福岡市と唐津市を結ぶ国道202号線 (糸島市-二丈浜窪) の海岸線沿いにある『箱島神社』へお詣りに行ってきました。
海岸から突き出た海に囲まれた小島に鎮座する神社で、道路から見ると、一本の石の道が小さな島へと続いています。
まるで『糸島のMINIモンサンミッシェル』・・・
海の上を渡る橋の向こうには、白い鳥居が建っています。
地元の方からは「箱島様」と呼ばれており、箱島神社のご祭神は・・・
◯ 塞坐三柱大神(さやりますみはしらのおおかみ)
◯ 西宮大明神(にしのみやだいみょうじん)
◯愛染明王(あいぜんみょうおう)
の三柱です。
「塞坐三柱大神」は村境に祀られ村を守る神様、 「西宮大明神」は大漁の神様、 「愛染明王」は愛の神様といわれています。
鳥居をくぐり、島へ続く道を進んでいくと祠があります。
祠(ほこら)にある『火吹きの竹』で、悪い方の耳を吹けば「耳の病が治る」と伝えられ、耳の神様とされています。
愛染明王のご利益にも注目で、愛染明王は、奈良に本山がある真言密教の『敬愛を本体するとする神様』で、恋愛を助ける神とされており、この明王を信仰すると美貌になるとも信じられ、恋愛成就のパワースポットとしても注目されているとの事でした。
愛の神様・愛染明王は「煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることは出来ない、むしろこの本能そのものを向上心に変換して仏道を歩ませる」とする功徳を持っているとも・・・。
【愛染明王十二大願】
1.智慧の弓と方便の矢を以って、衆生に愛と尊敬の心を与えて、幸運を授ける。
2.悪しき心を加持して善因へと転換し、衆生に善果を得せしめる。
3.貪り・怒り・愚かさの三毒の煩悩を打ち砕いて、心を浄化し、浄信(菩提心)を起こさしめる。
4.衆生の諸々の邪まな心や、驕慢の心を離れさせて、「正見」へと向かわせる。
5.他人との争いごとの悪縁を断じて、安穏に暮らせるようにする。
6.諸々の病苦や、天災の苦難を取り除いて、信心する人の天寿を全うさせる。
7.貧困や飢餓の苦悩を取り除いて、無量の福徳を与える。
8.悪魔や鬼神・邪神による苦しみや、厄(やく)を払って、安楽に暮らせるようにする。
9.子孫の繁栄と、家運の上昇、信心する人の一家を守って、幸福の縁をもたらす。
10.前世の悪業(カルマ)の報いを浄化するだけでなく、信心する人を死後に極楽へ往生させる。
11.女性に善き愛を与えて良い縁を結び、結婚後は善根となる子供を授ける。
12.女性の出産の苦しみを和らげ、その子のために信心すれば、子供には福徳と愛嬌を授ける
小さな社ですが、海に浮かぶ盆栽のようなロケーションに、愛の神様・・・と神聖な魅力的に思える不思議なスポットです。
玄界灘や糸島富士の景色も見事で、糸島ドライブの際はお勧めの参拝コースです。
何方かが・・・
[補足]
駐車場はありませんが、路肩沿いに駐車して、参拝が出来ます。
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Posted at
2017/09/18 18:06:09