この記事は、
予防安全やエアバッグに関してについて書いています。
皆様こんにちは。JASHSです。
昨日書いたJASHSブログに、車の開発に関わっておられる方からコメントを頂き、さらにトラックバックで私のブログに関してのブログを上げて頂いた方がいました。
詳しくはトラックバック先をご覧頂きたいのですが、
車の開発に直接関わっておられる方からJASHSブログに対してコメントを頂くことはあまりないので、貴重なご意見が頂けたことを素直に嬉しく思いました。
私は、昨日書いたブログに
軽自動車や小型車には、安全性の低い車が平気で売られているわけで、
私のような経済状態の人間は、そのような車をメインカーにして生きていかなければならない訳ですが、それはいつもメーカーから、
「貧乏人は死んでも構わない。」
と言われているような気がして落ち込むんですよねえ。
と書いたのですが、その表現に、車の開発に実際に関わられている方としてとても悲しい気持ちになった、とブログには書かれていました。
ブログを拝見して、内容には納得する部分も多々あったのですが、最終的には納得のいかない点が2点ほどありました。(その方のブログでは予防安全についても触れられていますが、基本的にJASHSでは予防安全では無く衝突安全に関わる受動的安全装備の全車標準装備化を目的にブログを書いていますので、少し誤解があるなあとは思うのですが・・・、そこはまあいいです。)
その2点というのが、
「日本車の海外仕様には6エアバッグが標準装備されているのに、同じ車の日本仕様では、6エアバッグ(の内サイド・カーテンエアバッグが)オプションもしくは設定すらされていない車がある」
(例:エスクードとか)
ことと、
「日本仕様でも同じ車で上位グレードには6エアバッグが標準装備されているのに下位グレードにはオプション設定すら無い車が存在すること。」
(例:ワゴンRとか)
この2点についてはブログを拝見し、何度読み返してみても納得がいかないなあと思ったわけです。
結局の所、
そこに、
「JASHSが求めているもの。」
の核心があるなあと思いました。
確かに、
例えば軽自動車で2エアバッグと6エアバッグの装備差は実際の事故の時にどれほど違いがあるのかと言われると、突っ込んできた相手が大きなトラックとかだったらほとんど違いはないのでしょうが、
横から突っ込まれたのが軽自動車で、「カーテンエアバッグがあれば亡くなることはなかったのに」等という状況が全くないとは、私は断じて思えません。
たとえ物理法則で説得されようとも、
実際販売している車に6エアバッグのものとそうでないものがある以上、そこに意味を持ってメーカーは装備を付けているわけでしょうから、どちらが安全にとって有効な装備かは明白
だと思いますし、そこについては納得することはできないと思いました。
受動的安全装備に関して言えば、
「乗員分の3点式シートベルト、乗員分のヘッドレスト、6エアバッグ」
は、現代にあっては標準装備すべき基本的な装備だと思いますし、それが仕様やグレードによって使い分けられるものではないと、改めて強く思いました。
失礼しました。
【追記】
かまぐりさん、
おかげでJASHSの求めるものをよりシンプルに認識することができました。ありがとうございました。
Posted at 2017/05/26 09:37:01 | |
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