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2009年06月22日

【書籍】Racing on No.440 エアロダイナミクス

●Racing on (レーシングオン) No.440 2009年 07月号
エアロダイナミクス


Racing on No.440 エアロダイナミクス


以前にブログエントリ「【書籍】Motor Fan illustrated vol.23(エアロダイナミクス)」で、Motor Fan illustratedにおける空力特集を紹介したが、今回は、Racing Onにおける空力特集。

当然、レーシングカーの空力特集なのだが、空力=F1なので、「F1のエアロダイナミクス」とタイトル変更しても良いのではないかというぐらいF1に内容は偏っている(スーパーGTやフォーミュラ・ニッポンの記事もあるのだが・・・)。




「~30分でおさらいするF1エアロデバイス~ F1空力関連用語集」という記事があり、コリン・チャップマンの時代からの空力技術・空力デバイスを時系列で紹介されており、これがわかりやすく、懐かしく、良い感じだった。

ファンカー、ハイノーズ、バットマンディフューザー、バージボード・・・などなどについて、短い解説とデザイナー名が書かれている。
眺めていると、コリン・チャップマン、ゴードン・マーレイ、エイドリアン・ニューウェイなどはアイディアマンだったんだなあ・・・と。
ニューウェイと並んで空力の天才と謳われていた、ロリー・バーンの名前がなかったのが意外だった。


レーシングカーの空力って、ホットなネタなのだが、うまくまとめた書籍って意外とないので、そういう意味では本誌はとてもよかった。


・・・が、なんとなくストーリー性に欠ける退屈さはあったかも。
どうしても、レースシーンにおける空力特集は、レギュレーション変遷の歴史特集となってしまうのだ。
私にとってのRacing On誌は、結局、過去を振り返っている記事を読んで、感慨に浸るための触媒なのかなあ・・・と。






ちょうど、現在、FOTAによる新シリーズ立ち上げ宣言によって、F1は大荒れしているところだが、その事件勃発のちょっと前に本誌を読んでいて、各コラムが、ドライバーやマシンのことをほとんど扱わず、レギュレーションのことばかりを語っているのが気になっていた。
そいうえば、WEBニュースなども、F1関連記事はいつの間にか、レギュレーションの話だとか裁判沙汰のボリュームの方が多くなった気がする。

バジェットキャップ制のことだとか、給油禁止にすることだとか、一番多く勝った人がチャンピオンにするだとか・・・・。

レギュレーションの問題は、F1に関わらず、各カテゴリーで問題となっているけど、特にF1は

 レギュレーション(=政治) >> マシンの出来 >> ドライバー

という比重となっているように思う。

それを悪いことだとか、スポーツ性が低いだとか批判するほど私も若くないというかF1に対して熱くない。
要は、そういうF1の世界観を面白いと思えるか否か、だと思う。

見方によっては、レース本番よりも舞台裏の政治的駆け引きの方が面白いかもしれない。
ただ、まあ、子どもにはわからん世界だろうから、キッズがそんなF1を見てワクワクしたり、クルマ好きになったりはせーへんのだろうなあ。

私は、WTCCやWRCをCATVで観ている。最近は時々だがDTMやスーパーGTなんかも見る。

でも、F1は全く観ない。
観ないけどレース結果だとかレギュレーションだとかチーム構成だとかは知っている。
観たら観たで感動するのかもしれないけど、いつの間にかF1は私にとって、「活字で十分」なカテゴリーになってしまっているのだ。



F1が政治依存、マシン依存だったのは現在に始まったことではないと思う。

では、マクラーレンが16戦中15勝をGETしたセナ VS プロスト時代のF1は退屈だったか?
否、面白かった。
セナとプロストの激戦も面白かったし、ダメダメながら必死のフェラーリもステキだった(当時私はベルガーのファンだった)し、ベネトン(ロリー・バーン)やレイトンハウス(エイドリアン・ニューウェイ)が空力に優れたマシンで非力なエンジンをカバーし、時折驚異的なラップタイムを叩き出すのも面白かった。


・・・とすると、変わってしまったのはF1ではなく私の方か。

自己分析してみると、免許をもっていなかった頃には熱中できたフォーミュラだけど、自分で運転するようになってからは、市販車に近い形のWRCやツーリングカーのレースの方がリアリティがあって面白くなった・・・というのもある。
近年問題になっているけど、F1にオーバーテイクが少なくて退屈なのは昔からのことで、そんな折、コリン・マクレーのインプレッサでの走りを見て、オーバーテイクなんてなくても単独走行が見応えのあるWRCにヤラれたのもある。


オチはないのだが、そんなことをあれこれ考える今日この頃。



●自動車 書籍レビュー関連目次はこちら
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Posted at 2009/06/22 19:48:27

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この記事へのコメント

2009/06/22 20:20:40
話はちょっと反れますが
エアロと聞くと、会社の先輩にR32乗りがいて純正のボディー(特にフロントとか)は空洞試験でcd値が考えられているので下手に社外のを入れると最高速度が落ちるとか言ってたのを思い出します(最高速度を出す時の話でしょうけど)

ド素人なのであまり分かりませんがレースの種類によって空力の使い方も変わるのでしょうね・・・・・。

僕のはワゴンなのでmistbahnさんのBLにはGTウィング付けれたりして安定性も取れるだろうしドレスアップ効果もあるし羨ましく思えます^^
コメントへの返答
2009/06/22 22:40:46
Cd値はノーマルが良いでしょうね。
私の使っているトミーカイラのバンパーなんて、空力も冷却性能も、純正より遥かに劣ります。見た目だけ。

ウイングやカナードなんかはダウンフォースは得られるけどCd値は悪くなるので、何を狙うかですよね。
最高速重視ならウイングなんてない方が良いだろうし。

車高ダウンは空力的にはメリットはあれど、デメリットは少なそうですが・・・。

ワゴンにもGTウイングぽいのあるじゃないですか~
私の周囲にも強烈なカナードとウイングをつけたBHがいますよ!
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