RX-7(FD3S)にフルタービンの交換依頼です。
中村社長から腰が悪いから、フルタービン載せたってぇ~。と。
オーナーさんと相談しながら取り敢えず入庫となりました。
しかし、タービン交換だけでは済まない様な状況に・・。
O/H後25000km走行でこの圧縮(実測値)
ダイアグOK
フロント
252rpm 8./68.4/8.6
リア
253rpm 8.7/8.8/8.8
スロットルセンサー電圧が高い方にずれていて、サーモワックスのADJスクリューが締め過ぎでした。
タイトル画像参照
エンジンのブローバイのオイルが多すぎる様な・・。
上下二本並んでいるゴムホースのうち上側のクリップがついていないホースがオイルフィラーボディからのブローバイの配管です。
後付けミッションマウント
後付けデフマウント
メンバー補強
これらの補強は良い事ばかりではなく弊害もあります。
ひとつは振動や共振ポイントが変わる事。
また一部ではボディへのストレスの増加につながります。
補強や後付けパーツにより振動等をノックセンサーがノックと勘違いする事があります。
この場合、ノックを拾った時と同じ対応をECUはします。(リタード等)
ラジエターとコンデンサーが急接近。
これ、水温が上昇します・・。
エアコンもガス圧上昇しコンプレッサーに負荷が・・。
当然、水温が上がれば補正も入ります。
社外ラジエターを交換している車輌の多くはこの様に干渉しています。
メカさん、まただってぼやいてました。(説明書に書いてあるんだけどなぁ~と)
本来はこの様に干渉しない様にするのが正しいです。
(ノーマルは干渉していません)
エンジンに関しては、他店さんで新品エンジンを購入O/Hしたらしいのですが使用用途が通勤、レジャーの要望なのに対してオーナーさんの用途に必要無い事はいかがなものかと思っています。
もちろんオーナーさんが積極的に該当施工を望んでいたらそのまま施工しても良いとは思います。
しかしオーナーさんは依頼先に一任している訳ですから、むしろ要る物要らない物の選択はオーナーさんに変わって必要かと思います。
その様な経緯から恐らくエンジンに関しては新品エンジンをそのまま載せれば問題無かったと思います。
オーナーさんにお聞きしましたが、慣らしが終わってECO CPU現車時に圧縮が8前半って・・。(実際はもっとらしいです。)
低圧縮ローターを入れている訳でもポートざっくり掘った訳ではないのに・・・ですよ。
まだまだ、オーナーさんとご相談しながらって作業って感じです。
と言う事でタービン交換と言っても、依頼されたからと、一つ返事ではい施工と言う風にはなりません
一部加筆修正させて頂きました。
また内容をオーナーさんに確認して戴き許可「オーナー様から、今回の依頼に関して率直な感想ください」と有り難いお言葉も頂きましたので一時的にかけた友人公開の制限も解除いたします。
続く
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タービン | 日記
Posted at
2016/02/14 18:41:08