チャリンコでしまなみ海道を走り広島県の生口島まで行きました。
愛車は2年前に買ったはっさく7号のパナソニック折り畳み電動自転車「オフタイム」です。
この自転車を買ってからは自転車に乗るのが楽しくて、レヴォーグを買うまでは結構乗ってました。
このしまなみ海道をはっさく7号で走るのは3年目になり、1年目は大島・伯方島まで行き、2年目は大島だけ、今回は大島・伯方島・大三島・生口島まで行きました。
生口島まで片道43キロほどあり、大島では2つの長い坂もあったり、それぞれの橋に乗るまでに急な坂道があるので結構時間がかかるので大島・伯方島・大三島はほぼ素通りの予定です。
出発は今治の「サンライズ糸山」に車を停めて朝7時の出発です。
写真は明るいですが、まだ少し薄暗いです。
ここから橋まで登りですが、電動なのでかなり楽です。
電動自転車を乗っている方はご存知だと思いますが、疲れないコツは力を入れないでペダル漕ぐことです。
例えば、その坂を登るのに10の力が必要だとすると、気合を入れて人間が8の力を出すとモーターは2の力しか出してくれませんが、人間が3の力で漕ぐとモーターは7の力を出してくれますので楽に走れます。
なのでヘナヘナ、チンタラと漕ぐことがコツです。
ちなみに、人間の力がゼロとか1の力だと登れませんので、少しは力が必要です。
一番最初の橋は世界初の3連吊り橋の「来島海峡大橋」です。
今治と大島を結び、全長は4405mです。
橋の上からの眺望です。
橋から海面まではかなりの高さがあり、見下ろすと怖いです。
大島に着いてからは島の中央部にある道を走りますが、坂が2ヶ所あります。
最初の坂もそこそこ長い坂ですが、2つ目の坂はさらに距離もありますし高低差も大きいです。
電動自転車とはいえ、ゼロの力では登れませんのでやっぱり疲れます。
ちなみに、登坂でロードバイクの人に軽く抜かれましたが、あれは人力だけなのに抜いていくということはもしかして、あっちのほうが楽なのかと思いましたがどうなんでしょうかね?
ま、オフタイムは7段変速機付きではありますが重さは20キロありますし、タイヤの口径は20インチと小さいのでスピードや長距離は苦手です。
途中お腹が空きましたが店はどこもあいていないのでコンビニでコーヒーとサンドイッチで済ませました。
で、やっと島の中央部を抜けて反対側の海に出ました。
ここで10分ほどトイレ休憩と写真をパシャリ。
奥に見える橋は大島と伯方島を結ぶ「伯方・大島大橋」です。
このあたりの潮流はかなり早いです。
帰りに写真を撮っていますので見てください。
2つ目の橋で「伯方・大島大橋」です。
長さは1230mです。
いきなり3つ目の橋で「大三島橋」です。
長さは328mで、伯方島と大三島を結ぶ橋です。
大島も伯方島も大三島も前回・前々回と観光をしながら回っているので今回はほぼ素通りです。
大三島に入りました。
大三島と伯方島の間の写真ですが、この辺は鼻栗瀬戸と呼ばれ、時速13キロ以上の激しい流れで船乗り泣かせの難所ということです。
小さな島で古城島と言いますが、この小島を拠点に瀬戸内海で大きな勢力を誇った水軍、村上氏の居城跡城跡との事。
奥に見えるのは大三島と生口島を結ぶ橋で「多々羅大橋」です。
橋を渡る手前にある道の駅「多々羅しまなみ公園」で、サイクリストの聖地と書かれた石のモニュメントがあります。
って、誰が決めたん?
という感じですが、そうなるように想いを込めて命名したそうです。
ここで、アクシデント・・・
このオフタイムは2013年モデルからパワーアップして、出だしの時に強めにペダルを漕いで前輪を軽く浮かせるとウイリーをするのですが、面白がって何回かしていたら(前輪が浮くだけでウイリー走行は出来ませんが)強く漕ぎすぎて勢いよく飛び出してしまいました。
ハンドルを離すと大変なことになりそうだったのでそのまま握っていたら膝から転んでしまいました・・・
結構痛かったのですが、膝をみたらズボンが破れてました・・・
幸いにも自転車はほとんど無傷だったので良かったですが、ズボンは今日でサヨウナラとなりました・・・
アイテテテ・・・
奥に見えるのは寒さ対策で穿いているユニクロのヒートテックのタイツです(昔風に言うとパッチとかステテコですな)。
ちなみに、普段は穿いてないっすよ(^^;
10分以上、膝がズキズキ痛みますが、歯を食いしばって出発です。
で、最後の橋で「多々羅大橋」です。
国内最長の斜張橋で長さは1480mです。
生口島に上陸です。
広島県に入りました。
ここですでに時間は12時近くです。
ほとんど観光をしていないのにチンタラ走っていたのでここまで5時間近くもかかってしまいました。
生口島にあります、サンセットビーチと呼ばれる砂浜です。
ちなみに、瀬戸内海の砂浜は白砂です。
僕はこれが海の砂だと思っていたので、東京に行って初めて湘南に行ったときに砂が黒いので驚いた記憶があります。
奥に見える橋はしまなみ海道の橋ではありませんが、生口島と高根島を結ぶ「高根大橋」です。
観光パンフレットで夕暮れ時に撮った写真は風情があっていい雰囲気でした。
「耕三寺」です。
パッと見は歴史を感じさせる建築物ですが、大正・昭和期に活躍した実業家の金本耕三氏が1936年から作ったものです。
拝観料は1200円でしたし、ゆっくりも出来ないので外から見るだけ~
お腹も空いたので近くにある「すいぐん丸」で生口島名物のたこ飯を食べました。
たこ飯の量が少なかった・・・
近くにある、国宝「向上寺三重塔」です。
階段を少しだけ登りますがこれまでの疲労もありちょっとしんどいです。
なかなか歴史を感じさせてくれる建物で良かったです。
時間は2時頃だったと思いますが、早く帰らないと暗くなりますので来た道をUターンして帰ります。
かかし軍団も応援してくれます。
サイクリストへのミカンのサービスです。
美味しかったです。
アリガトー!
ちなみにこの近くで地図を見ていたら地元のおじさんがネーブルを1個くれました。
またまたありがとうございますm(__)m
ここ生口島は国産レモン発祥地だそうです。
あっ、
生口島の名物だそうです。
はっさく大福とかはっさくゼリーなど色々あるようです。
ひたすらペダルを漕ぎ、大三島に入り先ほど転んだ道の駅で高原ミルクのソフトクリームを買いました。
ここは高原ではありませんが・・・
みんカラで皆さんのブログを見るようになってから遠出をすると必ず食べるようになりました。
甘くて美味しいです。
ちなみに、これまでブログ等を書いてこなかったので写真を撮るクセがなく食べてから気付いて写真を撮っているので食べかけです・・・。
(さきほどのたこ飯もそうです・・・)
だいぶ飛びますが最後の島であります大島での急流ポイントです。
これは川ではなく海です。
かなり潮の流れが早いです。
夕暮れです。
明るいうちに戻るのは無理でした。
最後の橋(来島海峡大橋)の手前にある道の駅ですが、着いたのが5時15分くらいでしたがもう店は終わっており、お土産も買えませんでした。
いよいよ最後の登り坂です。
橋の上。
写真では少し明るいですが、実際にはかなり暗いです。
で、5時50分くらいでしょうか車を停めているサンライズ糸山に到着。
お疲れの意味も込めてまたソフトクリームを食べましたが写真は撮り忘れました。
ということで、全行程89キロ、約11時間の自転車の旅でした。
ロードバイクなら大した距離ではないですが、20インチの折り畳み自転車では結構走ったと思います。
足もかなり疲れました。
帰りに前から行きたいと思っていた雰囲気のよさげなガラス張りの喫茶店「PITON」でサーロインステーキ(200g)と大き目の有頭エビフライ(1本)の定食(1580円は安い!)をガッツリ食べて、自宅近くの日帰り温泉施設「かみとくの湯」に入ってさっぱりしてから帰りました。
今回は距離を走った関係で観光はあまり出来ませんでしたが、天気も良く景色を見ながらの旅は気持ちよく楽しかったです。
登り坂は電動自転車でも少ししんどいですが、下り坂はスピードも出てバイクさながらのハングオンでコーナーを攻めたりと楽しかったです。
自転車を買ってよかったですし、持ってきてよかったです。
しまなみ海道で自転車で行っていないのは向島と因島になりますので、来年は途中まで車で行って後は自転車で回るなどして制覇したいです。