魅力不足？

8Beatさんのブログにコメントしようと思いましたが書きたいことを書くととてつもなく長いコメントになりそうだったのでブログで書きます(笑
車が売れない理由についてのことなのですが前々から思っている見解を...。

車を買い替えない理由として「今の車でも充分快適なので買い替える必要性を感じない」という人は多いでしょうね。
現状で満足している人が大半と思います。
現代の車は耐久性、安全性とも充分なレベルにきているのでそこから発展させようと思っても最近は使い勝手の向上が主ですからね。
実際、先々代のライフと先代ライフを乗り比べると、ボディ剛性が格段に向上しており劇的に走りの面で差がありましたが、先代と現行ではそう変わりはありませんでした。
しかし室内広さなど使い勝手は進化しています。
特に小物入れ系統は格段に進化！(笑
ですが使い勝手の向上のために100万円以上のお金はなかなか使えないでしょう。

現在開発が急務なエレクトリック化も現代にマッチしているので売れるため、一般的には魅力があるとも言えますが、メカニカルな部分が好きなコアな人には抵抗あるでしょうしこれはこれでなんとも...。
プリウスに乗った時は初代セルシオほどの驚きは無かったですし、ホンダのFCXに乗ってみないことには電気自動車のドライビングの魅力については何とも言えないです。
一言で魅力といっても多様化した現代、大衆的な魅力を求めるということは非常に難しいですね。
一部のクルマ好き(僕たち)の求める魅力と一般の人が求める魅力には差がありすぎますね。

日本人の車の買い替えサイクルのスパンは年々長くなっているので、逆に売れないことはプラスに考えていいのでは？と思います。
日本車はモデルチェンジを頻繁にしすぎですし開発コストを浪費しているように思えてなりません。
欧州車のように6～8年、できれば10年ぐらいの間マイナーチェンジにより熟成させ、その後フルモデルチェンジでガツン！と進化させた方がインパクトがあり注目されるように思います。
耐久性や買い替えサイクルを考えるとやるべき事はこれに尽きると思いますしフルモデルチェンジのサイクルはここに合わせていくべきだと思うのですが...。
モデルライフが短い事によるメリットは当然ありますが消費者はうれしくないですよね。
フルモデルチェンジは最低8年は行わないとかメーカー間で決めたらいいのに...。
モデルライフの長さを魅力と感じる人もいるんですからね。

こういったことを考えると自動車メーカーは規模を縮小するべきでは？と感じますしむしろ必然的とも思えます。
売れない売れないと騒いでますが、売れなくなったというより今まで売れすぎていたと取った方が自然に感じます。
普通に考えてそんな高いものポンポン売れるなんて普通じゃないですもん。
新車が変えなければ中古を買いますし、中古でも程度のいいものもゴロゴロありますからね。

自動車産業は日本経済の要というのも分かりますが税制優遇で売り上げ伸ばしてもなんだかな～って感じですね。
それで売れても「車は売れる！」とは言えないでしょう。
結局後々お金がかからないことをみんな望んでいるんです。
経済的な車が好まれている時点で車はお金をかけたくない存在と言えるわけで...世間一般、車なんてそんなものなんでしょうね。
「ドライブ」という言葉が死語となったように、今の時代「魅力ある車を求める」という気持ち自体、一部の車好きにしか分からない気持ちなのかなと思いました。

「車が壊れたから買い替える」「魅力的な欲しいモデルが出たから買い替える」「維持できないから買い替える」という理由はわかりますが「車検がきたから買い替える」ってなんじゃそりゃ！って感じです。
いい加減、買い替えを促進するような制度はすべて無くすべきと思います。
そうしないとクルマ(購買)の本当の実力は見えないでしょう。
大事な愛車。楽に長く乗り続けたいと思いますよね。

写真は今朝の８。
表面凍ってる！？ヾ(;☆ω☆)ﾉ