パニックブレーキ！

呑気に愛車のエボXでドライブしていますと、右の脇道から急にクルマが飛び出てきました。

不意を突かれた僕は思わず「危なっ！」と声が漏れ、左に急ハンドルを切り、ガツンと親の仇の如くブレーキを蹴ります！

いわゆる危機回避制動です。







右前輪は完全に「ザザッ！」とロックしているのにも関わらず、全くABSが介入してきません。

「あれっ？」

最近はブレーキロックさせるほどの運転なんか全くしていませんし、低μ路でもドライブする事がほとんどありませんのでABSを作動させる運転はほとんどありません。

パニックブレーキに制御が入らない事にちょっとビビり、
「も、もしかしてABS、壊れている？」
などと嫌な妄想が頭の中をよぎります！

「チ、チェックしなければならない‼︎」







広くて安全な道、僕の密かなテストコース「小倉ブルクリンク」(仮名)に行き、ABSをチェックしました。
「ドガガガガガガガガラッ！」と音を立てながらABSはきちんと作動しましたから、どうやら壊れていません。







最近のABSって結構ロックしてもギリギリまで制御が入らないんですね？







昔のABSって割りと「えっ？もう？？」って言うくらい早目に制御が入ってました。

「凄いなあ〜、今時のクルマ……。こういう事ってサーキット攻めてる人とかは普通に気がついているんだろうな〜」と思いながら愛車に対する愛着がさらに増したりするのでした。