ステアリングにスイッチ付けたいので調査（その２）

調査その１で、配線は余っていそうなことが確認できました。
次は、スイッチとして使えるモノは無いか？という調査です。

みんな大好き、B型のステアリングスイッチをディーラーにて購入。調査しました。
パナナビ＋A型には余分なスイッチを、サイドビューカメラとかサンキューハザードとかに利用できたらいいな〜という野望です。

抵抗値の変化によって、どのボタンが押されたのかを判別する仕組みのようです。
実物の基盤配線を見て、抵抗値を調査しました。また、テスターにて実測もしています。

実車にくっ付いているA型用のステアリングスイッチも、実測で抵抗値を調べました。

ちなみにステアリング下のこのカプラは、ステアリングを外さなくてもアクセスできます。
牙隹サマの整備手帳をご覧ください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1412184/car/2066903/3457468/note.aspx

A型のステアリングスイッチがこちら。
スイッチを分解するにはステアリングそのものを外さなければならず、面倒なので実測値からの予想です。

B型の調査結果とA型の調査結果を見比べて頂くと分かるんですが、ボタンの抵抗値の関係が、A型とB型で入れ替わっている部分があります。
具体的には、VOL+,-と曲送り/戻しの関係です。
A型は曲送り戻しよりも VOL+-の方が、抵抗値が高くなっています。しかし、B型は、曲送り戻しよりもVOL+-の方が抵抗値が低くなっています。
同様のことが、TEL受け/切断とミュートにも言えます。

上記の関係の相違が何を表すか、と言うと、カンタンに抵抗値をリニアに変換すること（例えば2倍するとか）では、A型にB型のスイッチは利用できないと言うことです。

配線パターンもよく見て見ました。
B型のスイッチをそのまま利用するのは難しく、何かの手段を講じる必要があります。

スイッチを利用する手段は以下のようなものが考えられます。

１.物理的にスイッチを改造する
　パターンカットや抵抗の打ち替えをしてハードウェアとして対応する方法。（MAPボタンはパターンカットでの取り出しは困難）

２.変換モジュールをかます
　赤外線に変換するモジュールとか市販されていますね。抵抗値を変換するモジュールを間に入れると使えるはずです。

そして、２の方法を使うなら、スイッチのために結線を増やす必要は無くなります。（全てのボタンが変換モジュールで判別できるため）

しかし、ハザードはモジュールかますと誤動作とか心配になりますね・・・。
マップの拡大縮小スイッチは、カンタンなパターンカットで取り出せそうですので、物理結線して利用するのが良いかも知れません。
もしくは、オーディオのステアリングスイッチを使うのではなく、全く違うボタンをステアリングのどこかに追加するとか。

とりあえず、２の変換モジュールは作ってみようかと思っています。

多分、「その３」に続きます。

おまけです。
写真上側の、裏ブタ部分の作りについてです。
写真を見ると分かりますが、細かく格子状に補強されています。
スイッチを押した時にフニャフニャへこまないようにするためでしょうか？かなり強靭な作りになっています。
もしくは、衝突時の安全性を考えているのかも知れません。
このスイッチ、値段が高いですが、それなりの訳がありそうです。