毎年、立春を過ぎてのこの季節はそれなりに寒い晴れの国きびだんご県はめばる市ですが、
本日は全国的に日曜日なので昨年晩秋に材料を買ってそのままに成っていたのを資料と
解析SOFTと計算尺と対数表にらめっこしながら完成させたアマチュア無線用のアンテナを
我家から直線で6.45kmも離れた標高が234.5mもある山に持って行って試験運用を朝から
行う予定でしたが、目覚めて見ると肩から右腕が激痛で、痺れて指も上手く動かないので
いつものことで天気予報は外れて天候が崩れる自己診断予測でした(=゚ω゚)ノ
サロメチールスプレーして、モーラス湿布を貼っておとなしく自宅で他の局長さんの無線を
聴いて遊んでいたのですが、懐かしい高校時代の無線部先輩が電波を出していたので、
直ぐにシグナルの強さからおっちゃんが移動試験運用予定の山の上からだと気付いて
短い交信の後、遅れること半日以上、午後3時前くらいに山へ自動車登山です(´0ノ`*)
先輩と懐かしいお話をしているとなんと、珍しくもめばる市に雪がかなりの本気?で降って
来てめいくーぱー号の屋根にも少し積もっちゃいました。山の天気とお姉ちゃんの気持ち
は変わり易いとは非常に当ると信じているおっちゃんですけど、早くから来ていた先輩と
お別れしてから折角に来たのだからとアンテナを設営して電波を出してみました。
午後3時半頃には雪も止んで流石に雪山登山にならなくて本当に良かったです( ´艸`)
おっちゃんが作ったアンテナは430MHz帯で使用する7エレメントのHB9CVアンテナと
W8JKアンテナと日本の八木・宇田アンテナをミックスさせた位相給電式のアンテナで、
大昔の無線雑誌に掲載されていたものをアレンジしたものです(´0ノ`*)
送受信の利得はそんなに高くないのに、使用出来る周波数帯域幅がやたらと広く保てる
とても不思議なアンテナでして、過去に八木・宇田アンテナは作ったことありますけど、この
ようなアンテナは初めての経験です。HB9CVとはスイスのアマチュア無線家でその方が
W8JKアンテナを改良進化させたアンテナの俗称にコールサインがそのまま使われて
います。W8JKもアメリカの天文学者で無線家の方のコールサインがそのままアンテナ名
になっています。W8JKアンテナの対数理論展開したアンテナで軍事的に研究発展した
広帯域アンテナのログペリオディックアンテナは現在も宇宙通信や航空機、軍事的に使用
されています。昔のアナログTVで活躍した八木・宇田アンテナとは給電方法の違い、整合
方法の違いから形状は似ていますが別種のアンテナです。同じような指向性アンテナなの
ですけど目に見えない電波を計算式で導きだし、現在はPCで解析まで出来る時代でも、
実際に使ってみないとその性能実測数値が大きく異なるからこれまた厄介です。
使用する材料の導電率から金属で無い部分の誘導絶縁率など材質も大きく影響して来る
ので完成したら実際に使用して調整する必要が出て来ます。商用ではなく、もっぱら個人の
無線技術の興味によって行われるアマチュア業務通信だから、実際に実験室も無いので
おっちゃんのように行き成りフィールドぶっつけ本番して通信して他の局長さんにレポート
頂くのが非常に有効です。
きびだんご市南区方向に向いてる画像
カメラの三脚を使ってエレベーションを一杯にUPさせて更に雲台のグリップ端にUボルト固定
これで地上から160cmくらいの空間が稼げます。設計理論値は地上から1.5~2mで計算。
無線のアンテナって地上からの高さもかなり影響するので今回の雪山頂上付近と我家では
234mくらいの差が出ますΣ(・ω・ノ)ノ!
本日の試験運用では出力5Wで、粉もん府堺市、うどん県高松市、うどん県善通寺市、
きびだんご県きびだんご市の各局に交信レポート頂きました(≧∇≦)ノ彡
2月下旬には今年は本格的に春になると気象予報士がいい加減なことを言ってるので、もう
少し暖かくなったら今日の雪山登山場所から運用したいと思います。
交信中に駐車場で直接お会いしたきびだんご県むらすずめ市の局長さん、お車に同じく
クローバーマークが努力義務で貼ってあっても、素敵なフィルムカメラとD200の撮影を
これからも頑張って下さい。撮影の合間にご挨拶ありがとう御座いましたm(u_u)m