ＮＨＫ『マネー資本主義』

ここ毎月楽しみにしている番組です。
昨日のよる第3回目が放送されてました。

昨年からの金融危機の原因はなんだったのか？
1回目の放送が「投資銀行」、2回目は「米国の金融当局者」。そして今回の3回目が「年金基金」。


ちょっと仕事に関係してたので、すごく楽しめました（内容は暗いけど…）。

米国と日本の年金基金が取り上げられてましたが、同じ年金基金でも「機関投資家」としてはかなり差があるのが気になりましたが…。
カルパース出すんだったら、なんで日本はＧＰＩＦじゃなかったんだろ？同じ公的年金の運用機構なのに。


それにしても、この番組見てたら年金制度って将来の見通し暗すぎるな～（あくまでもも企業年金なんかの『私的年金』ですが）。
どこの基金も掛金・給付は逆転してるか均衡してる状態なのに、依然として制度設計（予定利率）は制度ができた高度成長期のまま…。
収入は限られてるから、運用収益で収入を補わなければならない…。
そんな中、昨今の金融危機なんかで市場が暴落すると、多額の損失を出して制度運営がままならない。
公的年金は税金（国庫負担が2分の1だっけ？）で財源確保してるからまだ安心だけど。

これは何れ年金制度の連鎖倒産がくるんじゃないの？