余ったシガーソケットの取り外し……は思ったより大変でした

シガーソケットは2つもいらない。1つで十分……ということで、センターコンソールパネルを2015年10月マイナーチェンジ（MC）後期型のものに交換したために、余ってしまったMC前期型のシガーソケットを、
http://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/car/2004195/4088733/note.aspx

MC後期型用の目隠し板（POCKET 68961-6A00A）で塞ぎます。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/car/2004195/8227805/parts.aspx

前回の整備手帳でも少し触れましたが、もう少し詳しくおさらいします。MC前期型のシガーソケットがついている中央足元パネルは、左右2箇所のクリップで固定されています。

このクリップ、最初はどうやって外すのか分からず、だいぶ苦戦しました。隙間にスマホのカメラを押し込んで裏側の構造を把握してみたり、裏側から押したり、色々試してみたのですが、最終的にはGoogle先生頼みで、「クリップ中央の●を、棒の先で奥に押し込めばロックが外れる」ということが分かって、どうにか解決しました。

外したクリップはこんな感じ。

●を押すか引くかするとロックが外れる構造です。取り付ける時には中央のピンを飛び出した状態にして押し込めばロックできます。構造さえ分かっていれば何の苦労もしないタイプのクリップですね。

……この後取り付ける時にピンを折ってしまったので、後日イエローハットで互換品を買ってきました。

中央足元パネルの内側には、シガーソケットと、インテリジェントキーのリモコン受信ユニット（書かれていた部品番号から判断）の配線が繋がっていました。コネクターを引き抜いて外しておきます。

パネルの内部にはスカスカの空間が広がっていました。ここに小物入れなりスピーカーなりを入れればいいのに……。そのうち吸音材でも詰めようと思って、この作業の後、ニードルフェルトとシンサレートをAmazonでポチりました。

それはさておき、配線を外せばパネルを自由にできるので、広くて暖かい屋内で、じっくりと作業ができます。

シガーソケット内側に2箇所のツメがあります。両方のツメをドライバーなどで同時に外し、まっすぐ引き抜けば外れます。このシガーソケットは車種専用ではなく、それどころか幅広いメーカーで使われている汎用品のようなので、「シガーソケット 外し方」で検索すれば、幾つかの詳しい解説が見つかります。

……と書けば簡単そうですが、これ外すの無茶苦茶難易度高いんですけど！ ツメ2箇所を外しつつ引き抜くなんて、腕が3本くらいないと無理でしょ！？ ツメは固くてなかなか外れないし、傷をつけずに外すのは無理なんですけど！

そして、どうにかしてツメが外れたら、絶対に捻らずに、まっすぐに引き抜かなければなりません。うっかりグリグリ捻って外そうとすると、ツメが別の溝に引っかかって再び抜けない状態になりますし、そもそも角度が合わないと出口を通れなくなる形状になっているので、まっすぐ引き抜かないとダメなんです。さもなければ進むも地獄戻るも地獄という、文字通りの抜き差しならない状態に陥ります（体験談）。

かなり苦戦して外しました。シガーソケットが引き抜ければ、シガーソケットの蓋部分のツメも外れるので、蓋も同様にパネルから外れます。

意地になって取り外したシガーソケットですが、実のところMC後期型のセンターコンソールパネルには新しいシガーソケットが最初から組み込まれているので、このシガーソケットを無傷で取り外す必要はありません。おそらくキャップ部分についているツメをニッパーなどで切断すれば、パネルを傷めることなくシガーソケットを撤去することができるかと思います。あるいは無理にシガーソケットを外さず、配線を分岐させてシガーソケットを2つにする方が楽だったかも知れません。

ともあれ苦労しましたが、最後にMC後期型用の目隠し板を被せて穴を塞げば、シガーソケットの撤去は完了します。

苦労して取り付けた割には、あまり穴を隠せていない感じの目隠し板ですが、MC後期型は納車時からこういう状態になっているので仕方ないでしょう。まあ、通常はこの位置、MC後期型センターコンソールパネルに追加された小物入れに隠れて死角になりますから、あまり気にならないはずです。