ここのところ、ドライバー間での些細なトラブルから、大きな事件に発展したり、窃盗や悪質ないたずらなど、クルマに関する物騒なニュースを耳にすることが多くなりました。
当たり前ですが、出来ることならどれも遭遇したくはないので、(出来る範囲で)対策を取ろうと思います。
前編はロードレイジ(煽り運転)対策です。
ロードレイジ
Road(道路) Rage(激怒・憤怒)という言葉を最近よく耳にします。
自動車走行中の割り込みや追い越しに対して、車間距離を詰めてあおる、進路妨害するといった報復行動に及ぶドライバーのこと、もしくはその行為を指す言葉
(コトバンクより抜粋)
だそうです。
しかし、
「こんなのにカッコイイ名前付けてどーすんだよ!」
「だからこういうのはダメだって!××が調子にのって増殖するぞ!」
「呼ばれるだけで恥ずかしくなる 〇〇〇にしろっ!」
などの声がネット上で多数あがっているようです。
確かに言葉から感じられるイメージは、
アウトローでアナーキーでワイルドです。
画像はPS4 Road Rage北米版(日本未発売)
「( ゚Д゚)ゴルァ‼ どかんかいっ!ロードレイジしたろかボケーッ!」
「今日俺さ~、ムカつくヤローが割り込みしヤがったから、即レイジしてやったわw」
「センパイのRR超クールっすね!イケてるっす。マジ最高っす(*´Д`)」
・・・どれもありそうですね。
それもドヤ顔で、こんな感じで形を変えながら使われそうです。
だとすると、この呼称は身勝手な自己顕示欲や陶酔を(それこそ)
「煽る」要素があるのかもしれません。
ネーミングの件も問題ですが、同じ「煽り」でも私が特に苦手なのが、「いつ子供や自転車が飛び出してくるかわからないような道路」で煽ってくるクルマです。
(百歩譲って)高速道や峠でやられるならいざ知らず、これにはほとほと参ります。
これはもう、運転(テクニック)が上手いとか下手とかの話ではなく、単に
想像力に欠け、危険感知が著しく鈍いだけなんだと私は思います。
出来るだけ気にしないようにしていますが、あまりにタチが悪く、しつこい時にはハザードを出して道を譲ります。
ところが今ドキは、無視をしたり、仮に道を譲ったとしても、相手が
より過激なレイジモードに突入することもあるようなので注意が必要です。
写真はイメージです。
こうなってしまうと、モノの道理やルール、ましてやモラルなどが介在する余地は期待できず、相手のタイプや、感情(気分)次第で、命に関わるデンジャラスな状況に陥ることも十分にあり得ます。
「目を付けられたら終わり」
みたいな。
(この時の相手は殆ど野生動物に近い?)
ホント、これでは堪ったものではありません。
そんな訳で、対策です。
まずは真っ先に思い浮かぶのがドライブレコーダー(以下ドラレコ)です。
ロードレイジを行うドライバーも録画されていることがわかると「証拠→逮捕」という心理が働き、引くことが多いらしいです。
前面への設置はすでに終わっていますので、今回は後面です。
※前面設置の詳細「ドライブレコーダー&後付け(簡易)駐車監視システム」はコチラ。
昨年末ごろに秋葉原を散策中に目が留まったのがコレ。
★税込みなんと2,000円‼(MicroSDカードは別途必要)
OEM生産のため、様々なブランドで販売しているようです。価格帯も2,000~8,000円くらいまで様々です。
「この値段でまともに動くのか??」
一瞬思いました。
しかし、私の性格からして(人柱的な意味合いもありますが)コレを試さないわけにはいきません。
仮に動かなくてもダミーとして使えばそれなりの効果は望めるだろうと思い購入しました。
そそくさと帰宅して早速テストしてみます。
家にあったMicroSD32G (対応最大値)を入れ、MiniUSB(5V)で電源供給して起動。
動くには動くんですけど、説明書がテキトーなので、イマイチわからない機能があります。
でも、V計画のマニュアル片手にガンダム動かすことに比べればラクなもんです。
加えて、日本語表記がおかしなところがいくつもあります。
作りもそれなりのクオリティで、吸盤取付けネジをちょっと締めこんだら割れてしまいました。
また、駐車モード時の動体検知機能を謳っているのですが、内臓リチウム電池が完全に死んでいるので駐車モード事態が機能せず、充電もできませんでした。
しかし、これらのいずれも
想定内ですのでよしとします。(一応コレは新品ですが、価格が価格なのでハード〇フのジャンク品同等に捉えています)
今回の一番の目的は
ロードレイジな後続車がドラレコ設置を認識できればいいのです。
それでは実際に取り付けてみます。
場所はココに決定。
●赤丸は家で転がっていた「セイワルームミラーの補助ミラー」付属の吸盤を使用。
●青丸のインシュロックでファッションバーに括り付けます。
●電源はナビシート裏のシガーソケット(後付け)より取ってます。
これならオープン時はイヤでも目に付きます。
お次はクローズドの状態です。
★ステッカー 390円
ちょっと控えめなデザイン(セキュリティ用)のモノを選びました。
【装着後の感想】
効果は絶大です!
はじめは車間を取らないクルマも、これらに気付くと面白いくらいに間隔を開け始めます。
ステッカーだけでも効果は見られるようですが、やはりドラレコ本体が見えた方がいいようです。
取り付けて2ヶ月近くが経ちますが、車間を取らないクルマ(厳密にはほとんどロードレイジとよばれる手合いのものではないと思う)の概ね7割方に効果が見られます。
【総評】
私の期待値をはるかに上回り、現時点での目的は十分に果たせました。
通常、クルマにパーツを追加した時、「フィールが変わった」・「恰好よくなった」・「便利になった」など、その効果がダイレクトに自分に向けられるものなのですが、今回は一度相手(アウトレイジなど)に向けられ、その反応が自分に返ってくるといったものでしたので、いつもとは違う感覚があります。カラス除けを設置した時の気持ちと一緒です。
以前より、煽りをはじめ、クルマ社会におけるトラブルは様々なことがあったとは思いますが、ここのところに聞く話は本当に質が悪い。すぐに「カメラ=証拠」という社会はある意味残念なのですが、それらを考えるといずれはドラレコをグレードUPする必要があるかもしれません。
何故なら、今回得られた効果(煽りの抑止)はドラレコの存在そのもの(ダミーでも同じ)であり、ここぞという証拠能力を求められた時に、この機種では多々の不安や疑問符が残りますので。
ドラレコを「もしもの時のためのモノ」と考えるなら尚更です。
以上、これは数ある対策のうちの一部に過ぎませんが、引き続きトラブルに巻き込まれないよう、安全運転で行きたいものです。
ロードレイジ(煽り運転)&セキュリティ対策 後編に続く
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NA6 | クルマ
Posted at
2018/02/05 11:43:59