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2008年01月11日 イイね!

【ECU】ログ項目

【ECU】ログ項目Enginuityのログ収集の最新定義ファイル(METRIC units LOGGER definitions 0.3.2b 12-03-07)に更新してから、ロギングできる項目もいろいろ増えた。

図は、私がロギングしてる項目。

増えた項目で、「CL/OL Fueling」が何かわからないけど気になる。
Closed LoopとOpen Loopの関係を表すのはわかるのだが、値は10か8しか示さない・・・。1と0ならわかるんだけどなあ・・・・。

増えた項目で嬉しいのが、「Gear (Calculated)」。
要は、回転数と速度などからギアを計算してくれている。
今まではこの項目がないなりに、まあ、だいたいログを見れば何速かはわかっていたのだが、ロガー側で処理してくれると考えずに済むのでとても楽チン。


以下、私の測定項目。
これが、通信速度と私のPCの処理能力からロギングできる限界で、これ以上何か計測項目を増やすには何かを諦めないといけない。

Time
時間

A/F Sensor #1 (AFR)
空燃比。
燃調の目安。

Boost Error* (bar)
Target Boostに対する、実際の過給圧のズレ。
この値に応じて、Turbo DynamicsによるWastegate Duty補正が行われる。
一応、Inital Wastegate Duty Cycle設定の目安になるが、Boost Errorをゼロに近づければよいものというわけではないみたい。(
ブログ:「【失敗】ブースト周りセッティング」参照

Engine Load (Calculated) (g/rev)
エンジン負荷。
燃調、点火時期などのマップのX軸。

Engine Speed (rpm)
エンジン回転数

Feedback Knock Correction* (degrees)
ノックセンサーの反応による点火時期の補正値。
負値を示した場合は、ブースト・点火時期・燃調を見直す。
シフトアップ時に負値を示すことが多い。

Fine Learning Knock Correction* (degrees)
ブログ:「【ECU】Feedback Correction、Rough Correction、Fine Correction」参照

Gear (Calculated)* (position)
選択中ギア

IAM (Ignition Advance Multiplier)* (multiplier)
点火時期の進角度合いを決める重要値。
32bitのECUでは0~1の値を取る(インプレッサなど16bitでは0~16)。
ノッキングを検出すると値が下がる。
一定値以下まで下がると、ブーストコントロールも効かなくなり、燃調マップもFailsafe(リッチ目なマップ)となる。
IAMがあるおかげで、エンジンはレギュラーガソリンを入れても壊れない仕組みとなっている。
IAMが降下したときはノッキングサインなので、ブースト・点火時期・燃調を見直す。

Ignition Timing (Total) (degrees)
点火時期。
点火時期は様々な補正値(IAM、ほにゃららCorrection)を含む。
Total Timingの計算値は整備手帳:「ブースト制御(Boost ErrorとFine Learning Correction考察)」に記述。

Intake Air Temperature (C)
吸気温度。
燃調に絡み、ノッキングにも絡むが、なんとなく見てる。
暖気運転時に一番役に立ってる。

Knock Correction Advance (degrees)
点火時期の補正値。
整備手帳:「ブースト制御(Boost ErrorとFine Learning Correction考察)」に記述。

Manifold Relative Pressure (Corrected) (bar)
ブースト圧(相対圧)。
先日、hmt_ozawaさんからコメント頂いたように、ECUのTarget Boost設定は相対圧でなく絶対圧なので、Manifold Absolute Pressure(絶対値)を計測した方がセッティングしやすい。
一般的にはブースト圧は相対圧で語られるので、私は相対圧で計測し、Target Boostとの実ブースト圧の関係は、Boost Error値を見ている。

Mass Airflow (g/s)
エアクリ部の吸気流量。
ECUのセッティングよりも、吸気ダクトの導風板を施工したときや、レゾネータを外し、吸気ダクトを追加したときの違いを見るのに役に立った。

Primary Wastegate Duty Cycle (%)
Wastegate Duty値。
Turbo Dynamcsによる補正も含んでいる。

Throttle Opening Angle (%)
スロットル開度。
このほかにもアクセルペダル角度などいくつかあるのだが、私はスロットル開度を計測。

Turbo Dynamics Integral Cumulative* (absolute %)
Boost Errorに応じてWastegate Dutyを補正するTurbo Dynamicsにはフィードバックのタイムラグがあるので、Turbo Dynamicsの積算値もWastegate Dutyに加減算される。それがこれ。
上限は15。(上限値は設定変更できる。詳しくはブログ:「【失敗】ブースト周りセッティング」参照

Vehicle Speed (kph)
文字通り、車速。
タイヤサイズを変更しているので、ブログ:「タイヤサイズとスピードメータ誤差」で書いたような補正計算(×97.9)をExcelで行っている。

Clutch Switch (On/Off)
これが1のときはクラッチを踏んでいる。
シフトチェンジをどう行っているかをログから見ることができる。

Idle Switch (On/Off)
アクセルを抜くと1となる。
A/Fだけだとやたらリーンなときの判断ができない。
これが1もしくは1直後だと、エンブレ時の燃料カットだと判断できる。

Neutral Position Switch (On/Off)
ギアがニュートラルに入っていれば1。
シフトアップ、シフトダウン操作を見直すのに使用。

Stop Light Switch (On/Off)
ブレーキを踏んでいるときに1。
Idle Switch、Neutral Position Switchとともに見比べると、ヒール・アンド・トゥなどの操作を確認できる(ただ、ロガーのサンプリングレートが充分に速くないのが残念)





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Posted at 2008/01/11 23:21:30 | コメント(3) | トラックバック(1) | レガシィB4 OpenECU | 日記

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