エンジンオイル・エレメント・ATF(失敗でついでに)交換

納車されましたが、激安の現状渡し車なので自分で点検整備しなければなりません。
まずはエンジンオイルとオイルエレメントを交換します。
写真はオイルを抜いているところ･･･ですが、おわかりでしょうか？

これエンジンオイルじゃなくてATFだったんです･･･
FFでATの車のオイル交換をしたことがなかったので、おもむろにドレンを開けたらミッションのオイルパンだったのです＼(^o^)／

MTばかり乗ってたので、ミッションにオイルパンがあるなんて知らなかった･･･

抜いた分補充しないととりあえず走れないので、オートバックスでATFを売ってもらいました。
１リットル1000円です。

ATFはそう交換するものではないので、給油口はありませんのでATF用のレベルゲージの穴から補充します。
直径5mm程度の穴なので硬い紙でできたチラシを丸めて漏斗にしたものを使って注油します。
ATFはミニカで全容量が４リットルでドレンからは２リットル程度が抜けます。

ここで言いたいのは今回のようなのっぴきならない事情がない限りATFは気軽に交換すべきものではありません。
ATの内部は非常に複雑且つ繊細で、髪の毛が一本入っただけで壊れることもあるようです。
特に5万キロ以上に渡って、ATFを交換していない車両は不用意にATFを交換すると内部に堆積した汚れがオイル経路に詰まり致命的なトラブルを起こす可能性があります。

交換する場合は2万キロに一度は新車時から交換する必要があります。
それも、車両製造時並の清潔な環境で行う必要があるのです。

交換歴がわからない車両はATは触らないのが吉でしょう。
点検でレベルゲージを見ただけで壊すかも知れないので。

ATFの点検方法はエンジンオイルと異なります。まずエンジンをかけ、水温が上がりきるまで暖気します。
次にアイドリング状態でシフトゲートをP→R→D→2→Lのような感じで各ギアに10秒づつくらい入れて逆の手順で今度はL→2→D→R→Pの順でまた10秒づつおきながら戻して行きます。

そしてアイドリング状態のまま、ATFレベルゲージを引き抜き指や不織布で拭ってもう一回差し込み抜いて、HOTを囲っている切り欠きの下限くらいにあれば大丈夫です。

レベルゲージを戻したら、さらに２０分程度走行し再度レベルゲージをアイドリング状態でチェックしHOTの上限を大幅に上回っていないかチェックします。
大幅に上回っている場合は多少抜かなくてはなりません。

少ないと焼き付き、多すぎても故障の原因になります。

操作は簡単便利なATですが、扱いの難しさはMTの比ではないですね･･･

今時の複雑な変速機構を持つ車は車種専門、もしくはATの整備に精通しているプロに依頼しましょう。
DIYは危険すぎます((((；ﾟДﾟ))))

ここでやっとオイル交換に取り掛かれます(ノД`)・゜・。
一応全合成油のモリドライブレスキューを入れて見ました。
エレメントも交換したので３L全部入りました。

ミニカのエレメントは下に潜るか、運転席側フロントタイヤを外さないと交換できません。
奥まっていますが、スペースは意外とあるので工具はなんでもいいでしょう。
絞めるときは手で目一杯締めて完了です。

ついでなので、リアシートとトランク内装を外して軽量化してみました(・∀・)

なんだか無駄にスパルタンな感じです(笑)

最後に洗車して完了です。
ボディの塗装は無駄に綺麗です(笑)
所有してる３台で一番状態がいい塗装で、洗車傷すらありません＼(^o^)／

ただところどころ錆が･･･

機関の方は絶好調で、エンジンもミッションも振動がなくなり安心して乗れるようになりました。