導電性アルミテープは意味がない！

導電性アルミテープとは、接着剤に電気を通す素材を使ったアルミテープで、貼るだけで電気的結合ができる優れた電気部品です。

写真左側の導電性アルミテープの方が、黒い色の接着剤になっています。
接着剤の中に導電物質が入れられているためだと考えられます。

カッターの刃に貼り付けて、抵抗値を確認して見ました。
0.026kΩ（26Ω）を示しています。
しっかり貼ればもっと抵抗値が下がるはずですが、強く押し付けてアルミが直接接触しては意味がないので軽く押した程度で測定しています。
３Ｍのデータでは、0.0Ωになっています。

タイトルに「導電性アルミテープは意味がない！」としたのは、電気部品としての「導電性アルミテープ」を否定したわけではありません。

アルミテープ効果を期待して貼るときに「糊に【導電性】が無かったら貼る意味がない！」と書かれていたことに対する表現です。

整備手帳：「導電性アルミテープでないと効果がないのか？」において、銅箔テープ・100均のアルミテープ・アルミテープブラック・３M導電性アルミテープ を比較実験したところ、どれも除電効果が確認され、大きな違いは認められませんでした。

除電効果のために高価な「導電性アルミテープ」を使用しても、他のアルミテープと変わりがなく、わざわざ「導電性アルミテープ」を使用する意味がないということです。

フツー（常識的）に考えてみれば、電気を通さない樹脂製部品に貼るのに0.01mm程度の接着剤が導電性であろうが絶縁体であろうが大きな影響を及ぼさないのは十分に予想できることです。

それなのに、どこから「導電性アルミテープでなければ貼る意味がない！」ということが出てくるのでしょう？

・根拠も示さず「導電性アルミテープでなければ貼る意味がない！」という人
・それを確かめもせず鵜呑みにして施工する人
こんな人のレポートは当てになりません。
さらに、そんなレポートに「イイね！」をつけている人の意識にも疑問をもちます。

こういう人達が能書きだけで”オカルト・グッズ”を購入する人たちなのでしょうね。
経済効果には貢献していますが、ＳａｅＸａからすれば”悲しき消費者”と名付けたくなります。

タイトルに「導電性アルミテープ」とついていたら、そんな人たちではないかと思ってみてみましょう。


SaeXaのお友達やファンは、賢くカーライフを楽しんでいく人達であることを願っています。

整備手帳：「導電性アルミテープでないと効果がないのか？」
https://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/4052738/note.apx

まとめ記事：アルミテープ効果の”見える化”と検証
https://minkara.carview.co.jp/summary/1741/