2017年12月17日
復活のアルピーヌ A110 新型、量産第一号車がラインオフ
ルノー傘下のアルピーヌは12月14日、フランス工場において、新型アルピーヌ『A110』の量産第一号車がラインオフした、と発表した。
復活を果たしたアルピーヌA110の新型は、2シーターのスポーツカー。フルアルミ製のプラットフォームとアンダーボディを採用し、軽量化とハンドリング性能を追求する。ボディサイズは、全長4178mm、全幅1798mm、全高1252mm、ホイールベース2419mm。前後重量配分は44対56とした。
ミッドシップに搭載されるエンジンは、1.8リットル直列4気筒ガソリンターボ。ルノー日産アライアンスが開発したユニットを、アルピーヌとルノースポールのエンジニアが共同でチューンしたした。最大出力252ps、最大トルク32.6kgmを引き出し、後輪を駆動する。
車両重量は1080kgと軽量で、パワーウエイトレシオは4.3kg/psと優秀。トランスミッションは、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。新型アルピーヌA110は、0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を持つ。
この新型アルピーヌA110の量産第一号車が、フランスのノルマンディー地域のディエップ工場からラインオフ。ルノーグループのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「3500万ユーロ以上を投資し、ディエップ工場を改修。また、151名を新規に雇用し、新型アルピーヌA110の生産に備えてきた」と述べている。
復活アルピーヌA110、仏ディエップで生産開始
フランスのスポーツカーブランドのアルピーヌは、ブランド復活後の第一弾となる「アルピーヌA110」の生産を12月14日に開始したと発表した。アルピーヌは1956年に創業したフランスの自動車会社。ルノー車をベースとした車両の生産やモータースポーツ参戦でその名を轟かせた。1973年にルノーの傘下に入り、2016年にブランドの復活が発表された。
A110は、70年代にラリーで活躍したアルピーヌを代表する1台。今回デビューした新型車も同じ名前が与えられ、ブランド復活を華々しく演出する。オールアルミ製のプラットフォームとボディを持つ新しい2シーターライトウェイトスポーツは、2017年3月のジュネーブショーでデビュー。6月にイギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは走行シーンを披露した。
ボディサイズは全長4178mm×全幅1798mm×全高1252mmの短く低いボディは、乾燥重量が1080kgに収まっている。エンジンは1.8リッター直4ターボを搭載し、最高出力252hp、最大トルク320Nmを発生する。ミドシップゆえ前後重量配分は44:56とややリアヘビーとなっている。
生産が行われる仏ディエップは、かつてアルピーヌが本社を置いていた場所。ルノー買収後はルノー・スポールが拠点としていた。ルノーはアルピーヌの生産のために大幅な投資を行い工場を刷新し、先端設備を揃えてアルミボディ車の生産を可能とした。今後、この工場からA110に続くスポーツカーも登場する見込みだ。
Posted at 2017/12/17 21:07:28 | |
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2017年12月17日
VW ジェッタ 新型、内外装のティザースケッチ…デトロイトモーターショー2018で初公開へ
フォルクスワーゲンは12月12日、米国で2018年1月に開催されるデトロイトモーターショー2018でワールドプレミアする新型『ジェッタ』のティザースケッチを公開した。
初代ジェッタは1979年に誕生。ハッチバックの『ゴルフ』のセダン版として登場した。1981年には、日本市場にも導入されている。
2代目ジェッタは1984年に発表。日本では、この2世代目モデルまでが、ジェッタを名乗り、以後、3代目は『ヴェント』、4代目は『ボーラ』として販売。2005年にデビューした5代目モデルは、再びジェッタの名前で日本市場に導入された。
2018年1月、デトロイトモーターショー2018で初公開される予定の新型ジェッタは、7世代目モデル。今回、フォルクスワーゲンは、新型のティザースケッチを4点配信した。
内外装のティザースケッチからは、伸びやかな4ドアクーペのようなフォルムが見て取れる。また内装は、最新フォルクスワーゲン車のトレンドから判断すると、デジタルコクピット化される可能性が高い。
Posted at 2017/12/17 20:56:39 | |
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フォルクスワーゲン | 日記
2017年12月17日
次世代 911 のコックピットを独占スクープ!これぞ最新・最良のポルシェ
「992」世代へと移行する、ポルシェ『911』次世代型のコックピットを初めてカメラが鮮明に捉えた。そこには、タコメーター以外の全てがデジタル化された、最新鋭インストルメントクラスターの姿が確認できた。
『パナメーラ スポーツツーリスモ』と同様の12.3インチディスプレイを備える「アドバンスコックピット」が見て取れる。目を引かれたのはシフトレバーだ。前後に動く小さな四角いブロック型で、中央の列のボタンを押すと、パークモードや手動モードに切り替わる。またカップホルダーの後ろにあるのは、電子パーキングボタンだ。
次期型プラットフォームには、ランボルギーニ『アヴェンタドール』後継モデルにも採用が見込まれるポルシェの新世代スポーツカー・モジュラープラットフォームを採用。トレッドを広げホイールベースは延長されるという。
パワートレインには、3リットル水平対向6気筒ターボを搭載し、最高出力は390ps(カレラ)へ向上すると見られる。またポルシェ会長のオリバー・ブルーメ氏は、992型にPHEV(プラグインハイブリッド)の投入を公言している。
ワールドプレミアは、911のベースモデルが2018年秋、PHEVは2020年以降となるだろう。
ポルシェ 911次世代型・タイプ992、これが新デジタルコックピットだ!
ポルシェ『911』次世代型のコックピットを初めて鮮明にカメラが捉えました。
タイプ992世代へと移行する次期型では、タコメーター以外全てデジタル化された最新鋭インストルメントクラスターが採用されるようです。
注目は前後に動くと見られる小さな四角いブロック型のシフトレバーです。中央の列のボタンを押すと、パークモードや手動モードに切り替わり、カップホルダーの後ろには電子パーキングボタンが備わっています。ダッシュボードセンターには、『パナメーラ スポーツツーリスモ』と同様の12.3インチディスプレイを備える「アドバンスコックピット」が確認できます。
パワートレインには3リットル水平対向6気筒ターボを搭載。最高出力は390psへ向上する予想されています。またポルシェ会長のオリバー・ブルーメ氏は、992型にPHEV(プラグインハイブリッド)の投入を公言しており、登場が確実となっています。
プラットフォームには、ランボルギーニ『アヴェンタドール』後継モデルにも採用が見込まれるポルシェの新世代スポーツカー・モジュラープラットフォームを採用。トレッドを広げホイールベースは延長されるとレポートされています。
ワールドプレミアは911が2018年秋、PHEVは2020年以降と噂されています。
(APOLLO)
Posted at 2017/12/17 20:52:54 | |
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ポルシェ | 日記
2017年12月17日
パガーニ・ウアイラ・ランポ 稲妻という名のワンオフ・モデル
1950年代のコンセプトをオマージュ
パガーニが、ワンオフ・モデルを発表した。
名前は、パガーニ・ウアイラ・ランポ。1954年に発表されたコンセプト、フィアット・トゥルビーナをモチーフにしている。
赤/白の外装色をまとったトゥルビーナは、タービン駆動(300ps)のスポーツカーで、Cd値はわずか0.14であった。
イタリア語で稲妻を意味するランポは、カーボンファイバー・パネルを赤でペイントしている。またリアセクションには、フィアットに敬意を払いイタリア国旗の図柄を描いている。
製造は、ミラノを拠点とするガレージ・イタリア・カスタム社が行い、カーボン製の外装パーツを追加装備するが、パワートレインに変更点はない。
ホラチオ・パガーニは、「ガレージ・イタリア・カスタム社と作業することは、まさに喜びでした。美しく、実に興味深い時間を過ごしたことで、わたくし達はいっそうの高みを目指します」とコメントしている。
Posted at 2017/12/17 00:25:59 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2017年12月17日
このレーシングマシンに公道で乗れる!? 買える!?!? 夢のマシン「イケヤフォーミュラ」独占試乗
かつて一世を風靡したグループC。プロトタイプとよばれるクルマたちはその真っ平らに近いスポーティなルックス、そして1000psを超えるパワーでまさにクルマの究極形を求めたような存在でした。もちろん当時のCカーは公道を走ることはかないませんでしたが、なんと日本が誇る機械加工のスペシャリストがナンバー付のフォーミュラカーを作ってしまった!! しかもこれ、1台こっきりのコンセプトカーではなくオーダーがあればまた作って、しかも売ってくれるそうです! ベストカーが独占取材を敢行。インテRの心臓を使った超絶スーパーカー、IF-02RDSを試乗レポートします。
文:橋本洋平 写真:池之平昌信
■シームレストランスミッションを生んだ熱意
これは下町ロケットか陸王か? 思わず池井戸潤の小説が頭に思い浮かぶ事態を東京モーターショーの片隅で目の当たりにした。それは往年のCカーを彷彿とさせるスタイルのクルマに、なんとナンバープレートが付いていたのである。驚いたのはそれだけじゃない。海外のバックヤードビルダーが造ったのかと思いきや、製造元は栃木県鹿沼市にある社員数25名というイケヤフォーミュラ社だというのだ。同社は既存のミッションにポン付けするだけでシーケンシャルミッションに変身させてしまうチューニングパーツで名を馳せたが、実は足回りパーツからLSD、さらにはFJやF3なども造ってしまう機械加工のスペシャリスト。
ルックスはまさにスーパーカー。トヨタTS020などを思い浮かべる人も多いのでは?
けれども一体なぜこの時代にナンバー付きのスーパーカーを造ったのか? そこを池谷社長にまずは伺ってみる。「これからの時代の自動車は明らかに自動運転やEVにシフトする方向にあり、個人が所有して欲望を満たすようなものではなくなるでしょう。それも時代の流れだから仕方がないと思います。けれども、私たちが愛するクルマの世界は決してなくならないと思うんです。かつて馬は交通機関で活躍していましたが、そこを引退した後も人とともに走り、競走馬として今もなお生き残っていますよね。つまり、人とクルマが新たな状況を迎える時、我々は厩舎のような存在になりたいと考えたんです。ドライビングというスポーツのためのクルマを生み出し、操ることを愛する人々とともに歩みたいとね」
こう熱く語る池谷社長は、得意分野であるトランスミッションの開発をはじめ、遂に世界のどこにも存在しないISTを完成させてしまう。ISTとはIkeya Seamless Transmissionの略で、その名が示すとおり、駆動の途切れを一切なくしたシームレスな加速を展開するもの。通常のMTをベースにシンクロの代わりにドグクラッチをギア間に備えることで自動かつシームレスにシフトアップするというもの。シフトアップ時に次のギアが結合してミッションがロックする寸前、現状のギアが自動的に抜けることで、ミッションブローを起こすこともなく、またシームレスな加速も可能にしてしまうのだ。
リアカウルの下にはホンダの名機K20Aが鎮座する。ターボを装備し350psを発生。イケヤ式シームレストランスミッションは5速だ
「ISTは構造がシンプルで軽量であり、メンテナンスコストも安いということが特長です。しかし、それだけではなく、乗ってワクワクできる加速感があること、これがISTのメリットではないでしょうか。加速時に途切れのない変速の楽しさは、まさに快楽として人間の本来持っている感性に合っていると思います。これはミッションでは想像できないものです。この楽しさを実現するためにも自分たちの馬が必要だと思い、公道を走れるクルマを自らが造るという試練に立ち向かい形にしました。それがこのIF-02RDSです」
■ISTを味わうためのスーパーカー
ISTのよさをできるだけ多くの人に理解してもらうにはどうしたらよいのか? そこがIF-02RDSの出発点。つまり、ナンバー付きのCカーを造りたかったわけではない。池谷社長が抱いていたこの思いはナンバー取得に対してもいい方向へ作用し、運輸省も実に協力的だったというから興味深い。もしかしたら世界に羽ばたくミッションかもしれないと国交省が期待してくれたからこそIF-02RDSがナンバーを取得できたといってもいいだろう。
「クルマを造ることはさほど難しいことではありませんでした。ストリートラジアルタイヤを装着することが前提なら、我々がフォーミュラを制作したノウハウが活きるパイプフレームでも充分すぎる強度が持てますからね。ただ、ナンバーを取得するとなると、規格に通ったガラスやダッシュボードが必要だったりと、クリアすべきポイントがいろいろとありました。関東運輸局とのやりとり、そして制作期間は3年くらい費やしてしまいましたね」
そんなIF-02RDSについに試乗。薄くて軽そうなFRP製のガルウイングドアを持ち上げ、いよいよコクピットに滑り込もうと試みるが中年太りまっしぐらにはややキツイ。いかにもレーシングカーしとるな、なんて思いながらようやくコクピットに収まることができた。その体勢はまるでお茶の間の座椅子を若干倒して座っているようなものだから意外である。
着座姿勢はご覧の形。この包まれ感はまさに"コックピット"
コクピットは液晶パネルのメーターがオリジナルデザインで制作されており今風な感覚。助手席側に目をやると、驚いたことに空調パネルがしっかり備わり、エアコンも装備されているらしい。早速キーをひねってエンジンをかけるとインテグラタイプR譲りのK20Aが目覚める。このエンジンにターボチャージャーを装着して約350馬力を発生する。右側に備わるシーケンシャルシフトを手前に引き、いよいよ発進に備える。ちょっと重めのツインプレートクラッチは、発進時とシフトダウン以外は踏む必要がない。
コックピットはシンプル。右側にシフトレバーがあるのがフォーミュラらしい
走り始めると背後から"キュイーン"という駆動系の音がまず感じられる。さらにはヴォーンと元気のいいエンジンの音がダイレクトに入ってくるが、ホンダのVTECの割にはかなり重低音なイメージ。ターボ化されたこと、さらにはレギュレーションに沿わせるために大きなサイレンサーを投入していることがそんな音色にしているのだろう。だが、いずれにしてもかなりレーシーな感覚だ。
その後シフトアップを次々に繰り返す。やや重めの操作感があるシフトを手前に弾くと、たしかに駆動が途切れる感覚はない。そのかわりに低速ギアからのアップではカクン、カクンと蹴り飛ばされるような振動が襲ってくる。エンジン側の制御をより煮詰めればそれも消せる方向らしいが、それが必要だろうか?
■今後はV10搭載で1億円で発売の予定も!?
キャラどおりの爽快でレーシーな乗り味はかなりの快感。丸みを帯びたフロントスクリーンからの景色はいつもと違い、気分はル・マンのユーノディエールを走り抜けていく感覚(行ったことも走ったこともありませんが)。それくらいレーシーな気分にさせてくれるところは面白い! 街乗りっぽくJARI(日本自動車研究所)の構内を走ったが、意外にも車幅感覚が掴みやすかった。ついついISTが気持ちよくてシフトのアップダウンを意味もなく繰り返してしまうが、ほんの時速50キロであったとしても、シフトもコーナーリングも軽快で楽しいところが好感触だ。
「ISTのよさってもっと高回転エンジンだと際立つと思うんです。だからオリジナル4LのV10エンジンの制作プロジェクトも開始しました。市販化へ向けての耐久性のハードルなどもかなりあるでしょう。でも、長期にわたる計画でスポーツドライビングに特化したクルマを造って、育てていきたいと思いますよ」と池谷社長の夢はまだまだ終わらない。
街中でこんなクルマが走っていたら……。3000万円というプライスは決して高くない
実はそんな姿勢に興味を示したのは我々だけじゃない。乗用車メーカー、トラックメーカー、さらにはスノーモービルや船舶の世界からもISTの引き合いが始まったらしい。ISTが世界に羽ばたくのも時間の問題かもしれない。この流れ、やっぱり小説を書いてドラマ化すべき。池井戸潤様、ぜひともご検討を!!(マジ)。IF-02RDSと池谷社長の情熱はそこまで胸が熱くなるほどの存在だった。さてこのIF-02RDSの価格は3000万円。すでに十数件のオーダーが入っているという。欲しい人は急げ!!
Posted at 2017/12/17 00:15:15 | |
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