みなさん、はじめまして。
大阪府在住の mine_shu と申します。
みんカラを始めて約3年。今まではパーツレビューや整備手帳の投稿だけで終わっていましたが、平成生まれの20代が、車を通して感じたことや考えていることなどをブログで記していきたいなと思います。
ブログを書くのは学生の時以来ですが、これからどうぞよろしくお願いします。
さて、まずは簡単な自己紹介から。
現在は大阪府に住んでおり、車とは縁のない会社に勤めています。私の父は自動車ディーラーに勤めていて、幼少期から車は身近にある存在でした。当時の夢は「消防車」になることだったそうです。消防隊員では無くて消防「車」…。あいにく現在はしがないサラリーマンですが、街中では今も赤とシルバーの重厚なその車を注目してしまいます。実家にはミニカーがたくさんあり、マリオカートからグランツーリスモまで、テレビゲームシリーズは網羅してきました。そんな家庭で育ったおかげで、生涯を通して好きなモノNo.1は車です。
好きな食べ物はバームクーヘンです。
運転免許は高校卒業後すぐに取得したものの、大学時代はボールを追いかける部活動に明け暮れ、いろんな車種のレンタカーを乗り回して過ごす日々を送っていました。サーキットこそ走ったことはありませんでしたが、その当時に車種ごとの性格などを把握する練習(?)が出来たことは良かったと感じています。
・ ・ ・そしてマイカーを持つことなく就職して2年、仕事では流行りの過重労働が続き、とても趣味に没頭できる程の余裕が無かったのですが、ネットで見たある1枚の写真に深く引き込まれました。
USマツダが発表したマツダ/NDロードスター クラブエディション。
パンフレット用の写真だと思いますが、当時の国産カーデザインから一線を画すようなデザインに惹かれました。他にも、エクステリアの美しさと力強さ、マツダがフラグシップとして掲げるライトウェイトスポーツの最先端モデル、全世界で愛された唯一の性格を持った車、今まで抱いていた想いが凝縮された車、それがNDロードスターの最初の印象でした。
初めてのマイカーがオープンカー。
そんな素敵な言葉を胸に、ロードスターに関する情報を改めて収集していきます。
まずはシリーズの初代NAが1990年に発表された車であること。誕生年が同じなので勝手に親近感が湧きます(笑)
そして、全世界でも初めてといえる軽量オープンスポーツカーとしての位置を確立した車であること。なにより世界中のファンから「オープンスポーツカーに乗る」ということではなく、「ロードスター(英名:miata)に乗る」ということにステータスを置いていることを学びました。
それこそがロードスターの醍醐味だなと今にして思うのですが、これほど車としての性格(役割)がはっきりしたものが、今なお受け継がれているというのは素敵だと思います。
そして25年後に4代目として発表されたNDロードスターは、そうしたNAの原点回帰であること。最新のモビリティ(移動快適性)を有しながら、しっかりと時代に沿ったスポーツカーであること。事前知識を重ねていきながら、現車のお披露目がされるという「大阪モーターショー2015」に足を運びました。
・ ・ ・2月の大阪湾近郊は寒空が広がっていましたが、会場内は上着を脱ぎたくなるほど熱気に包まれ、オジサン達の汗と艶やかなお姉ちゃんの間を潜り抜けながら、初めて現車を見ることが出来ました。
エクステリアはキリッとしたフロントマスクと尻上がりなテールで、幅広だけど大きくない、そんな印象を受けました。インテリアはコクピット感が増した造りと、色や質感のこだわりが随所に感じられ、高級スポーツカーの素地を垣間見れました。
今までのロードスターはどちらかというと質実剛健なスポーツカーの印象があり、無機質な感じを抱いていました。後付感は否めませんが、そんなNDロードスターの醸し出す雰囲気は、マイカーを探す自分の価値観にピッタリだったのです。
開発メンバーの方も会場にお越しになっていたので、「今回のモータショーで一番参加者に伝えたいことは?」などビジネスチックな質問をしながら、自分が所有した時のイメージ(妄想)を固めていきました。
・ ・ ・そして、2015年6月。
ついに発売となったNDロードスターは全国の販売店で店頭に置かれるようになりました。
今まで20数年間、パンドラの口座として有していた「車購入用貯金」の残高を確認し、近くのディーラーで試乗…
30分後、その場でついにマツダ/NDロードスターを一括で購入しました。
ディーラー担当者は若者がその場で契約するとは思ってもみなかったらしく、店長も慌てて飛び出してきました。
諸経費込の税込3,200千円。色は新色のセラミックメタリック。オプションはETCとドアエッジモール。
何より人生初マイカーがオープンカーで新車(笑)
やっぱり価格はちょっと思い切ったなあと思いましたが、試乗の際の高揚感と恍惚感。初めて教習所でハンドルを握って車を運転した時の思いが戻ってきたようでした。
なにより運転する楽しみを感じることができたのが決め手です。
・ ・ ・他にも、いかにも玄人好みっぽくて、自分でも扱いやすいサイズ、メンテナンス性も考慮して国産、といった理由をいくつも挙げられますが、2シーターのオープンカーを所有できるタイミングは人生の間で独身の今か老後、あるいは大儲けしてセカンドカーがあるタイミングしかないかと考え、色んな経験値を積むためにも「今」を選択した次第です。
そうして初めてのマイカーを所有し、クルマと共にあるからこそできること、色んな場所、色んな時間を過ごしてきました。
とはいえ、私の周りでもクルマに対する目は厳しいものに違いはありません。
若者の車離れが叫ばれて久しいですが、若者は車が当たり前にあるものだからこそ、興味が薄れてきてしまっているようです。モノを所有する喜びや自らが操る喜びというよりかは、何かを体験したり、自らを認めてもらえるような行動をしたり…そういった欲求を求めて、行動が遷移しているように感じています。私の周りでクルマについて話ができるのはほんの数人です。しかもお金をかける対象として蔑んでいるかのような言動も見られるほどです。
車が好きな歌手として有名な「奥田民生」さんの歌でこんな歌詞があります。
“車はあくまでも快適暮らす道具。車に乗らないといけないわけではないぜ。
だけど好きなんだ、いいだろ。こんなにも愛しているよ。” (And I Love Car/奥田民生)
これからもクルマは自分の人生と共にあるかと思います。
迷惑をかけてしまっていない限り、周りがどう思うと、好きなものは好き。それが趣味だと思います。
クルマ好きが減ってしまっている時代だからこそ、クルマを好きになってもらえるような言動を、WEBの世界でも実際の世界でも、自らが発信していきたいなと思います。
僭越ながらこうした思いが皆さんに届けば幸いです。
次回はカスタマイズについて書いてみたいと思います。
みなさんの安全も想いつつ、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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Posted at
2018/04/07 15:22:01