東京モーターショー2009のレポートの最後は、
出展者減による空きスペースを埋めるための『苦肉の策』編です。
まずは、東ホールの『
TOKYO FM サテライトスタジオ』
2007年は、移動車からの放送でしたが、今年はブースをつくってました。
続いて、同じく東ホールの『
幼児くるま絵画展』
絵画展自体は、前回もやってたんですけど、
北ホール2Fという、ずいぶん離れたところでやっていたことを考えると…
同じく東ホールの『
親子deものづくり』
概要
全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連/JAW)の協力による
「ペーパークラフトカーの製作」
「モーターを動力とした車の模型製作」
「実車へのペ
インティング」
など次世代を担う子供たちが“くるまの夢・楽しさ・素晴らしさ“を体験できる
コーナーを設置します。
また、未来のくるまをテーマにした「絵
画」の展示もあります。
これで、クルマ好きな子供が増えてくれればいいですけどね~(* ̄▽ ̄*)ノ"
最後は、中央ホールの『
モーターラウンジ』
(写真中央左)
モーターショー主催者も
『
中央ホールに、お客様にゆったりとご休憩いただける「モーターラウンジ」を設けました。』
って言い切っちゃってますからね( ̄Д ̄;;
でも、意外と面白い車も展示されてましたのでご紹介しておきます。
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1917年製 三菱 A型
主要諸元:
エンジン:直列4気筒 2800cc ガソリン
サイズ: 全長3,800mm × 全幅1,520mm × 全高2,200mm
ホイールベース: 2,743mm
車重: 1,315kg
我国初の量産乗用車として1917年(大正6年)に製作。
当時の先進国ヨーロッパ車を参考に、
三菱造船(株)神戸造船所で大正10年迄に試作を含め30台製作。
(展示車両は当時の資料を基に1972年復元)
1907年にフォードが『T型フォード』の量産を始めてますから、遅れること10年。
でも、4年間で30台…少なくないですか?
欧米のクルマが優れていたということですかね??
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1959年製 ホンダ RC160
主要諸元:
排気量:249cc
最高出力:35ps以上/14,000rpm
重量:134kg
ホンダ初のDOHCフォア。
1959年浅間山で開催の第3回日本オートバイ耐久レースに5台が初出場。
他を圧倒する走りで上位を独占した。
(優勝車 No.163 島崎貞夫)
多分、『耐久レース』って、本当に耐久性を確かめるようなレースだったのかも。
火山灰を踏み固めた未舗装のコースだった様ですし。
今の鈴鹿8耐とは別物っぽいです。
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1970年製 マツダ RX-500
主要諸元
エンジン形式:Rotary Engine『10A』(2ローター)
排気量:491cc × 2
最高出力 250ps以上/8,000rpm
サイズ:全長 4,330mm × 全幅 1,720mm × 全高 1,065mm
ホイールベース:2,450mm
車重:850kg
1970年の第17回東京モーターショーで発表された、ミッドシップ方式のコンセプトカーです。
今年、マツダ(株)と広島市の協力の下、広島市交通科学館により
約30年ぶりに修復され展示されました。
ワイド&ローで、結構カッコいいです。好きです。
エンジンは、今の『RX-8』のご先祖様的な存在でしょうか?
今、このカタチで売り出しても、結構売れそうだと思うのはボクだけ??
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1976年製 ホンダ アコードCVCC
主要諸元:
エンジン形式:EF型 CVCC 水冷直列4気筒 OHC
排気量:1,599cc
最高出力:80ps/5,300rpm
燃費(10モード):10.5km/L
サイズ:全長 4,125mm × 全幅 1,620mm × 全高 1,340mm
ホイールベース:2,380mm
車重:870kg
アコードの初代モデル。
開発テーマは、乗る人達への”ゆとり”とクルマを取り巻く環境への”調和”。
エンジンには、1972年に米国・マスキー法を世界で初めてクリアした
低公害エンジン「CVCC」を搭載
CVCCエンジンは、1973年にシビックに載せられました。
ホンダの技術力の高さが証明されたエンジンだったのかも。
結局は、三元触媒が登場したために、ホンダもCVCC辞めちゃいましたが。
CVCCの詳細は、
コチラをご覧下さい。
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1977年製 トヨタスポーツ800 ガスタービン・ハイブリットカー
主要諸元
サイズ:全長 3,580mm × 全幅 1,465mm × 全高 1,175mm
ホイールベース:2,000mm
最高出力:22ps
車重:1,000kg
1960年代初頭に開発スタートしたガスタービン・エンジンをクルマに搭載する手段として
ハイブリットシステムを採用。
人気のトヨタスポーツ800(通称ヨタハチ)のボディで試作した
トヨタ初めてのハイブリットカーで、
1977年の第22回トウキョウモーターショーにコンポーネントを出展しました。
ヨタハチがプリウスのご先祖様??…なんか、想像がつきませんが。
ヨタハチは、『よろしくメカドック』で小野小町が乗ってましたね~
それくらいしか記憶がないです…
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2008年製 日産GT-R SUPER GT 08 GT-R
主要諸元:
エンジン形式:VK45DE(V8・DOHC)
総排気量:4,494cc
最高出力:367.7kw(500ps)以上/4,400rpm
サイズ:全長 4,800mm × 全幅 2,000mm × 全高 ヒ・ミ・ツ
ホイールベース:2,720mm
車重:1,100kg
市販車の発売とともにサーキットにも姿をあらわしたスポーツカーファン注目の1台、
デビューシーズンとなった2008年に、トップマシンとして活躍し、
シリーズタイトル(ドライバーズ)を獲得しました。
XANAVI NISMO GT-Rです。
ドライバーは、本山哲/ブノワ・トレルイエ組。
ちなみに、チームタイトルは『PETRONAS TOYOTA TEAM TOM'S』でした。
復活の年にタイトル獲得とは、さすがGT-Rです。
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2009年製 スバル インプレッサWRX STI Nur24時間出場車
SP3Tクラスに出場して、総合33位、SP3Tクラス5位。
ドライバーは清水和夫氏、吉田寿博氏、服部尚貴氏、松田晃司氏の4名。
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2009年製 ヤマハ YZR-M1
主要諸元:
エンジン形式:並列4気筒、水冷、4ストローク
排気量:800cc
最高出力:200ps以上
車重:148kg
ヤマハ発動機の2009年 MotoGP 世界選手権レース専用レーシングマシン。
フィアット・ヤマハ・チーム仕様。V.ロッシ選手、J.ロレンソ選手が、このマシンで参戦中。
年間タイトルはロッシがチャンピオン、ロレンソが2位
コンストラークタータイトルはヤマハ、
チームタイトルはフィアット・ヤマハ・チームと完全制覇の2009年でした。
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2009年製 GSX-R 1000 ヨシムラスズキ with JOMO #12
主要諸元:
エンジン形式:水冷 4サイクル 並列4気筒 DOHC 4バルブ
総排気量:999.1cc
最高出力:195ps以上
サイズ:全長 2,045mm × 全幅 745mm × 全高 1,130mm
車重:170kg以上
今年の鈴鹿8耐優勝マシンです。
ライダーは酒井大作、青木宣篤、徳留和樹でした。
ちなみに、2位がカワサキZX-10R、3位がホンダCBR1000RRでした。
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そう言えば帰りに、三栄書房ブースでエボマガの最新号を買ったんですけど、
その時に、こんなものもらいました…
**(/▽/)**ハズカシ
ついでに、目が合ってしまったので
↑を買っちゃいました( ̄Д ̄;;
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東京モーターショー2009は、参加メーカーが少なくて寂しかったですが、
まぁ、それなりにじっくり見ることができたりしてよかったと思っております。
ちなみに、総来場者数は614,400人で、
前回(2007年)の1,425,800人に比べ、811,400人減の43.1%でした。
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