース界の方は，100パーセント植物性ひまし油ベースのこのオイルの強烈な甘い香りを称して「カストロールの香り」と言われていたようですが、皮膜保持性能は現代の化学合成オイルをもってしてもひけをとらないほどの高性能オイルで，航空機レースや自動車，オートバイレースに限って長く使われていたそうです。

欠点は極端に酸化安定性が極端に悪いため、一般用にはまったく使えない代物ですが，Hirokoさんが合成することに成功して、前述の欠点が一掃されました。

10数年前にマツダスピードスポーツファクトリー広島で勧められ、半信半疑ながら使って以来ハマってしまい、とてもお気に入りだったのですが、オイルに最初から添加されている製品が出て以来単品で購入することは無かったのですが、今回FD2号機のエンジンオイルを購入する際に、再び使ってみたくなり、思わず所望してしまいました。
（ここまではコピペ）

まずはNDに投入して効果を再確認したあと、ファミリアにも投入しましたが，12ヶ月点検でエンジンオイルとオイルフィルターを交換しましたので，デミオXDにもヒートカットを投入しました。

まずはオイル交換直後に１本投入して，そのまま郊外まで買い物に出かけました。

Hirokoさんによると，エンジンオイル量の5%が推奨なのですが，デミオXDはオイルフィルター交換時で5.1リットルと，他のガソリン車に比べてオイル量が多いので，同じ一本投入でも相対的に添加率が低くなるので効果はどうかな？と思いましたが杞憂に終わり，むしろNDやファミリアより効果が出ました。

SKYACTIV-1.5Dって，排気量とシングルターボのせいか，意外と低速トルクが無いので，6MTだと乗りにくい面が有るんですが，低速で粘るようになり，タービンも低速からも過給が掛かるようになり凄く乗りやすくなりました。

高めのギアで走っている時に失速して速度が落ちたり，勾配で負荷が掛かるとi-DM先生からシフトダウンの指示が出るので，今までは素直にシフトダウンしていましたが，添加後は平地なら無視して1000rpmあたりからでもアクセルを踏み足してやれば，再加速体制に入ることが出来るようになりました。

今まではシフトダウンしないと反応してくれない領域でしたが，この辺りが乗りやすさに繋がって来ています。

ヒートカットの１本添加で既に変化が体感出来ましたが，調子に乗って帰宅後に２本目を「追いがつお」的に投入。

結果は言うまでもなく１本添加の時より更に良くなり，通勤路にある勾配のきつい有料道路も，今までよりアクセルを踏まずにスイスイ登るようになりました。

今までデミオXDで新車からマツダ純正オイルしか使ってきませんでしたが，添加剤だけでここまで変わるか？ってくらいの変化がありました。

今まで色々なクルマに投入してきましたが，高価なエステル系の100％化学合成オイルより，純正オイルのようなベーシックなオイルの方が抜群に相性が良いようです。

効果はCVT車やオートマチック車よりマニュアル車の方がよく判りますね。

CVTのSKYACTIVデミオより，ロックアップ率が高いNDのオートマチックの方がより効果が判りやすかったし，もちろんマニュアル車だと確実に変化を体感出来ます。

ちなみに，僕のデミオXDエンジンは，同時期に納車された初期型デミオと比べてエンジンのノック音が大きく感じられ，なんだかハズレのエンジンのようなんですが，エンジン音もぐっと静かになりました。

唯一の難点はどこでも簡単に手に入らないってことでしょうか（通販サイトあり）

http://www.kz-hiroko.com/?pid=98821021