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2013年07月25日 イイね!

【書籍】Motor Fan illustrated vol.67~ハイブリッド再定義~

【書籍】Motor Fan illustrated vol.67~ハイブリッド再定義~■Motor Fan illustrated vol.67~ハイブリッド再定義~

出版: 三栄書房(2012/05)

もう一年以上前の号になるのか・・・・。

義務感で購入し、なんか2~3か月かけて少しずつ読み、読み終えて、感想文を書かないまま書棚に並んでしまっていた。

割と最近の号の印象だったが、1年以上も前の号なので、新型アコード・ハイブリッドのi-MMDや、スバルのリニアトロニックHVなどは登場しない。

そう思うと、本誌以降の、この一年間はハイブリッドというジャンルで、久々に大きい「新型」が複数リリースされたとも思えるな。



●ハイブリッド再定義

Motor Fan Illustrated vol.2(2006.11)が「ハイブリッド車の実力」という特集号だった。
懐かしい。。。

当時は、良くワカランなりに、一生懸命読んだもんだ。
(ちょうど「みんカラ」を始めたl頃だったが、まだ読書感想文を書く習慣がなかったので、vol.2についてのブログエントリは存在しない)

vol.2から5年半が経過した2012年5月時点での、各ハイブリッド方式のおさらいと、各社の代表的なハイブリッドシステムを紹介したのが本号。

この6年間ぐらいで、私自身のハイブリッドについての知識レベルがUPしていることもあり、かなり読みやすく、わかりやすい印象。

・・・とともに、「あまり進化してないな」という印象も。
それだけ、初代プリウスのTHSが最初から立派だった、という評価にもなるのだが。



・2種類の制動力を組み合わせる



回生ブレーキ(※電動機による発電を減速に利用するブレーキ)とメカブレーキ(いわゆるキャリパ+ロータ)の協調制御の解説。



実は、社用車のGS450h、THSの回生ブレーキが壊れたことがある。



ブレーキペダルを踏んでも全く減速しない領域があり、ある程度まで踏み込むと急にガクッとメカブレーキが効く状態で、かなり怖い挙動だった。
正直、あってはならないトラブルだと思う。

GS450hのバッテリーの寿命が近づいたときには、ナビ画面に

「ただちに安全な場所に停車し、レクサス販売店へ連絡してください」

という、3画面にわたる大げさな長文メッセージが表示されたのに、回生ブレーキのときは、インパネに「エラー」的な単文メッセージが表示されるだけだった。

2006年のクルマとは言え、これはちょっとどうかと思った。



なので、本誌のこの特集は興味深く、少し乾いた笑いとともに読んでしまった。



・プジョー iOn/シトロエン C-Zero



プジョーオーナーだケド、そんなにコアなプジョーファンではないので、三菱「i-MiEV」がPSAにOEMされているとは知らんかった。

ちなみにここで語るまでもなく、「i-MiEV」はEVであり、HVではない。



・アウディ・A1-eトロン



レンジエクステンダーEVなのだが、レンジエクステンダー用のエンジンはシングルローターのロータリーエンジンとのこと!

そもそもロータリーエンジンはマツダが開発したモノではなく、昔ドイツに存在した自動車メーカ「NSU」が開発したモノ。

で、NSUは吸収合併され、今はAudiとなっている。
(※1985年にアウディの子会社としてNSU GmbHが設立されているらしいが、詳細は不明)

そういった歴史を考えると、Audiがレンジエクステンダー用のエンジンとしてロータリーを採用したのがなんだか楽しい気持ちになる。

ロータリーは「もっとも効率の良い回転数」で回したら、レシプロより効率がよかったりするのだろうか?
マツダですら見限ってしまったロータリーがここで使われる理由を知りたいところだ。


・ホンダ IMA


↑展示会で撮影したカットモデル

パラレルハイブリッドの代表選手。

電動機まで内製しているのがホンダらしいところ。

IMAにはエンジンと電動機間にクラッチがないため、減速時にエンジンブレーキも働いてしまい、回生効率の悪い・・・などのネガが最初からわかっていたレイアウト。
そのネガを少しでも解消するために、気筒休止などを積極的に利用している(ポンピングロスの低減)。


本誌には、

"エンジンのクランクシャフトの延長上がモーター/ジェネレーターのローター軸となる構造を利用して、ホンダは音振面での改善も図った。不可避に起きるエンジンのトルク変動に対して、どの変動と逆の起動力をモーターに発生させてこれをキャンセルするのである。"

と記載されており、「そんなことやってたんだ・・・」と驚いた。
BOSEがヘッドフォンなんかで得意とする、周囲雑音と逆位相の音を発生させてノイズキャンセリング・・・と似た発想だな。面白い。



来月(8月)に発売予定の3代目フィットからは、エンジンと電動機の間にクラッチが追加され、IMAのネガが解消される。
DCTと組み合わされるモデルもあるので、楽しみで仕方ない。



●まとめ

さて、スバルのリニアトロニックHVと、来月発売のFitハイブリッドの試乗にはいつ行こうかな。



●書籍レビュー関連目次はこちら
Posted at 2013/07/25 23:31:21 | コメント(3) | トラックバック(1) | 書籍 | クルマ

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