宮本輝の小説ではないが、大阪の川は全部 泥の河である。
泥の川沿いには工場群や貧民街が乱立し、独特の風景を生んでいる。
赤貧洗うが如し吾輩の住む風呂無し文化住宅もご他聞にもれず、
経済高度発展期に体積したヘドロの河沿いに建っている。
河には様々なものが流れつき、様々な事件が発生する。
本日は誤って転落したのか、はたまた自ら入水したのか、
大救出劇が繰り広げられていた。
さっそく大事なひとり娘と見学に出撃。
この河のヘドロは厚く、一旦潜ると二度と遺体は上がらない。
消防と警察が日没であきらめて撤収する姿を何度も目撃している。
サーチライトに照らされて人間らしき物体が引き上げられて
がんばれ! という声と 確保! と言う声が聞こえたので
なんだ、助かったのか、つまんない・・ と我々も撤収。
他人の不幸は蜜の味、助けられてはお話にならぬ。
それはされおき、
今回は場所から考えて、お花畑を見るために自分でジャンプしたものと思われるが、
何があったか知らねども、逃げたらダメです。
家出・夜逃げの常習者である吾輩が保証する。
逃げてもいいことありません。
それに気付いて、何があってもナニクソ!ドスコイ!と踏ん張るようになってから
毎日楽しくて仕方ありません。
我が人生に悔い無し。
悔いがあるとすれば、それは吾輩に美人の娘が出来なかったことである。
吾輩は三船敏郎であるからして、娘は当然、三船美佳ウリ2だったハズである。
借金してでも宝塚音楽学校に入学させていたハズである。
雪組か 宙組の男役トップになっていたハズである。
そして吾輩は宝塚スターのお父さん、としてテレビなんかに出演して
地蔵ブームに火がついて笑っていいともにレギュラー出演していたハズである。
返す返すも無念である。
仕方ないから、うちの大事なひとり娘を 今朝のワンコに出演させて
ブームに火が点いて、ポチたまにも出演して、
志村けんにも出演して、男前の飼い主さまが有名になって
スターへの道を歩んでみるか・・。
Posted at 2008/02/10 20:26:02 | |
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