ビールとの付き合いは長い。飲みはじめの頃は苦さを我慢して飲んでいたが、いつの日からかその苦さに慣れてきて美味しく感じるようになった。そうなると一気にビール党へと傾倒していき、飲み会でも専らビールばかり飲んでいた。しかし、当時日本で簡単に手に入るビールは大手のビールのみであり、当然インターネット通販なんかも存在しない。今思うとバカみたいだが、当然その狭いスタイルの範囲内で一生懸命ビールを語っていた。そして、1994年。日本における地ビール解禁の年で、自分が住んでいる福岡でも地ビール関係のイベントが数多く催されるようになった。その頃に様々なスタイルのビールに出会い、ビールに関する考え方を変えさせられた。その後、アメリカに住むことになり、ここでもまた新たなビール文化に驚かされた。
ベアレン醸造所を知ったのはそんなに昔ではないが、今ではどこのビールよりも飲んでいる。昨年の夏には盛岡にある醸造所まで足を運んだし、醸造所の方が催しているビールの会にも参加した。昨日、その醸造所で事故があり、創業当時からのスタッフの方が亡くなられた。ここは100年前のドイツの醸造施設をそのまま使っている。事故の原因がまだ定かになってはいないが、施設の改善を余儀なくされるだろう。醸造所の社長からの報告では、必ず営業を再開すると言っているが、その道のりは長く大変なものになることは想像に難くない。
亡くなったスタッフの方のご冥福を祈ると共に、一日も早い営業再開を待っています。頑張ってください。
Posted at 2008/01/23 14:10:47 | |
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beer | 日記