PROVA T-REV  

【総評】
たこ焼き散財パーツです。超特価でびっくりしました。
PROVAがOEM販売するTERAMOTO製クランクケース内圧コントロールバルブです。

当日混雑していましたが予約していたのですぐ取り付けてくださいました。TERAMOTOから派遣された作業者により施工。


クランクケース内の圧力を適正にキープさせることで、ピストン下降時の圧力・空気密度（＝抵抗、つまりエンジンブレーキ、）を減らし、軽やかに回転させるものです。

【満足している点】【不満な点】
▼まずT-REVをつけることで下記のようなデメリットが挙げられます。
①T-REVのメンテナンスが必要
メーカでは下記期間/走行距離でのメンテナンスを推奨しています。
1年or1万キロでの清掃点検
2年or2万キロでのフルオーバーホール
厄介なのはOHで、部品代だけで６野口、工賃４野口で１諭吉かかるようです。

②オイルの劣化が早まる
通常はピストンの下降に合わせてブローバイガスをPCVバルブやブリーザーホースへ排出することで減圧作用を起こしているわけですが、T-REVでは外気を導入して減圧させるため、比較的ブローバイガスがクランクケース内に残存しやすい状態になっているものと推測します。

③高回転時のエンブレが弱まる
２〜３.5千回転までのエンブレは対して代わりありません。T-REVの美味しいと言われている4千回転〜がやはり効きが弱くなります。通常、回転数が高いほど正圧に近づくところをT-REVで負圧に抑えるため当然といえば当然です。

④凍結時のオイルレベルゲージ噴出
T-REV内の水分が凍結することでブリーザーホースからのブローバイガス排出が出来ず、排出先がPCVバルブのみになっていまいます。正圧になりすぎているとき、ブローバイガスはオイルレベルゲージの通路という逃げ道から排出しようとします。
そのため、オイルレベルゲージが発射されるわけですね。（もしかしてそのための新製品ホルダー？）


①正直、自動車部品にメンテナンスフリーはありえないと思っています。
まだ機能していてもそれは目に見えない形で劣化していますよ。車そのものが消耗品という考えである程度割り切っています。
②また、オイルの劣化が早まることについては、エンジンオイル交換のサイクルを早めることで対応します。というよりもともと半年のサイクルで交換している自分にとっては無いに等しいデメリットです。
③こんななりですがスポーツ走行をすることもなく、高回転時のエンブレは使いません。雪道でのエンブレも高い回転数で通さないので普段使いでは問題ないでしょう。
④自分はスキーに良く行くため、凍結は最も心配しています。ですが暖機運転をしっかりやっておけば多少なりとも防げるはずです。これも冬期間は普段から暖機運転させているので問題ないと判断しています。
（暖機運転ごときでレベルゲージが発射するわけがないと思っています。）


▼メリットとしては全回転域でアクセルレスポンスが改善されます。
圧力の値としてはごく僅かな違いだと思いますが、体感としてはそれ以上の効果です。

なによりも今、ルーフボックスをつけている上、スキー板も４本積みっぱなしという労らない走行していますがなんせ重さを感じません。（あいにく燃費は変わらず）


この中で一番ネックなのは、本体価格５諭吉とそのOH費用だとおもいます。
人によりますが費用対効果はちょっと薄いかなと思います。

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以上の様に様々なメリット・デメリットがありますが
僕の中で大きかったのは、GP/GJもといFB/NAエンジンに対応する数少ないパーツだからこそ、奢ってあげようと思ったことです。
（ようは気持ちの問題w）