• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2012年03月24日

【書籍】Motor Fan illustrated vol.66~レーシング・エンジン2~

【書籍】Motor Fan illustrated vol.66~レーシング・エンジン2~ ■Motor Fan illustrated vol.66~レーシング・エンジン2~

出版: 三栄書房(2012/3)

MFiは高価(1680円)なので、B4クラッシュ以降、ほとんど我慢してきたが、本号は流石に我慢できずに購入。
EJ20ヲタな皆様は必見。

忙しくて、まだ途中までしか読めていないが、途中まででも十分に内容が濃いので感想文を書く。



■博士のエンジン手帖 Mazda 13B-MSP ”RENESIS”

畑村氏のエンジン評は、MFiでは広島弁を強調し過ぎて、ちょっと寒い。
ダウンサイジング過給偏重過ぎるのも読者に偏見を植え付けそうで、どうもなあ・・・と思う。
でも、この人のエンジン解説は噛み砕き方が上手く、本当にわかりやすい。

今号はRX-8の最後のロータリー、RENESISの批評。
RE13Bの後継ロータリーエンジンとしてバックナンバーでは開発中のRE16Xが取り上げられていたが、スカイによって開発凍結されちゃったのかな?やっぱり・・・・。

この記事ではロータリー魂を評価しつつも、ロータリーエンジンについて徹底的にダメ出しをしている。
詳細はここでは書かないが、そのダメ出しも非常にわかりやすく、説得力があり、それだけにロータリーの将来が絶望的なことがシッカリと伝わってきて、とても残念な気持ちになった。
個人的にはロードスターに積んで欲しいのだが・・・・。



■2014年F1パワートレーン

1.6L V6ターボ+ERS(Energy Recovery System=ハイブリッド)のレギュレーションのわかりやすい詳細解説。
否定的なファンも多そうだケド、個人的には面白いレギュレーションだなあ・・・・と思って読むことができた。

ERSのあり方も、タービンにもMGU(モータ・ジェネレータ・ユニット)を配置し、排気エネルギーを回生させるルール。
市販車へのフィードバックが確実に生かせそうなレギュレーション変更で、「吸排気系以外のエンジン開発禁止」と言ってたここ数年よりもずっとポジティブだと思う。
ただ、エンジンメーカは本当に大変だと思う。

2014年が楽しみ。(ホンダ復活せーへんかな)



■エンジニアの道具箱

ルノー・スポールF1で2014年型のF1エンジンの構造解析を担当している日本人女性、永山枝里さんの紹介記事。

自称「ライトなF1ファン」の彼女は、F1を夢見るワケではなく、東大の航空宇宙工学科に入学。
そこで学生フォーミュラに参加し、チームとして好成績をあげる。これに対し、ルノーのリクルーターから声がかかる。
たまたま留学まで間の空いてた3ヶ月間にルノーで研修を受けてみて、ついふらふらと・・・
・・・というサクセスストーリー(?)



この記事を読んだときの私が軽くロー入ってたのか、スゴく考えさせられて、妙に凹んだ。

私は幸運にも第三期ホンダF1チームの一部のスタッフとお酒を飲む機会があったのだが、そのとき

「最近は、入社前からF1が好きで好きでたまらないヤツではなく、F1のことを何も知らず、情熱もスキルもない新人が会社から充てがわれたりする(=不満)」

という話を聞いたことを思い出した。



本記事の永山さんはそれに該当するワケではない。
学生フォーミュラをやっていたワケだし、ルノー入社以後はルノーF1チームへの移動の希望を出し続けていたので。

また、「ライトなF1ファン」と自称したり、ルノー入社への経緯も、物事を熱く大げさに語るのが嫌いだとか恥ずかしいとか、そういうのかもしれない。「日本人女性の奥ゆかしさ」と表現すべきだろうか?
あるいは、ライターによる文章表現も彼女に対する印象に影響を及ぼしているのかもしれない。

永山さんには何も問題がない。
そして能力がある人を採用するルノー・スポールF1にも何も問題がない。



何故、こんなに引っかかるのか、ローに陥るのか、結構考えこんでしまった。
(この記事を読んだのは、家族で焼き鳥屋に行き、順番待ちのときだったので、焼き鳥を食べている間じゅう、テンション低かったのでなんか家族に申し訳なかった)



私の高校は「進学校」とは全く呼べないほど、教育とか進学に対して学校側が全く手助けしない特殊な高校だったのだが、それでも学力は県下トップクラスだったので、永山さんと同じ東大に進学した友人も何人かいる。

「東大と京大の連中はやっぱり別格だったよなあ・・・」

と思ってから、実際、東大・京大に進学した友人たちの顔をひとりひとり思い出してみて、

「うーん、底知れない才能って感じのヤツもいるけど、いわゆるガリ勉タイプもいるよな」
「・・・っていうか、東大に進学した友人の大半は文系じゃねーか。単純比較できないよな。・・・・ああ、でも、文系でもこいつら皆、私より数学できたよな。やっぱ別格なのか?」

とか考えてみたり・・・・。


私は永山さんがうらやましいんだろうか?
特にルノー・スポールF1で働きたいワケでもないのだが・・・。
そもそも私はどうなりたかったんだっけ?

ピニンファリーナに入りたいと思ってた時期もあったし、フェラーリのエンジニアになりたいと思ってイタリア語を少し勉強した時期もあった。
ゲームのプログラマになりたいと思ってた時期もあったし(これは実現した)、音楽屋になりたいと思ってた時期もあったし(これも中途半端には仕事をした)、音響屋になりたいと思ってた時期もあったし(これは比較的長いこと従事した)・・・・

私の「なりたい」像は、ロングスパンではあるが、節操なく変化し続けており、一貫性がない。
で、引き出しの多さが武器にはなっているものの、何かを極めるということとはほど遠い人生を歩んできた。

果たして、私に一貫性があったら、どういう仕事をしていたのだろうか?
ピニンやフェラーリはともかくとして、高校時代に音楽に熱中しながらも、現実的な就職先として考えていたホンダには入社できていたのだろうか?

自動車メーカの中の人に「そんなにクルマが好きならなんで自動車メーカに就職しなかったの?」と訊かれたことがある。もっともなご質問だ。
新卒時期にはクルマより音響に興味があったのも大きな理由だが、そもそも卒業時の年齢が高すぎて全ての自動車メーカの新卒採用の年齢制限に引っかかっていたのでそもそも選択肢にできなかったのも事実だ。


今の仕事は自分の能力を最大限に活かせていると思うし、まあ充実している。
これは学生時代に思い描いていた未来とは全く異なるのだが、それは永山さんと同じではないか?
では、何がそんなに引っかかるんだろうか?うーん・・・・。





■STI EJ20(GT300仕様)

スーパーGTのGT300にBRZでの参戦用のEJ20についての詳しい紹介記事!



ポスターまで付いているのも本誌を買うのを我慢できなかった理由のひとつ。
このポスター、個人的には、タービンが強調され過ぎで、またプーリカバーなんかも付いてしまっているのが残念な感じ。「エンジン単体の見せ方」としてはイマイチ。



・・・っていうか、EJ20なんだ。
結局EJ20なのか。。。。。。


EJ20(=極端なオーバースクエア)の後継であるFB20(=ロングストローク)のフィーリングにとてもガッカリしていた私は、86、BRZにもFBが積まれると思っていたので、世間のお祭り騒ぎを白けた目で見ていた。
しかし、86、BRZの水平対向がボア×ストローク=86.0×86.0のスクエアだと知ってからは、俄然興味をもっていた。

でも、やっぱりレース用はEJ20だと知って、元EJ20使いとして非常に嬉しく誇らしいとともに、なんだか86とBRZにとてもガッカリした気持ちになった。


EJ20ヲタにとってはステキな記事で、GT300仕様のEJ20のタービンや燃料供給系、ドライサンプ、WRCエンジンとの違い、バルブオーバーラップのセッティング・・・など随分多くの角度から紹介されている。
チューニングの参考にもなるし、写真を眺めているだけで楽しい気持ちになる。

EJ20乗りは立ち読みでも良いので読むと面白いと思う。




●書籍レビュー関連目次はこちら
ブログ一覧 | 書籍 | クルマ
Posted at 2012/03/24 00:22:41

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

この記事へのコメント

2012/03/24 01:08:02
好きなことを仕事にしない方がイイってのもありますよね。
ワシは実際、ホンダが好きでホンダの学校に入り、ホンダに失望したがホンダ車は好きってことで、趣味に留め仕事にはしないことにしました。折角好きな車を仕事にして嫌いになるのが嫌だったんですが(^-^;
でも、好きな事を仕事にして楽しく、充実して生活している方もいますよね!
そう生きていきたいです(^^)v

数年前のgt300に出てた、クスコのインプが好きでした★
コメントへの返答
2012/03/24 06:51:31
ありますね(笑)
私はローソンでバイトしてたんですが、コンビニおでんは絶対に食べたくなくなりました。

ホンダに失望ですか~
私はいろんな自動車メーカに学生時代の友人や仕事でおつきあいのある方々がいらっしゃいますが、個人的には他のメーカに較べてホンダの方々は愚痴が少なくて前向きだなあ・・・という印象です。
また、自社のクルマ(特にスポーツカー)を愛してるのもホンダ(とスバル?)という印象です。

どうせ仕事するなら、楽しくやっていきたいですね!


クスコのインプですか。
知人のキャバ嬢が当時のクスコのレースクイーンやってました(笑)
2012/03/24 01:34:57
派遣でしたが某所で設計に携わっていた時、
一緒に仕事をしていた社員(ビート乗り)の人が
「ヤマハに行った同期の話を聞くと、
 ヤマハに入ったほうが良かったなぁー。。」
とか愚痴っていたりしていました。(^_^;)

クルマ会社で仕事していても、「自社のは絶対買わない」 とか色んな人が居ますよね・・・(^-^;)
コメントへの返答
2012/03/24 07:02:38
三菱自の友人がトヨタに移った同僚のことを同じように言ってました(笑)

某自動車メーカAと、別の某自動車メーカBの知人は、確かに自社以外のクルマを乗り継いでますね。
自社製品愛が薄いのはNGにも思えますが、他社製品を知らずにクルマ開発してるのもNGだと思うので、微妙なところです。


私はホンダの中の人(友人、仕事関係など)との付き合いが多いのですが、個人的にはホンダの方々は楽しそうで、かつ、ホンダ車が好きだよなあ・・・と思ってます。
私の知人のほとんどはEK9、EF7、AP2、CL7、DC5・・・など、スポーツカーやタイプRやユーロR系に乗ってます。(CR-Zが含まれないのが・・・)

やっぱり「中の人」が自社製品を好きで自信をもって作ってるクルマに乗りたいワケで、個人的にはそういう背景からもホンダ車に乗りたいし、乗っていることを誇りに思ってます。

スバルはメーカの中の人との付き合いがないのですが、販売店レベルで言えば、スバルのDラーの方々が、他のメーカのDラーの方々よりも圧倒的に自社のクルマを好き・・・という印象です。
2012/03/24 07:16:34
好きなことは自分の金で好きにやるのがいい、と思い込むようにしています。

仕事は運命で決められているものなのかも。自由じゃないような気がします。
コメントへの返答
2012/03/24 15:01:20
「思い込む」のがポイントですね(笑)

私も仕事選択の基準は圧倒的にお金です(^_^;)。
あとは、人間関係かなあ。

運命・・・というのは深いですね。
確かに、「縁」で成り立っている部分はデカいですよね。
2012/03/24 07:44:32
2014年のレギュレーションを初めて聞きました。
F1のホンダ復活は可能性ありそうですね~期待大!!


自分の仕事は営業職なのですが、天職では?と思っていました。
ですがmistbahn さんのブログを読み、現在の仕事の中だけで「満足するポイント」を見つけ、仕事に対して我慢していたのではないか?と気付かされます。

考えてみれば、永山さんもこうやって誰かに気付かされて変化していったのではないでしょうか?

自分の道をしっかり選んで生きてるってサイコーですよね。



コメントへの返答
2012/03/24 15:07:20
一時期は1.6L直4ターボ・・・って決まりかけており、ホンダとVWがアドバイザーとして呼ばれてました。
しかし、「1.6L直4はモータスポーツの頂点としてあまりに・・・」みたいな意見が出て(たぶんフェラーリだったと思います)、V6に落ち着きました。

確かに、F1イメージを市販車に投影するフェラーリにとっては、1.6L直4ストラダーレを作りたくない分けで・・・


私は営業も技術も含め、なんでも屋みたいな位置づけなのですが、これはこれで自分を活かすことができていると思います。
音楽屋や音響屋だった頃も天職だと思ってましたし、プログラマだった頃もそれなりに合ってると思っていたので、イイカゲンなんですが(笑)

正解なんてなく、自分の取りうる選択肢の中で精一杯やっていくべきなんでしょうね。
2012/03/24 08:41:52
忙しく本屋が開いている時間帯で生活していなかったので
知りませんでした!

探してみます♪
コメントへの返答
2012/03/24 15:08:22
MFiもマンネリ化してるので、たぶん売上部数も落ちてるんだろうなあ(現に私も稀にしか買わなくなったし)。
最近、置いてる本屋さんが以前よりも減ったように思います。
2012/03/24 15:30:23
近くの本屋にあったら読んでみます♪
でもFAエンジンでGTにでてほしかったな~
今後のことも考えてww

でもEJだといろいろ参考にできてありがたいですけどね
(o ̄∀ ̄)ノ”ぁぃ
コメントへの返答
2012/03/24 17:56:55
スクエアの水平対向、「FA」って言うんでしたっけ?
Factory Automationだとか、Free Agentみたいですなあ・・・・。

スクエアなNAエンジンがホンダのK20Aと比較してどうか・・・は非常に興味のあるところです。

EJ、長生きですよね。。。
2012/03/24 17:53:16
うーん、なんでしょう?私が思うのは、自分がとても夢と感じている立派な仕事であろうと、それに価値を見出せない人間がその仕事に従事していたり・・・という部分に、一抹ながらも世の理不尽さ?めいたものを感じる、みたいな事を思いましたが。。。
それでも(夢とは違った仕事をしていても)、まぁ日々を楽しく過ごせれば、それもまたいいのかな、と思ったりもします。理想と現実というのもありますし、ね。と、自己完結w

ちなみに自分は地元という事もあって、H社wには派遣で入ってた事もあります。尤も、ECUの制御ロジックの開発とかやってみたかったですが、実際は全く違うことをやってましたが^^;
コメントへの返答
2012/03/24 18:06:22
うんうん、仕事なんてそんなものかもしれないですよね(笑)
隣の芝生は青く見えますが、中の人はそう思ってない場合も多いですし。

1987~1990年頃のF1って、ホンダ以外では日本人の関係者って本当にレアで、ベネトンのメカしてた津川哲夫氏なんかが稀有な存在だったんですよね。

今はいろんなチームに日本人エンジニアが居て、とても素晴らしいことだと思いますが、う~ん・・・・
やっぱり単に羨ましいのかもしれないです(笑)


T社にECUの適合スタッフとして派遣で行ってた知人がいます。
H社に対して、T社は開発も含め圧倒的に派遣が多いのが特徴ですが、H社にもそういう派遣ってあるんですね~。

ECU自体、サプライヤーが作ってるものですから、適合スタッフが外注でも何の不思議もないのですが・・・。
現在価格を調べてみる

おすすめアイテム

 
 

プロフィール

「【ドニントン・パーク】Williams BMW FW26 2004 http://cvw.jp/b/242406/40009916/
何シテル?   06/29 07:48
ビート(PP1)とプジョー307SWに乗っています。 ビートでのサーキット走行とチューニングが趣味です。 レンタルカートも好きです。 以前はL...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2017/6 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

リンク・クリップ

mistbahn motor web 
カテゴリ:目次
2014/05/25 00:53:19
 
キャドカーズ(CAD CARS) 
カテゴリ:car
2014/05/25 00:51:20
 
近藤エンジニアリング 
カテゴリ:car
2012/01/02 00:16:37
 

お友達

お気軽に!
チューニング好き、サーキット派、カート好き、軽量化マニア、技術ネタ好き、モータースポーツファンなど歓迎。

ただし、ブログアクセス数アップのみを目的としたお誘いはお断り。
225 人のお友達がいます
tSのりだーtSのりだー * Wolfman JunkWolfman Junk *
nob@nob@ * ショウ@B・R・Zショウ@B・R・Z *
TruthTruth * グゥマッハグゥマッハ *

ファン

306 人のファンがいます

愛車一覧

ホンダ ビート ホンダ ビート
趣味車。 昔からデザインがたまらなく好きだったビートを個人売買で安く購入。 コツコツと ...
ホンダ シビックタイプR ホンダ シビックタイプR
私の担当・営業車両(社用車)。 K20Aの完成形と、ボディ剛性の高さ、乗った感じでコレ ...
三菱 アイ 三菱 アイ
2017.03.07 こさとうさんに非常にリーズナブルな価格で譲って頂いた!   発売当 ...
スバル レガシィB4 スバル レガシィB4
中古で購入。2003年BL5A。 随分多くのクルマを試乗した結果選びました。 トミー ...

QRコード

QRコード
このブログを携帯でご覧になれます
ヘルプ利用規約サイトマップ
©2017 Carview Corporation All Rights Reserved.