中華料理の中でも、ここは別格かもしれません。市ヶ谷の駅からそれほど遠くない距離にあるお店です。ビルの奥まったところにあるので、初めての方にはなかなか近寄りがたいところもあるかもしれませんが、そこは勇気を持って入ってみて下さい。入り口からやや下ったところに受付があります。重厚な造りの設えに、ここが特別の場所なのかな?と、思わせてしまいます。
ここのお店の素晴らしいところは、接客もそうですが・・、やはり料理の素晴らしさだと思います。当然な、至極当たり前の事ですが。なかなかそこは全てを兼ね備えているお店は、実際のところ少ないのではないかと思います。元、中国大使館の料理人だったというシェフは、代表的な料理は一定のレベルを超えた腕を持ち合わせていると思います。例えば、今が旬の上海蟹の料理・・。一見、どこの中華料理のお店でも出される事が多いものではありますが、ここの上海蟹の料理は、一味も二味も違います。どう違うのか?そう言われても説明が難しいですが、僕自身の経験では、これまで食べたどこのお店のものよりも美味しい!と、そう思えます。正直、ここのお店よりも美味しい上海蟹の料理があれば知りたいくらいです。ここの上海蟹は、格別に美味いよと、そう聞いて食べに行きますが、やはりどこのお店に行っても失望するばかりです。どこの上海蟹の料理も、ここのお店のものよりは劣って感じてしまうのです。もちろん、個人的な見解が強いかもしれないので皆さんは参考程度に読んで頂きたいですが・・。
ここは、上海蟹の料理だけでなく・・、エビの料理、フカヒレの料理、北京ダック・・どれをとっても標準以上のレベルを持っていると思います。よって、最後の会計では・・う〜ん、とうなるような値段を提示されてしまいますが、気持ち良く支払う気持ちにもさせてくれます。これだけの料理を食べさせてくれたんだから仕方ないか・・、みたいな。なので、毎回覚悟を決めてこのお店には入りますが。それでも、なんとかしてこのお店に行きたいと思わせるのは・・やはり料理の質の高さなんだと思います。
Posted at 2015/11/08 23:07:35 | |
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