レンタカーとして使いました

ガソリン1.8Lで98馬力弱、モーターが72馬力らしいので最大出力は170馬力。男4人での旅行でしたが、運転していても特にパワー不足は感じず。むしろエンジン音も走行音も静かだし、CVTなのでエンジン音から速度が掴めず、気が付くととんでもない速度に達している場面が多々ありました。
プリウス名物？のシフトノブは最初は戸惑いますが使い始めるとそこまで悪くないですね。


エコモード、ノーマルモード、パワーモードってのを選択できるようになっていますが、扱ってみた感じだとアクセル開度を比例的な動きにするか変えるかだけしかやっていないような印象を受けました。踏み始めの領域を広くしたのがエコモードで踏み込みの領域を広くしたのがパワーモードって感じでしょうか。正直エコモードでも踏めばちゃんと加速しますし、パワーモードも扱いにくいけどモーターだけで走らせたりはできました。

ブレーキの利きも事前に聞いていたほどの違和感はなく、踏み始めからちゃんと利いてくれるし、回生ブレーキからディスクブレーキへの切り替えがどのあたりからなのかも正直わからなかったです。最近の車とはブレーキの利き方が違うから普通の人は違和感を感じているだけだったのでしょうか？

また、視認性ですが、地味にワイパーがついている部分の下にある小窓のおかげで後ろの車のナンバープレートとかは普通に見えます。従来のプリウスは乗ったことないのでわからないですが、そこまで問題ないんじゃない？と思いました。それとも普段使いのインプレッサが視認性悪いだけなんだろうか。

また、左後方はこんな感じです。

やっぱりこの辺りは視界悪いです。人立たれたら死角ありそうです。

足回りは変に柔らかくもなく、スピードを高めでカーブしてても結構しっかりと曲がってくれました。峠道攻めるわけでもないんだったらこのくらいがちょうどいいんじゃない？と思わせてくれるような感触です。後部座席も快適だったし、タクシーでこのプリウス来たら結構あたりかも。
もちろん運転席も値段相応にちゃんと子気味良い硬さのシートです。長距離ドライブにはいい感じかなと思います。

静粛性としては、不安になるくらい静かです。高速でプリウスがすっ飛ばしているのがよくわかりました。こいつどこまででも静かに加速してきますね。気が付いたら100キロなんかはるか昔って勢いで静かにじわじわと加速してきます

車の外装を見ると謎の突起とか明らかにヌルっとした曲面にさせていたりと空気の乱れを防いでいるんだろうなってパーツがあちこちにありました。
ドアミラーの手前に突起、その後ろは北海道のレンタカーらしくシカ除けの犬笛


リヤ部分に意図しているであろう溝というか断層


そしてテールランプにもなんか突起

去年の東京モーターショーの時点でも思っていましたが、荷物はかなり載りますね。
ゴルフバック何個みたいな言い回しはゴルフやらないのでわからないですが、1週間旅行とかで使うようなスーツケースだったら4個は普通にのりそうでした。
スキー板なんかもシートをうまいこと畳めば載るんじゃないのかなというくらいに広いです？

実はレンタカーが新車だったので、渡された時点ではオドメータが7km！

燃費も6.3km/Lでしたのでものすごく不安だったんですが、走り始めるとぐんぐんと向上。500km弱くらい走りましたが、特に燃費に気を使うような運転してなくても通算で26km/hくらいまではいけました。プリウスフリークの方々が本気になったら30km/hなんか余裕で超えるんじゃないかなと思います。

街中でも速度が低い間は基本モーターだけが動くので市街地ではさらにハイブリッドの恩恵を受けるんだろうなと思いました。

カタログスペックだけではなく、純粋に「プリウスという名前の車は世界で一番燃費が良い車であり続けなければならない」というトヨタのプライドみたいなものを感じました。