あの未だかつてない災害から9日。
夜も眠れない緊張感、水がでなくてお風呂にも入れなかった
当時のストレスを思えばだいぶ改善されてきているとは思う。
一番近くのスタンドが一昨日一度あいたきり、
今はトラックの給油しか受け入れてくれない。
現時点でムリなことはムリ。
現状を受け入れて行くことが自分や家族にできること。
これからは、余計な事を考えるとストレスをかかえるだけ。
お風呂に入れて、トイレの水が流れて、ようやく近場のスーパーが営業を始めた。
(車で行かなければ、ムリな距離だが)
"最悪、ご飯に塩かけて食べられれば十分。"
そう考えてた次期があったんだから、
十分上向き加減。
そして
被災して避難所生活を送っている人々を思えば、
現状の不便さなどまったく問題ないと考えるようにしている。
ここのところ
時々、急にわけがわからない涙がドッと流れてくる事がある。
もちろん、子供に涙なんか見せてはいけない。
出産後、ホルモンバランスの急激な変調で急に涙が止まらなくなった
あの当時の兆候に似ている。
もう、テレビをつけて悲惨な光景の垂れ流しをみるのは心にもよくないという信号だ。
あの産後のウツウツウルウルの時、自分を元気にしてくれたもの。
映画「エリン・ブロコヴィッチ」
ジュリア・ロバーツ演じる主人公の屈する事のないあの強さ。
どこからきているのかというと、必死に子供を守ろうという防衛本能と
被害者の家一件一件訪れ、実際に垣間みた被害の現状と苦しみを把握する冷静さ。
その傷みを思いやる心が一人の女性を強くしているのだ。
そして最後の場面、大手企業から史上最高金額の和解金を勝ち取り、被害者の家族に報告に行く最高に感動的なシーン。
本当に素晴らしい。。。
相手の傷みを思いやる心、そして人間の不屈の精神を再確認させられる映画だと思う。
自分にはあんな大きな活動はできないけれど、
今は何か元気をあげられることができるのではないか,,,,,
そんなことを漠然と考えている。
その自分が元気をなくしたら、他の人たちを思う余裕などなくなってしまう。
とにかく、一人一人が元気でいること。
そのためには、冷静に情報を取捨選択すること。
ネットでは今回の原発事故を「チェルノブイリ」に例えたりしている情報、
そして情報に動かされて西に逃げる人々がいるという事….
こういった情報は一切自分の中で排除している。
そういう場合は都合良くきっぱり、切り捨て無視する。
「ひとはひと、自分は自分」
って。
さっき、原発で決死の放水作業を終えた人々の記者会見を見た。
その人たちの言葉をじっときいていた。
もちろん彼らにも家族がいる。
家族たちは、危険に身をさらして戦っている
自分の夫そして父親をずっと信じて待っている。
自分が住む地区は、原発から約70km。
問題ない。
ずっと、そう信じている。
今、必要な事。
情報の取捨選択
余計な情報に右往左往しない
そして、一人一人が元気になること
信じて待つこと
癒され、元気になる歌です。
Clémentine / 上を向いて歩こう (Sukiyaki in French)
<追記>
それと
前に書いたブログ、「スパイダーマン」にも
今の時期に大事な言葉が満載です。
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Posted at
2011/03/20 12:11:00